2012年09月22日
A198・国を衰退させる〜アメリカの「デブ」と日本の「ヤセ」(2)
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(前回)
1、肥満に悩むアメリカ
2、日本人はかなり痩せている民族ではあるけれど・・
(今回)
3、日本人女性の「ヤセ願望?」
(1)厚生労働省の「国民健康づくり運動」など
厚生労働省は今後10年間の健康対策となる「国民健康づくり運動」の数値目標に、20代女性でやせすぎている人の減少を盛り込むことを決めた。と報じられています。
言うまでもなく、若い女性のやせすぎはホルモンのバランスを崩すなど健康上の問題を起こすだろうことは誰もが思うでしょう。
それが何処でどう狂ったのか?小学生の女の子までもが あまねく「ヤセ願望症」に犯されているようです。
「アメリカはこのままでは肥満で沈む!」と言われているのに対して、日本では
「若い女性の痩せすぎが日本民族の減衰危機を加速させるのではないか!」と心配されます。
(前回)
1、肥満に悩むアメリカ
2、日本人はかなり痩せている民族ではあるけれど・・
(今回)
3、日本人女性の「ヤセ願望?」
(1)厚生労働省の「国民健康づくり運動」など
厚生労働省は今後10年間の健康対策となる「国民健康づくり運動」の数値目標に、20代女性でやせすぎている人の減少を盛り込むことを決めた。と報じられています。
言うまでもなく、若い女性のやせすぎはホルモンのバランスを崩すなど健康上の問題を起こすだろうことは誰もが思うでしょう。
それが何処でどう狂ったのか?小学生の女の子までもが あまねく「ヤセ願望症」に犯されているようです。
「アメリカはこのままでは肥満で沈む!」と言われているのに対して、日本では
「若い女性の痩せすぎが日本民族の減衰危機を加速させるのではないか!」と心配されます。
2010年の国民健康・栄養調査によると、「やせすぎている20代女性の割合は29.0%で、調査を始めた 1980年(13.1%)以降最悪だそうです。
ここで「やせすぎ」とは、体格指数(BMI)が 18.5未満を指します。10年後までに減らす具体的な数値目標は今後検討する」とあります。
何を今頃?!と言いたいところですが、本来、行政に責を求めることにあらず!
己の自覚の問題であり、我が子を健康に育てる親の問題でありましょう。
治療としての「ダイエット」は別として、「ダイエット=ヤセ」を示唆する「エセダイエット」が無自覚に巷に氾濫しています。
国民的な自覚を呼び起こさなければならない曲がり角に来ていると思われます。
(2)「20代女性に痩せすぎ傾向 〜一方でダイエットブームが曲がり角に」
パブリックリレーションズの実務家である井之上 喬さんのお話しによると、「痩せ」への憧れには転機が見え始めた様にも思えるふしがあります。
・「ミス・ユニバースジャパンでは、応募者の健康状態を調査したところ応募者の62.7%が痩せすぎとの結果が出た」とあり、
ミス・ユニバースジャパン事務局でも健康づくりに力を入れている企業と連携して候補者への栄養指導をはじめた由。これからは、健康的な女性を世界に送り出したいとしています。
・「出生率低下に苦悩する日本にあって、痩せすぎの体で女性が健康な子供を生むことは難しいのではないかと、つい素人考えをしてしまいますが、皆さんはどのように考えますか?」とは井之上 喬さんの談です。
最近の日経記事によると、ダイエット(痩せること)に意欲を持つ人が2年前より減少している様です。支出金額も減少傾向にあり、過剰なダイエット(減食)の弊害が指摘されていることが理解され始めてきつつあるようです。
統計数字を引用しての説明もあります。
体重を「気にしている」35.1%、「やや気にしている」39.8%で両方を合計すると74.9%。
2年前の調査に比べると5.0ポイントの低下。
「ダイエットを意識した生活をしている」人も10年の55.4%から49.5%に低下。若年層に比べて中高年層の低下が顕著で、50代女性では61.0%から48.0%に大きく低下。
世帯年収が高いほどダイエットの意欲は強いという傾向が見られるそうですが、年収の多少に関わらず、どの層についても2年前に比べると美容上のダイエット願望の低下傾向が見られる様です。
この傾向が本物ならば好ましいことで、是非定着してほしいと思います。(続く)
ここで「やせすぎ」とは、体格指数(BMI)が 18.5未満を指します。10年後までに減らす具体的な数値目標は今後検討する」とあります。
何を今頃?!と言いたいところですが、本来、行政に責を求めることにあらず!
己の自覚の問題であり、我が子を健康に育てる親の問題でありましょう。
治療としての「ダイエット」は別として、「ダイエット=ヤセ」を示唆する「エセダイエット」が無自覚に巷に氾濫しています。
国民的な自覚を呼び起こさなければならない曲がり角に来ていると思われます。
(2)「20代女性に痩せすぎ傾向 〜一方でダイエットブームが曲がり角に」
パブリックリレーションズの実務家である井之上 喬さんのお話しによると、「痩せ」への憧れには転機が見え始めた様にも思えるふしがあります。
・「ミス・ユニバースジャパンでは、応募者の健康状態を調査したところ応募者の62.7%が痩せすぎとの結果が出た」とあり、
ミス・ユニバースジャパン事務局でも健康づくりに力を入れている企業と連携して候補者への栄養指導をはじめた由。これからは、健康的な女性を世界に送り出したいとしています。
・「出生率低下に苦悩する日本にあって、痩せすぎの体で女性が健康な子供を生むことは難しいのではないかと、つい素人考えをしてしまいますが、皆さんはどのように考えますか?」とは井之上 喬さんの談です。
最近の日経記事によると、ダイエット(痩せること)に意欲を持つ人が2年前より減少している様です。支出金額も減少傾向にあり、過剰なダイエット(減食)の弊害が指摘されていることが理解され始めてきつつあるようです。
統計数字を引用しての説明もあります。
体重を「気にしている」35.1%、「やや気にしている」39.8%で両方を合計すると74.9%。
2年前の調査に比べると5.0ポイントの低下。
「ダイエットを意識した生活をしている」人も10年の55.4%から49.5%に低下。若年層に比べて中高年層の低下が顕著で、50代女性では61.0%から48.0%に大きく低下。
世帯年収が高いほどダイエットの意欲は強いという傾向が見られるそうですが、年収の多少に関わらず、どの層についても2年前に比べると美容上のダイエット願望の低下傾向が見られる様です。
この傾向が本物ならば好ましいことで、是非定着してほしいと思います。(続く)