2013年01月31日
A241・寒い冬の入浴;改めて安全点検を!
1、冬の「浴室での事故」
今年の冬は例年になく寒さが厳しいようです。
お風呂で暖まり、スッキリした気持ちで床に着くのはまさに極楽です。
ところが寒い冬の入浴には思わぬ事故が潜んでいます。誰もが知ってはいるのですが、ついつい忘れがちです。改めて思い起こしてみました。
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今年の冬は例年になく寒さが厳しいようです。
お風呂で暖まり、スッキリした気持ちで床に着くのはまさに極楽です。
ところが寒い冬の入浴には思わぬ事故が潜んでいます。誰もが知ってはいるのですが、ついつい忘れがちです。改めて思い起こしてみました。
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最近の厚労省調査では、家庭の浴室での溺死は年間4000人以上で、9割は高齢者とされています。原因のひとつは暖かな居間から寒い脱衣場、そして熱い湯の中へ、という「激しい温度差」と言われます。
別の報道では「入浴事故死が年間1万4千人」とありました(平成21年1月テレビ番組)。
これは心筋梗塞、脳卒中、溺死、転倒障害などの総計で、この内溺死は上記の統計とも解されますが、実は1万人以上という情報もあります(次記)。何れにしても大変な数であることには変わりありません。
お風呂の事故は、誰もが「気をつけなければ」と思い、それとなく気をつけていることではあるはずです。また「温度差」は多くの人が先刻ご承知のことですが、統計数字を見せつけられると、改めて驚かされます。
更に事故の原因を「何となく・・温度差」から、少し「筋道を立てた理解」を高めると、私自身考えが改まったように思いました。今ひとつの驚きというか、誤った考えを訂正させられました。
即ち、冬場は浴室が寒く、湯温が高いことで心筋梗塞や脳卒中が事故の主原因と思っていましたが、実際はこれらは全体の1割程度で、1万人を超える人たちは「異常な血圧低下」による意識障害(失神)が原因の溺死であることがわかったそうです。
熱い風呂に入ると体がビックリして最初は血圧が上がるけれど、人間の体は習性として血圧を下げようと働くため下がり始めるとのこと。湯温が38℃〜40℃位ならば初めから下がり直ぐに下げ止まるけれど、42〜43℃では最初は上昇し、その後さげに転じ、下がり続け意識障害を起こす危険領域まで下がり過ぎてしまうとのことです。
この理論に従うと浴室での溺死事故を大幅に減らすことが出来そうです。
「風呂は熱めでなければ!」などと習慣的に思っていると、とんでもないことになりかねません。改めて「ご注意を!」といえそうです。
2、浴室での事故死が交通事故死の2,8倍
NHKテレビの「ためしてガッテン」という番組で入浴事故の状況と安全な入浴法が解説されて、とても参考になりました。
かって交通事故死が年間1万6千人にもなって交通戦争といわれた頃がありました。今から40年ほど前、日本の高度成長がもたらした好景気のとんでもない副作用でした。
年間の犠牲を1万人以下にすることが大きな目標とされ、大キャンペーンが展開され続けた結果減少に転じ、'08年の統計では5千人までになりました。痛ましいことに変わりはありませんが、随分減ったものだと思いました。
上記のテレビ番組で「入浴事故死が年間1万4千人」と聞いて、驚くと共に、直ぐ頭に浮かんだのが交通事故のことでした。
日常の生活で、お風呂はなくてはならない存在です。そのお風呂でこれ程の事故が起こっていることを知らされ、これがなんと交通事故の2,8倍もになっていることは大きな驚きでした。
日本人は熱めを好む人が多い。私も今まで42℃にセットしていました。「40℃ではぬるくて風邪をひく」と否定的に思う一人でした。
1年ほど前に書き綴ったブログを読み返し、気を引き締めています。宜しければご参照下さい。
A017・「手作り健康法」〜「家庭内事故の防止」(1)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/17/0
A018・「手作り健康法」〜「家庭内事故の防止」(2)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/18/0
A019・「手作り健康法」〜「家庭内事故の防止」(3)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/19/0
別の報道では「入浴事故死が年間1万4千人」とありました(平成21年1月テレビ番組)。
これは心筋梗塞、脳卒中、溺死、転倒障害などの総計で、この内溺死は上記の統計とも解されますが、実は1万人以上という情報もあります(次記)。何れにしても大変な数であることには変わりありません。
お風呂の事故は、誰もが「気をつけなければ」と思い、それとなく気をつけていることではあるはずです。また「温度差」は多くの人が先刻ご承知のことですが、統計数字を見せつけられると、改めて驚かされます。
更に事故の原因を「何となく・・温度差」から、少し「筋道を立てた理解」を高めると、私自身考えが改まったように思いました。今ひとつの驚きというか、誤った考えを訂正させられました。
即ち、冬場は浴室が寒く、湯温が高いことで心筋梗塞や脳卒中が事故の主原因と思っていましたが、実際はこれらは全体の1割程度で、1万人を超える人たちは「異常な血圧低下」による意識障害(失神)が原因の溺死であることがわかったそうです。
熱い風呂に入ると体がビックリして最初は血圧が上がるけれど、人間の体は習性として血圧を下げようと働くため下がり始めるとのこと。湯温が38℃〜40℃位ならば初めから下がり直ぐに下げ止まるけれど、42〜43℃では最初は上昇し、その後さげに転じ、下がり続け意識障害を起こす危険領域まで下がり過ぎてしまうとのことです。
この理論に従うと浴室での溺死事故を大幅に減らすことが出来そうです。
「風呂は熱めでなければ!」などと習慣的に思っていると、とんでもないことになりかねません。改めて「ご注意を!」といえそうです。
2、浴室での事故死が交通事故死の2,8倍
NHKテレビの「ためしてガッテン」という番組で入浴事故の状況と安全な入浴法が解説されて、とても参考になりました。
かって交通事故死が年間1万6千人にもなって交通戦争といわれた頃がありました。今から40年ほど前、日本の高度成長がもたらした好景気のとんでもない副作用でした。
年間の犠牲を1万人以下にすることが大きな目標とされ、大キャンペーンが展開され続けた結果減少に転じ、'08年の統計では5千人までになりました。痛ましいことに変わりはありませんが、随分減ったものだと思いました。
上記のテレビ番組で「入浴事故死が年間1万4千人」と聞いて、驚くと共に、直ぐ頭に浮かんだのが交通事故のことでした。
日常の生活で、お風呂はなくてはならない存在です。そのお風呂でこれ程の事故が起こっていることを知らされ、これがなんと交通事故の2,8倍もになっていることは大きな驚きでした。
日本人は熱めを好む人が多い。私も今まで42℃にセットしていました。「40℃ではぬるくて風邪をひく」と否定的に思う一人でした。
1年ほど前に書き綴ったブログを読み返し、気を引き締めています。宜しければご参照下さい。
A017・「手作り健康法」〜「家庭内事故の防止」(1)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/17/0
A018・「手作り健康法」〜「家庭内事故の防止」(2)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/18/0
A019・「手作り健康法」〜「家庭内事故の防止」(3)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/19/0