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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年02月05日
A004  「習慣」という自作の遺伝子〜(1)
「人間は親から遺伝子をもらって、50才まではそれで生きられる。でも50才を過ぎたら第2の遺伝子を作らなければならず、それが習慣です。」とのお話があります。
年齢を重ねる自分と冷静に向き合って、健康な”習慣”を作っていきたいと思います。


1、老年医学

「病気にならない15の食習慣」〜楽しく生きる長寿の秘訣〜(日野原重明聖路加国際病
院理事長著、青春出版社)から冒頭の一節を引用させていただきます。

「老年医学というのをご存知でしょうか。老化現象を中心に、老年期の疾患や症状の治療
法を研究する学問です。私はこの学問に65才位から興味を持ち始めました。すると、老いていく自分を観察するのが面白くてたまらなくなりました。
自分の老化を認めるなんて嫌だという人もいるかも知れません。それは冷静に自分と向き
合っていないからです。愛情を持って見つめようとしないからです。
どんな運動がいいのか、何を食べたら良いだろうかと、仮説を立て、自らの体で実験し、
思うような結果が出たときは楽しいものです。」

この老年医学について少し考えてみました。

私たちセカンドライフ世代の会話では、「やっぱり年だねー、だめだねー」とか「随分疲れやすくなった。以前はこれ程ではなかったのに!」
などという話がよく出てきますね。

自分が、若いときとは違ってきたことを認めるような物言いではありますが、そうは言いながらも本心ではそれを認めたくないようです。むしろ、上記のような言い回しをしながら、自分の実態から目をそらそうとしているようでもあります。

気分転換の為の一つの便法だろうとも思われ、変に深刻に受け取ってマイナスイメージをかき立てるよりはよい、と思いもします。

これからの人生、願わくば太く(健康で、楽しく)、長く・・と行きたいものですが、そうは思ってもなかなか望み通りには行かないのが現実というものでしょうか。

人は得てして為すべき事を為さずに、美味しい果実だけを求めがちです。

誰でも体に良いことの幾つかを、意識的に或いは無意識に行っており、そのまま続けていれば美味しい果実を得るのですが、何かの事情で一旦休むと再開にはかなりの努力を要することになるのは、誰にも経験ずみのことと思います。

高齢化すると共に人生の経験は広く深くなり、その体験にもとづく知恵も働き応用動作がきく様になりますが、反面、体の動きは鈍くなり体力は落ちて来ます。

この為もあって、自分流の講釈を付けてあれもこれも否定し、結局は何もしないで何時も何かぶつぶつ言っているケースが目立つようにもなるようです。

中には人と会ったり、話をすることが面倒になって引きこもてしまうケースもあります。高齢化するほどこの傾向が強くなるようです。

この様な老化の劣化スパイラルに落ち込むと、世間水準よりも老化が急速に進むであろう事は容易に想像できます。

この様な事態にならぬよう、自分も楽しみ、周りの人にも喜びを与えるような、そこまでは行かずとも、迷惑を与えないような存在でありたいと願っています。

こうあるためには、それなりに心がけ、行動することが必要なのでしょうが、得てして結果だけを求めるようになりがちなのは前述の通りです。

そんな自分を棚に上げて、「誰それは不親切だ」とか「政治が悪い」とか、人のせいにしていては、どんどん人間が縮こまってしいそうです。

これでは折角の人生がもったいない!
どうしたら良いか?

日野原先生曰く「自分の老化を認めるなんて嫌だという人もいるかも知れません。
それは冷静に自分と向き合っていないからです。
愛情を持って見つめようとしないからです。
どんな運動がいいのか、何を食べたら良いだろうかと、仮説を立て、自らの体で実験し、思うような結果が出たときは楽しいものです。」

日頃「一寸したことでも、先ず自分で考えて試してみる事だ。行動することだ」と、自分に言い聞かせています。特別のことがない限り、「あとで」といわず、直ぐに行動するよう心がけています。

なかなか思いと行動は一致しないこともありますが、より多くの達成感・充実感のようなものを感じながら前向きの気持ちで日々を過ごすことが出来るように思います。(続く)

次回予定
2、50才過ぎたら「(習慣)という自分の遺伝子」を作らなければならない
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