2012年03月09日
A037 糖尿病とメタボ(2)
<前回>
1、メタボリックシンドローム(代謝症候群)
2、地球はどれほどの人口を食べさせていけるか
<今回目次>
3、糖尿病とメタボ
4、己をコントロールする術(私の体験談)
1、メタボリックシンドローム(代謝症候群)
2、地球はどれほどの人口を食べさせていけるか
<今回目次>
3、糖尿病とメタボ
4、己をコントロールする術(私の体験談)
3、糖尿病とメタボ
日本はメタボ、糖尿病大国の様相を呈しています。メタボ患者の相当部分は糖尿病患者でもあって、その糖尿病認定患者と予備軍は合わせて2200万人を超えるとか。
自虐的に総括すれば、働き、体を動かす以上に飲み食いし、あげくに体のバランスを崩している人がかくも大勢いるということです。
かく言う私は恥ずかしながら病歴20数年のベテラン糖尿病患者です。自省を込めてブログを書いています。
但し私はメタボではなさそうです。
前回、メタボの定義があって、「内臓脂肪型肥満(内臓肥満、腹部肥満)・高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ異常を合併した状態」でした。この内、高血糖だけに該当します。
糖尿病患者の6割は非メタボ、4割がメタボという統計があります。
糖尿病は肥満・メタボというイメージが強くありますが、事実とかなり異なっているようです。
偉らそうなことを言いますが
「言うは易くして行なうは難し」
「されど道は開かれる」
20年程にわたって血糖値を下げるべくカロリーコントロール、運動、薬による治療を体験し、実感してきたこです。
人間には弱い面があって、食欲制限を長年続けることは至難のことです。
運動は体調次第で出来ないこともあります。
しかし、糖尿病との付き合いはこれを承知で取り組まねばなりません。
頭では誰もが知っていることですが、これが理屈通りにはいきません。人間らしさがもたらす所以!とも言えそうです。
4、己をコントロールする術(私の体験談)
・野山歩きとかパソコン作業とか自分の手足を動かし、意識を集中する時間帯を増やすことで、注意をそちらに向ける!
惰性でボンヤリ過ごす時間を減らす!
人それぞれの熱意と工夫で、辛さではなく楽しみと充実感を持って日々を過せる道が開けると思っています。
鉢巻きをして、何が何でも「頑張ろう」と言うのではありません。
「辛い、苦しい」では長続きしません。楽しくなければ長続きしません。一寸した工夫で、知恵で、道は開けるように思っています。その鍵は案外身近にあるようです。
・「食べること」の原点に戻って「必要なだけを美味しく食べる」ことを心がけたいものです。例えば、よく噛むことは、予想以上に満腹感をもたらしました。
・バランスのとれた、しかも過剰に食べ過ぎない食生活を定着させたと思います。例えば主食の米、パンなど炭水化物をやや減らし、大豆や肉類などタンパク質・脂質を増やし、野菜を増やすなど。
・予定作業に注力していると、暴飲暴食、惰性・習慣性の間食、夜食への誘いがお留守になります。
世界を見ると10億人以上の人が食に飢え、饑餓に面しています。我々日本人の多くは何と無自覚な生活を送っていることでしょう。
理屈ではある程度分かっているつもりでも、ついつい惰性に過ごしてしまいます。
その日、その時、食べたい気持ちが抑制の気持ちに打ち克つと無駄食い、過食の流れが止まらなくなってしまいます。
私は20年以上もの間、カロリー制限・運動・飲み薬で糖尿病と向き合って、自分では「節制していたつもり」でしたが結果が伴わず、インシュリン注射をする羽目になりました。
インスリンを打ちながら、やっと血糖値コントロールが出来るようになっています。
こうなって初めて実感したのですが、それまでの「節制したつもり」が何と甘い判断基準であったことか!です。
あれこれと勝手な理由をこじつけて、自分で自分を言いくるめていました。
せっぱ詰まった状態に追い込まれた後にこのことに気付いたのです。
節度ある食生活を送るようにお互い心がけましょう。
「転ばぬ先の杖」;症状が現れる前に、悪くなる前に!
「今からでも良い」、
「遅すぎるスタートはない」。
釈迦に説法とは思いますが、渦中にいるとなかなか自分が見えないものです。
人工衛星から地球を見ような気持ちで世界を見渡して見ようではないですか。
上記のように、地球には10億人以上の人が食に飢え饑餓に面している国があり、1年間に1千5百万人もの人が餓死しています。
今、日本は大震災に打ちのめされ、震災以前からも雇用、金融問題、老齢者生活不安の嵐が吹き荒れていますが、それでも我々日本人はまだまだ恵まれた国にいると思います。
こうして見ると、メタボ、糖尿病と向き合う気持ちに新たな思いが加わるのではないでしょうか。
日本はメタボ、糖尿病大国の様相を呈しています。メタボ患者の相当部分は糖尿病患者でもあって、その糖尿病認定患者と予備軍は合わせて2200万人を超えるとか。
自虐的に総括すれば、働き、体を動かす以上に飲み食いし、あげくに体のバランスを崩している人がかくも大勢いるということです。
かく言う私は恥ずかしながら病歴20数年のベテラン糖尿病患者です。自省を込めてブログを書いています。
但し私はメタボではなさそうです。
前回、メタボの定義があって、「内臓脂肪型肥満(内臓肥満、腹部肥満)・高血糖・高血圧・脂質異常症のうち2つ異常を合併した状態」でした。この内、高血糖だけに該当します。
糖尿病患者の6割は非メタボ、4割がメタボという統計があります。
糖尿病は肥満・メタボというイメージが強くありますが、事実とかなり異なっているようです。
偉らそうなことを言いますが
「言うは易くして行なうは難し」
「されど道は開かれる」
20年程にわたって血糖値を下げるべくカロリーコントロール、運動、薬による治療を体験し、実感してきたこです。
人間には弱い面があって、食欲制限を長年続けることは至難のことです。
運動は体調次第で出来ないこともあります。
しかし、糖尿病との付き合いはこれを承知で取り組まねばなりません。
頭では誰もが知っていることですが、これが理屈通りにはいきません。人間らしさがもたらす所以!とも言えそうです。
4、己をコントロールする術(私の体験談)
・野山歩きとかパソコン作業とか自分の手足を動かし、意識を集中する時間帯を増やすことで、注意をそちらに向ける!
惰性でボンヤリ過ごす時間を減らす!
人それぞれの熱意と工夫で、辛さではなく楽しみと充実感を持って日々を過せる道が開けると思っています。
鉢巻きをして、何が何でも「頑張ろう」と言うのではありません。
「辛い、苦しい」では長続きしません。楽しくなければ長続きしません。一寸した工夫で、知恵で、道は開けるように思っています。その鍵は案外身近にあるようです。
・「食べること」の原点に戻って「必要なだけを美味しく食べる」ことを心がけたいものです。例えば、よく噛むことは、予想以上に満腹感をもたらしました。
・バランスのとれた、しかも過剰に食べ過ぎない食生活を定着させたと思います。例えば主食の米、パンなど炭水化物をやや減らし、大豆や肉類などタンパク質・脂質を増やし、野菜を増やすなど。
・予定作業に注力していると、暴飲暴食、惰性・習慣性の間食、夜食への誘いがお留守になります。
世界を見ると10億人以上の人が食に飢え、饑餓に面しています。我々日本人の多くは何と無自覚な生活を送っていることでしょう。
理屈ではある程度分かっているつもりでも、ついつい惰性に過ごしてしまいます。
その日、その時、食べたい気持ちが抑制の気持ちに打ち克つと無駄食い、過食の流れが止まらなくなってしまいます。
私は20年以上もの間、カロリー制限・運動・飲み薬で糖尿病と向き合って、自分では「節制していたつもり」でしたが結果が伴わず、インシュリン注射をする羽目になりました。
インスリンを打ちながら、やっと血糖値コントロールが出来るようになっています。
こうなって初めて実感したのですが、それまでの「節制したつもり」が何と甘い判断基準であったことか!です。
あれこれと勝手な理由をこじつけて、自分で自分を言いくるめていました。
せっぱ詰まった状態に追い込まれた後にこのことに気付いたのです。
節度ある食生活を送るようにお互い心がけましょう。
「転ばぬ先の杖」;症状が現れる前に、悪くなる前に!
「今からでも良い」、
「遅すぎるスタートはない」。
釈迦に説法とは思いますが、渦中にいるとなかなか自分が見えないものです。
人工衛星から地球を見ような気持ちで世界を見渡して見ようではないですか。
上記のように、地球には10億人以上の人が食に飢え饑餓に面している国があり、1年間に1千5百万人もの人が餓死しています。
今、日本は大震災に打ちのめされ、震災以前からも雇用、金融問題、老齢者生活不安の嵐が吹き荒れていますが、それでも我々日本人はまだまだ恵まれた国にいると思います。
こうして見ると、メタボ、糖尿病と向き合う気持ちに新たな思いが加わるのではないでしょうか。