2012年10月10日
A204・「発芽玄米」と「銀シャリ」(2)
(「人気ブログランキング」に参加しています。宜しければ右欄「BLOG RANKING」マークのクリックをお願い致します)⇒⇒
(前回)
1、「発芽玄米」の味と「白米」の味
(今回)
2、温故知新
今、後期高齡者の人たちが子供であった頃、ほんの70年程前、敗戦後の日本は食料飢饉に曝され、餓死者が出たりもしました。竹の子生活などという言葉も生まれ、人々は食料を得ることに懸命でした。
お米などは、たまに少量が配給されるだけで、普段は闇ルートでしか手に入らず庶民には縁遠い物でした。
(前回)
1、「発芽玄米」の味と「白米」の味
(今回)
2、温故知新
今、後期高齡者の人たちが子供であった頃、ほんの70年程前、敗戦後の日本は食料飢饉に曝され、餓死者が出たりもしました。竹の子生活などという言葉も生まれ、人々は食料を得ることに懸命でした。
お米などは、たまに少量が配給されるだけで、普段は闇ルートでしか手に入らず庶民には縁遠い物でした。
その「お米」にしても、今のように精製された物ではなく、玄米・五分づき・七分づき程度の、しかも石など異物が入っていて、食べるときジャリっと歯に当たるような代物でした。
芋がゆとか、くず野菜とか、代用食とか、何時も空き腹を抱えていた子供たちが親の背中を見て育ち、戦後日本の復興の戦士となって「外国に追いつけ 追い越せ」という言わず語らずの合い言葉のもとで懸命に働きました。
外国からは「兎小屋に住む働き蜂」と揶揄されもしました。
日本は見事に復興を果たし、経済大国になりましたが、何時か「一億総中流」意識が蔓延し、バブルが崩壊し、それでも身についた「温室ボケ」はなかなか抜けません。
「銀シャリ」という言葉がありました。これを腹一杯食べることが夢でした。空腹にあえいだ敗戦後の子供たちが後期高齡者になった今、日本中が「米=白米」であり、「米離れ」であり、グルメとかが大手を振って我が物顔で歩いています。
贅沢を贅沢と思わない体質が身についてしまっているようです。
判断の基準・意識の原点が変わってしまっているとも思われます。
その挙げ句が、生活習慣病に取り付かれ、医療費が国家予算のガンになっています。このままでは増大する一方のようです。
2010年度に医療機関などを受診して治療などに支払われた国民医療費は前年度比3,9%増の37,4兆だそうです。
平成23年度一般会計予算が92,4兆円ですから、大変な金額であることが分かります。
かくいう私も糖尿病に取り付かれて20数年、生活習慣病患者の一人です。
自分のためにも、ひいては国のためにも、大いに反省し、生活を改めるべし!と自戒しています。
・「一汁一菜」とまでは行かずとも、華美を避けた食生活、健康習慣を心がけようと思います。
・糖尿病の食事療法として、糖質負荷を下げる目的で発芽玄米食を試みてきましたが、これを今後も続けようと思っています。
・よく噛むと、食材そのものの味が滲み出てきます。
・人工の調味料は努めて攝らないことが、食材そのものの味を味わうコツと心得ます。
・よく噛むと、自然に有害無益な過食を避けるようになります。
・日本の先人の食を訪ねると、食文化の心髄に近づけるかも知れません。
少なくとも現在の食習慣の不適切に気付くように思います。
・パンと牛肉の食事は外国の支配下に曝されています。
輸出国の事情や急増する新興国・中国などの食料需要増による価格の高騰、或いは異常天候とか国際緊張などによっては入手困難すらあり得ましょう。
その時、日本は何の防衛手段もありません。
日本が自力で生き残るためには、国産の米が主食であるはずです。
そして「お米のご飯」は「白米」だけではなく「玄米、とりわけ発芽玄米」が望ましいと思います。
今、急な舵取りを・・ではないでしょうが、一人一人が気持ちの何処かにこういう意識を持つことが大切だろうと思います。
まさかの時、「想定外だった」などと泣き言を言っても、何処の国も助けてはくれないでしょう。
日本は自分の力で生きていかなければなりません!
転ばぬ先の杖!
転びかけている今、こう思います。
芋がゆとか、くず野菜とか、代用食とか、何時も空き腹を抱えていた子供たちが親の背中を見て育ち、戦後日本の復興の戦士となって「外国に追いつけ 追い越せ」という言わず語らずの合い言葉のもとで懸命に働きました。
外国からは「兎小屋に住む働き蜂」と揶揄されもしました。
日本は見事に復興を果たし、経済大国になりましたが、何時か「一億総中流」意識が蔓延し、バブルが崩壊し、それでも身についた「温室ボケ」はなかなか抜けません。
「銀シャリ」という言葉がありました。これを腹一杯食べることが夢でした。空腹にあえいだ敗戦後の子供たちが後期高齡者になった今、日本中が「米=白米」であり、「米離れ」であり、グルメとかが大手を振って我が物顔で歩いています。
贅沢を贅沢と思わない体質が身についてしまっているようです。
判断の基準・意識の原点が変わってしまっているとも思われます。
その挙げ句が、生活習慣病に取り付かれ、医療費が国家予算のガンになっています。このままでは増大する一方のようです。
2010年度に医療機関などを受診して治療などに支払われた国民医療費は前年度比3,9%増の37,4兆だそうです。
平成23年度一般会計予算が92,4兆円ですから、大変な金額であることが分かります。
かくいう私も糖尿病に取り付かれて20数年、生活習慣病患者の一人です。
自分のためにも、ひいては国のためにも、大いに反省し、生活を改めるべし!と自戒しています。
・「一汁一菜」とまでは行かずとも、華美を避けた食生活、健康習慣を心がけようと思います。
・糖尿病の食事療法として、糖質負荷を下げる目的で発芽玄米食を試みてきましたが、これを今後も続けようと思っています。
・よく噛むと、食材そのものの味が滲み出てきます。
・人工の調味料は努めて攝らないことが、食材そのものの味を味わうコツと心得ます。
・よく噛むと、自然に有害無益な過食を避けるようになります。
・日本の先人の食を訪ねると、食文化の心髄に近づけるかも知れません。
少なくとも現在の食習慣の不適切に気付くように思います。
・パンと牛肉の食事は外国の支配下に曝されています。
輸出国の事情や急増する新興国・中国などの食料需要増による価格の高騰、或いは異常天候とか国際緊張などによっては入手困難すらあり得ましょう。
その時、日本は何の防衛手段もありません。
日本が自力で生き残るためには、国産の米が主食であるはずです。
そして「お米のご飯」は「白米」だけではなく「玄米、とりわけ発芽玄米」が望ましいと思います。
今、急な舵取りを・・ではないでしょうが、一人一人が気持ちの何処かにこういう意識を持つことが大切だろうと思います。
まさかの時、「想定外だった」などと泣き言を言っても、何処の国も助けてはくれないでしょう。
日本は自分の力で生きていかなければなりません!
転ばぬ先の杖!
転びかけている今、こう思います。