アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog
プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
https://fanblogs.jp/hapise/index1_0.rdf
リンク集

広告

posted by fanblog
2012年11月30日
A221・先生は何時も生徒と共にいて欲しい
1、恩師を想う

私が札幌市立西創成小学校を卒業したのは昭和23年3月でした。以来60年以上が経過して、かっての少年も今は後期高齡者になりました。

小学6年の時に担任いただき、最近まで親しく交流願っていた先生が百一歳の天寿を全うされたことをご家族から知らされ、言いようのない無常観に包まれています。

先生は私たち級友にとってまさに理想の恩師でした。
海軍から復員され、立派な体格で、ギョロっとした目が怖くもあり、優しくもあり、悪童だった私たちは陰で「海賊」とあだ名をつけて呼んでいましたが、先生が側にいてくれると心が落ち着いたものでした。

(「人気ブログランキング」に参加しています。宜しければ右欄「BLOG RANKING」マークのクリックをお願い致します)⇒⇒


小学校を卒業してから何年かは、時に遊びに行くなどしていましたが、10年経ち、20年経ち、何時かご無沙汰を続けていました。

私は仕事の関係で札幌を離れ、退職後は東京に住み着きました。故郷は北海道・札幌です。先生は札幌にお住まいで、級友の多くも札幌か、その近くに住んでいます。

10年前のこと、先生からのお便りに90歳で胃の手術をなさったと書かれてありました。
日頃の無沙汰を詫びるとともに私の家族の体験などを含めて手紙でお見舞い申し上げ、クラスの卒業写真をコピーし、半透明紙を重ねて氏名を書いて(十数人は思い出せなくて空欄のまま)同封しました。

驚いたことに、暫くして先生から返信を頂き、私の目を釘付けにした一節がありまた。

「視力が弱くなり虫眼鏡を頼りに見るのですが」と前置きされながら、最前列、私の左はOOさん、その後は□□さん、一人おいて右は◇◇君、上の2段は暗くて見えません・・」。この様にして空欄を埋めて下さってあったのです。電撃を受けた思いでした。

 半世紀以上も前の随分古い写真で、見難くもあったのに、半世紀以上も前の教え子たちの顔と名前を1人1人覚えていらっしゃる。クラスメイトでさえ忘れてブランクになっているところを埋めてくださったのです。

「先生はこんなにも真剣に私たちを見ていて下さったのか」と思ったとき、押さえ切れない感動を覚え、多くの方にも語りたい衝動に駆られて朝日新聞に投稿しました。この様な投稿は初めてのことでした。

新聞に発表されてから何日かして嬉しい便りがありました。札幌在住のクラスメートの一人からで卒業以来の交信でした。「とても嬉しい投稿でした」とあり、先生と級友達に連絡してくれていました。級友達とも数十年ぶりの旧交が始まりました。

その後、先生からこんなお手紙もいただきました。
「あなた方と一緒に勉強したのは、私が戦争から帰って直ぐ後のことでした。戦後の日本をどう立て直すか、その為には子供達をどう育てたらよいのか、緊張と迷いの中にいた様な気がします。」

教え子から何時までも慕われる先生に担任頂いた幸せを感じ、教え子同士が先生を中心に何時までも親交を深めていることに喜びを感じています。これが人間教育の原点であろうと思います。

2、昨今の「いじめ」を思う

学校教育の第一は、先生が生徒に愛情を注ぎ込み、日々刻々生徒を見詰めることだと思います。私の小学校のクラスは60人ほどでした。もっと多いこともありました。
それでも先生は子供たち一人一人をしっかりと見ていて下さいました。

昨今、40人体制とか、実質それ以下とかのようですが、「いじめ」と称される「傷害」事件とか、いじめが原因とされる自殺が相次いでいます。

事件が起きると、何時も最初は「いじめの事実は認められなかった」との関係者談が報じられます。

「担任の先生が本当に知らないのか?」「とてもそうは思えない」と第一感思います。
もし「本当に担任が気付いていない」とするなら、現場の先生方が、何時も生徒を見詰めていない事情が何かあるはずです。

他の作業負荷が過大で、生徒を見詰めて居れないような学校運営が為されているのだろうか?と思ったりします。

私には担任いただいたことを誇りに思う先生がおられて、私の人生に大きなプラスとなっています。今の子供たちにもそうあって欲しいと願います。

今も、学校現場では熱意を持った多くの先生が苦辛に苦辛をされておられると思います。
にもかかわらず教育の現場は非常に乱れている現状が、このままで良い道理はありません。

学校とか、教育委員会とかの組織の体面や当事者の利害などではなく、
当然のことながら学校教育の最大の課題は「日本の将来を担う子供たちを健全に育てる」ことであると関係者全員が再認識して、日本人として、世相をガラガラポンしてでも本来の教育を取り戻すような気運が生まれないものでしょうか。


script type="text/javascript" charset="euc-jp" src="http://blog.with2.net/vote/form.php?sid=1097000&id=91674&size=1&nops=y">

この記事のURL
トラックバック
この記事へのトラックバックURL
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
https://fanblogs.jp/tb/1454173
コメント
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

コメント

 

人気ブログランキングへ
<< 2016年01月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新記事

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。