2012年12月03日
A222・12月(師走・しわす)
1、霜月から師走へ
木々の緑が赤や黄色に変わり、人々はこれを紅葉と呼びます。何時の頃からかは知りませんが、四季に富み、自然と親しむ日本人の風流からきたものでしょうか。
11月の季語は「紅葉」であるとか。その11月から、暦を一枚めくって12月になりました。「師走」です。
おかしなことに、何か急にせわしくなったような気がします。
(今年中に)あれもしなければ、これもしなければ、と、せかされた気になります。
12月は英語でDecember。ラテン語で「第10の」という意味の「decem」から来ているそうです。
因みに11月Novemberは「第9の」という意味の「novem」から、10月Octoberは「第8の」という意味の「octo」からきているとのことです。
このズレは何なのか?
起源を訪ねるとローマ皇帝Julius Caesar(ユリウス・カサエル / ジュリアス・シーザー)に遡ります。
木々の緑が赤や黄色に変わり、人々はこれを紅葉と呼びます。何時の頃からかは知りませんが、四季に富み、自然と親しむ日本人の風流からきたものでしょうか。
11月の季語は「紅葉」であるとか。その11月から、暦を一枚めくって12月になりました。「師走」です。
おかしなことに、何か急にせわしくなったような気がします。
(今年中に)あれもしなければ、これもしなければ、と、せかされた気になります。
12月は英語でDecember。ラテン語で「第10の」という意味の「decem」から来ているそうです。
因みに11月Novemberは「第9の」という意味の「novem」から、10月Octoberは「第8の」という意味の「octo」からきているとのことです。
このズレは何なのか?
起源を訪ねるとローマ皇帝Julius Caesar(ユリウス・カサエル / ジュリアス・シーザー)に遡ります。
改めて「12月(師走)」についての雑学です。
2、12月(師走)
「師が走る」と書いて「師走(しわす)」。
旧暦12月を師走(しわす)と呼び、現在では新暦12月の別名としても用いれています。
(1)「由来」
@僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさ(平安後期編『色葉字類抄』)からという平安期からの説。また、
A言語学的な推測で、「年果てる」・「し果つ」等から「しわす」に変化したという説があります。
(2)「別名」・「異名」 ; しわす(師走)以外の12月の呼び名
おうとう(黄冬)、おとづき(弟月)、おやこづき(親子月)、かぎりのつき(限月)、くれこづき(暮来月)、けんちゅうげつ(建丑月)、ごくげつ・ごくつき(極月)、はるまちつき(春待月)、ばんとう(晩冬)、ひょうげつ(氷月)、ぼさい(暮歳)、ろうげつ(臘月)
(3)「英語での月名」December(ディセンバー);
ラテン語で「第10の」という意味の「decem」から来ているといわれます。
何故10が12なのか?
物の本によると英語の月名は古代ローマ暦に由来します。
古代ローマ暦は、1年を太陽の動き1カ月を月の動きで構成する太陰太陽暦で、紀元前46年まで使われていました。
そこでは、1年はMarutius(今の3月)に始まりDecember(今の12月)までの10ケ月304日で、残り日数は「死の季節」とされていましたが、後にJanuarisとFebruariusに分けられました。
紀元前46年、ローマ皇帝Julius Caesar(ユリウス・カサエル / ジュリアス・シーザー)が太陽暦であるユリウス歴を発布して、年の初めの1月を(Martius)から(Janiarius)にかえ、1年は365日とされ、4年に1度閏年を置きました。
ということで現在の1月January 2月Fefruary 3月Marchから12月Dcemberまでの暦となったというお話しです。
ローマ皇帝の絶大な権力からでしょうが、自分の名をつけたユリウス暦に改める際、自分の誕生月である7月を自分の名前Juliusとしたといいます。
その後の皇帝アウグストゥスも自分の誕生月の8月に自分の名前を付けてAugustusとし、さらにこの月が「大の月」となる様に2月から1日を8月にもってきた、というから念の入った話ではあります。権力者の勝手気ままは古来変わらないようですね。
(4)「和風月名(わふうげつめい)」一覧
睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、
文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走
これを全て空で言える人は少数派ではないでしょうか。無理に覚えなければいけない事でもないでしょうが、ちょっとした教養!
1月、2月、3月・・・を忘れることはありませんが、如何にも無味乾燥の感があります。これに対して、何かの折りに睦月、如月、弥生、・・・を用いると心豊かな気になります。
デジタルとアナログの世界の違いなのかも知れません。
区画整理で何丁目何番地に統一され、旧町名が消えました。
事務処理上は必須と言えてその効果は莫大ですから、これはこれで肯定しますが、伝統や文化を語るとき、歴史散歩の折には旧町名が欠かせません。情緒を覚えます。
和風月明もまた同じで、気持ちにゆとり、潤いをもたらせてくれる様に思います。
デジタルにはない良さを感じるのも頭の健康、心の健康に通じるのではないか!
と思ったりします。
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2、12月(師走)
「師が走る」と書いて「師走(しわす)」。
旧暦12月を師走(しわす)と呼び、現在では新暦12月の別名としても用いれています。
(1)「由来」
@僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさ(平安後期編『色葉字類抄』)からという平安期からの説。また、
A言語学的な推測で、「年果てる」・「し果つ」等から「しわす」に変化したという説があります。
(2)「別名」・「異名」 ; しわす(師走)以外の12月の呼び名
おうとう(黄冬)、おとづき(弟月)、おやこづき(親子月)、かぎりのつき(限月)、くれこづき(暮来月)、けんちゅうげつ(建丑月)、ごくげつ・ごくつき(極月)、はるまちつき(春待月)、ばんとう(晩冬)、ひょうげつ(氷月)、ぼさい(暮歳)、ろうげつ(臘月)
(3)「英語での月名」December(ディセンバー);
ラテン語で「第10の」という意味の「decem」から来ているといわれます。
何故10が12なのか?
物の本によると英語の月名は古代ローマ暦に由来します。
古代ローマ暦は、1年を太陽の動き1カ月を月の動きで構成する太陰太陽暦で、紀元前46年まで使われていました。
そこでは、1年はMarutius(今の3月)に始まりDecember(今の12月)までの10ケ月304日で、残り日数は「死の季節」とされていましたが、後にJanuarisとFebruariusに分けられました。
紀元前46年、ローマ皇帝Julius Caesar(ユリウス・カサエル / ジュリアス・シーザー)が太陽暦であるユリウス歴を発布して、年の初めの1月を(Martius)から(Janiarius)にかえ、1年は365日とされ、4年に1度閏年を置きました。
ということで現在の1月January 2月Fefruary 3月Marchから12月Dcemberまでの暦となったというお話しです。
ローマ皇帝の絶大な権力からでしょうが、自分の名をつけたユリウス暦に改める際、自分の誕生月である7月を自分の名前Juliusとしたといいます。
その後の皇帝アウグストゥスも自分の誕生月の8月に自分の名前を付けてAugustusとし、さらにこの月が「大の月」となる様に2月から1日を8月にもってきた、というから念の入った話ではあります。権力者の勝手気ままは古来変わらないようですね。
(4)「和風月名(わふうげつめい)」一覧
睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、
文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走
これを全て空で言える人は少数派ではないでしょうか。無理に覚えなければいけない事でもないでしょうが、ちょっとした教養!
1月、2月、3月・・・を忘れることはありませんが、如何にも無味乾燥の感があります。これに対して、何かの折りに睦月、如月、弥生、・・・を用いると心豊かな気になります。
デジタルとアナログの世界の違いなのかも知れません。
区画整理で何丁目何番地に統一され、旧町名が消えました。
事務処理上は必須と言えてその効果は莫大ですから、これはこれで肯定しますが、伝統や文化を語るとき、歴史散歩の折には旧町名が欠かせません。情緒を覚えます。
和風月明もまた同じで、気持ちにゆとり、潤いをもたらせてくれる様に思います。
デジタルにはない良さを感じるのも頭の健康、心の健康に通じるのではないか!
と思ったりします。
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