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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2013年04月16日
A266「介護する人」と「介護される人」(3)
4、介護の三ム「無理・無駄・ムラ」

「介護される人」が家族に虐待されたり、危められたり、
「介護する人」が疲れ果て人生を狂わせてしまったり、
悲劇的な事件が多々報じられます。

事件までには至らずとも、介護疲れで身も心も疲れ、苦しんでいる人が私たちの周りに、如何に多いことか!

医療制度・介護保険・生活保護などに莫大な財源が投入されているのに、一体何処に
無理があり、
無駄があり、
ムラがあるのでしょうか


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1)制度そのものに欠陥があるのでしょうかか?
(2)運用に当たっての行政に欠陥があるのでしょうか?

・事件が起こり、「行政の窓口に実状を話し、救済を求めたけれど、対応して貰えなかった」という当事者の話に対しては、「プライバシーの問題もあってなかなか家庭内に立ち入ることが出来ないのが問題である」という行政担当者の言い訳けが報じられます。

プライバシーが絡むことは最初から分かり切ったことで、この矛盾を問う声が報じられないのは奇妙なことです。

制度設計の際に
行政は何処までプライバシーに踏み込むか、踏み込まないか!どこまで行政は責任を持つか!
何処の範囲は当事者自身が対処することなのか!
という政治・行政での取り決めはないのでしょうか。
社会的な合意は出来ないものでしょうか。

「介護」に何処まで行政が関与するか!の基本方針がないままに制度だけが先行し、「福祉」の看板が色あせている様に思われます。

・「施設入所を希望したが、順番待ち状態で空きがなかった」との家族の話には「予算に限度がある」「施設が不足している」「医師、看護士が不足している」と、あたかも「当然のこと」と言わんばかりの口調で語られます。

この点でも、「制度か、運用かに問題あり!」との議論が報道されないのはどうしたことなのでしょうか?

医療制度・介護保険・生活保護などが「介護問題」に対処するための福祉政策として登場し、多大の財源を投入しているにもかかわらず、社会的な介護不安はつのる一方のように思われます。

「介護」に何処まで行政が関与するか!の基本方針があって、予算の中での優先順位が決められるなら、違った対応があるはずです。

何処までが政治、行政の責任!
何処までは個人の問題!
を示し、国民的合意が出来たなら世の中は随分変わるだろうと思います。

・・・と、言いはしましたが、「百年河清を待つ」の類だろうと思いもします。
先ずは、自分自身がどう処するか?!
と、考えてしまいます。

(3)報道や世間一般の人々の言動に問題はないでしょうか?

「介護の問題」は、今は他人事であっても、いつかは自分の問題になることなのに、その時までは無関心で通すことが多いようです。

報道は、何故か上記(1)(2)の矛盾をキャンペーンすることなく一過性の記事を流しがちです。売り上げや視聴率への寄与が少ないためでしょうか。一部言われるように、政治行政との利害取引が関係しているのでしょうか。

(4)自分はどうする?

後期高齡者の私は、今は有難いことに日常の行動に不自由しない程度に健康です。
今、なすべきことは?
今と、介護される状態になった時と思いが違うかも知れません。
それならば、その時まではどうするか?(続く)




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