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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2013年04月04日
A262・これからを健康で楽しく生きるために!(7)
8.食事は楽しくありたい!

食事は人生最大の喜びであり、楽しみだろうと思います。
ところが、糖尿病患者の多くは無慈悲にも食事制限を強いられています。

日本の糖尿病治療は「カロリー制限」と「栄養素のバランス」という路線でずーっと続けられてきた為です。

にもかかわらず患者数は増える一方で、糖尿病予備軍を含めて2千2百万人とも言われています。国民の5〜6人に1人は糖尿病といった状態で、まさに国民病です。

患者数増加の原因は「生活習慣の欧米化」とか「運動不足」とか様々な理由付けがされていますが、自称ベテラン糖尿病患者としては20数年間「カロリー制限」と向き合ってきた体験から
「食事の楽しみを否定し続けるような治療法に問題があるようだ!?」との素人考えを持っています。


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「血糖値を上げるのは糖質だから、炭水化物の摂取を減らしてみよう」
「糖尿病学会が言う栄養バランスは炭水化物:タンパク質:脂質=60:20:20ですが、炭水化物を40位にして、タンパク質を増やし、脂質も若干増くらいを目標に試してみようか」との考えで試行しています。

調べてみると、近年、患者の心のケアを考えてか「糖質制限食」を唱える先生の声が高まっていて心強く思っています。

と言っても、「ご飯、パンなど主食はゼロ!」「肉、魚は腹一杯食べても血糖値は上がらない」といった極端な切り替えには同調できず、程ほどの糖質減で様子を見ています。

糖尿病学会の「カロリー制限」意見はかなり根強く、「糖質制限食」の声は抑えられていたようですが、昨年2012年5月の日本糖尿病学会年次集会で「糖質制限食が糖尿病食事療法の選択肢の一つとしてコンセンサスが得られた」と報じられて、「この先制約は残っても、糖尿病患者も食事を楽しむ道がひらかれそうだ」と喜んでいました。

しかし、先般2013年3月「日本人の糖尿病の食事療法療法に関する日本糖尿病学会の提言」なるものが発表されて、そこでは
「総エネルギー摂取量の制限を最優先とする」
「炭水化物のみを極端に減量することは推奨できない」と記述されていました。

唖然としました。同時に昨年5月のコンセンサスはどうなった?と思いました。
当然のことでしょうが、この点は学会内や医療関係者間で議論されていることがホームページから窺えます。

日本の糖尿病治療が大きな変換期に差し掛かっているようで、保守派と改革派の意見対立が表面化した感じです。

何れにしても、糖尿病患者が食事を楽しみながら治療に励み得るような選択肢を与えてくれる学会であって欲しいと願っています。(続く)




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