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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2013年02月18日
A247・「良い歯ぎしり」と「悪い歯ぎしり」
1、「歯ぎしり」は誰もがしていること

「ほとんどの人が”歯ぎしり”をしている」と言われたら、「まさか!」と思われるでしょうが、どうも本当らしいのです。

歯科医の先生によると、「歯ぎしり」は
・上下顎の歯をすり合わせて音を発生させる”歯ぎしり“(グライディング)、
・音を発生させない上下顎歯の強い”咬みしめ“( クレンチング)、”
・カチカチと上下顎歯を合わせる空口運動“(タッピング)
の3つの態様の異常機能と定義され、一般人の85〜90%に発現するとの報告があるとされています。


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前回のブログ「A246・睡眠を妨げるいびき、歯ぎしり」で「歯ぎしり」を悪者扱いしましたが、「良い歯ぎしり」もあるということで、改めて「歯ぎしり」談義です。

2、「良い歯ぎしり」と「悪い歯ぎしり」

NHKテレビ番組”ためしてガッテン”(2012年11月14日放映)のメモから要点を引用させていただきます。

「歯ぎしり」は次の3タイプで説明されています。
(1)「口破壊」歯ぎしり
(2)「全身破壊」歯ぎしり
(3)「良い」歯ぎしり

(1)は「歯の摩耗・破損」を引き起こし、二次的に「知覚過敏」「歯周病」「虫歯」などを引き起こします。
(2)は歯から離れた膝、腰、頭など全身に症状がでます。「音のでない歯ぎしり」です。
朝起きたときアゴ、首、肩に疲労感があるときは、これが疑われます。肩が寝る前よりかなり凝っているので分かります。
寝ている間、強い力で歯を噛みしめて、全身の筋肉が酷使され続けているため、様々な筋肉が疲労して「頭痛」「首の痛み」「腰痛」「膝痛」などを引き起こし、更に、筋肉が神経を圧迫すると「めまい」「視力低下」「耳鳴り」などを起こすことにもなります。
(3)は「歯ぎしりの力」が起きているときの噛む力よりも弱い場合で、(因みに、(2)の場合は起きているときの2〜4倍の力で歯ぎしりしているそうです)この噛む力が弱い歯ぎしりによって唾液が分泌され、「逆流性食道炎」で胃から逆流する胃酸を中和するため、食道の炎症を防ぎます。いやな胸焼けや胃のもたれを和らげてくれます。
また、ストレス物質が減る、血糖値や血圧が下がるという研究結果もあるそうです。

歯ぎしりは程度の差はありますが誰もがしていることで、この様な良い歯ぎしりもあることを知りました。

3、悪い歯ぎしりの特徴的なサイン

(イ)骨隆起(こつりゅうき)
長い間、強い力がかかることによって骨の一部が膨らんだもので、下記2カ所に出やすいといわれます
・下あごの舌の下、歯列の内側
・上あごの中央部

(ロ)歯の根元がクサビ状態欠ける

(ハ)起床時にアゴがだるい

(イ)(ロ)は(1)の「口破壊」歯ぎしりのサインです。
また、(ハ)朝起きたときアゴ、首、肩に疲労感があるときは、(2)の「全身破壊」歯ぎしりのサインです。

これらが見られるときは、歯科医に見てもらうことが肝要です。
長年、内科医や整骨医にかかっても一向に良くならない場合、案外「歯ぎしりに原因があった」ということも考えられそうです。




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