2012年09月19日
A197・国を衰退させる〜アメリカの「デブ」と日本の「ヤセ」(1)
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米国では子供の3分の1以上、成人は(BMI値30以上が34,3%を含めて)3分の2以上が過体重や肥満だそうで、
「アメリカはこのままでは肥満で沈む!」と言われているとか。
これに対して、日本では
20代女性の29.0%がBMIが 18.5未満であり、調査を始めた 1980年(13.1%)以降最悪となっています。
「子供や若い女性の痩せすぎが民族の減衰危機を加速させるのではないか!」と心配されます。
どの様な国家的施策がとられ、どのように民族的自覚が芽生えるか!?
国の先々を占う健康指標の一つであると言えそうです。
米国では子供の3分の1以上、成人は(BMI値30以上が34,3%を含めて)3分の2以上が過体重や肥満だそうで、
「アメリカはこのままでは肥満で沈む!」と言われているとか。
これに対して、日本では
20代女性の29.0%がBMIが 18.5未満であり、調査を始めた 1980年(13.1%)以降最悪となっています。
「子供や若い女性の痩せすぎが民族の減衰危機を加速させるのではないか!」と心配されます。
どの様な国家的施策がとられ、どのように民族的自覚が芽生えるか!?
国の先々を占う健康指標の一つであると言えそうです。
1、肥満に悩むアメリカ
「アメリカはこのままでは肥満で沈む!」
米政府が「米国人のための食事ガイドライン(Dietary guidelines for Americans)」を発表したのが2011年02月のことでした。
米国では子供の3分の1以上、成人は(BMI値30以上が34,3%を含めて)3分の2以上が過体重や肥満だそうで、新ガイドラインでは「米国人はエネルギー摂取量を減らし、身体活動を増やす必要がある」と強調している由。
栄養学の最新の知見にもとづき、食事・運動習慣の改善により、米国人の肥満や生活習慣病を予防し、対策することを目指すなど、肥満対策に本気で取り組むのも頷けます。
最近、日本でも「メタボ」が話題になりますが、アメリカなど世界と較べると桁が違います。
肥満の尺度、BMI(体重÷身長÷身長)で比較すると、
BMI値30以上の三大肥満大国は、アメリカ34.3%、メキシコ30.3%、イギリス24.0%であって、日本は、韓国に次いで少なくわずか3.3%となっています。
日本ではBMI25以上を「肥満」と判定していますが、この範囲で見ると、アメリカやメキシコでは7割近くが肥満に相当するのだそうです。
日本は4人に1人程度が「肥満」であり、これ自体大変なことだと思いますが、それでもOECD加盟各国に比べ、最も少ない割合になっているのだそうです。
(参考)
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
BMI値の判定基準は一般的には、
18.5未満で「やせ」、
18.5以上25未満で「標準」、
25以上30未満で「肥満」、
30以上で「高度肥満」と判定されます。
この機会にご自身の 肥満度をチェックしてみてはいかがでしょうか。
2、日本人はかなり痩せている民族ではあるけれど・・
数字の上では、発展途上国を除く中進国以上の中では、日本人はかなり痩せている部類に入るようです。
このように世界的に見ても肥満ランキング下位の日本において、国を挙げての肥満対策がなされていることは、海外では奇異にうつるかもしれません。
これは、日本人は民族的にU型糖尿病になりやすい体質にある為と理解されます。
肥満度や食生活などが同じ条件でも、その他の民族よりも糖尿病にかかり易いという現実がります。
最近40年間のU型糖尿病患者の増加は、欧米では5〜10倍増であるのに対し、日本では30〜50倍にもなっていて、その結果、患者実数の人口比は、日本は 欧米の1.5〜2倍だそうです。
遺伝的素因が日本人と変わらないはずの日系2世米国人で、日本人よりも2〜3倍、米国の白人と比べると数倍以上の差で糖尿病が多いという統計もあります。
体質的に糖尿病にかかり易い日本人が、アメリカ人と同じ生活をしていると如何にひどいことになるかを明確に示していると理解されます。
グルメブームなど言って欧米食にうつつを抜かしていると糖尿病へまっしぐら!であることを知っておいた方が良さそうです。
BMI25という世界的には若干厳しい基準に基づいて、メタボ・生活習慣病予備軍を発掘して、重症化する前に手を打っておくことが必要な所以と思われます。 (続く)
「アメリカはこのままでは肥満で沈む!」
米政府が「米国人のための食事ガイドライン(Dietary guidelines for Americans)」を発表したのが2011年02月のことでした。
米国では子供の3分の1以上、成人は(BMI値30以上が34,3%を含めて)3分の2以上が過体重や肥満だそうで、新ガイドラインでは「米国人はエネルギー摂取量を減らし、身体活動を増やす必要がある」と強調している由。
栄養学の最新の知見にもとづき、食事・運動習慣の改善により、米国人の肥満や生活習慣病を予防し、対策することを目指すなど、肥満対策に本気で取り組むのも頷けます。
最近、日本でも「メタボ」が話題になりますが、アメリカなど世界と較べると桁が違います。
肥満の尺度、BMI(体重÷身長÷身長)で比較すると、
BMI値30以上の三大肥満大国は、アメリカ34.3%、メキシコ30.3%、イギリス24.0%であって、日本は、韓国に次いで少なくわずか3.3%となっています。
日本ではBMI25以上を「肥満」と判定していますが、この範囲で見ると、アメリカやメキシコでは7割近くが肥満に相当するのだそうです。
日本は4人に1人程度が「肥満」であり、これ自体大変なことだと思いますが、それでもOECD加盟各国に比べ、最も少ない割合になっているのだそうです。
(参考)
BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
BMI値の判定基準は一般的には、
18.5未満で「やせ」、
18.5以上25未満で「標準」、
25以上30未満で「肥満」、
30以上で「高度肥満」と判定されます。
この機会にご自身の 肥満度をチェックしてみてはいかがでしょうか。
2、日本人はかなり痩せている民族ではあるけれど・・
数字の上では、発展途上国を除く中進国以上の中では、日本人はかなり痩せている部類に入るようです。
このように世界的に見ても肥満ランキング下位の日本において、国を挙げての肥満対策がなされていることは、海外では奇異にうつるかもしれません。
これは、日本人は民族的にU型糖尿病になりやすい体質にある為と理解されます。
肥満度や食生活などが同じ条件でも、その他の民族よりも糖尿病にかかり易いという現実がります。
最近40年間のU型糖尿病患者の増加は、欧米では5〜10倍増であるのに対し、日本では30〜50倍にもなっていて、その結果、患者実数の人口比は、日本は 欧米の1.5〜2倍だそうです。
遺伝的素因が日本人と変わらないはずの日系2世米国人で、日本人よりも2〜3倍、米国の白人と比べると数倍以上の差で糖尿病が多いという統計もあります。
体質的に糖尿病にかかり易い日本人が、アメリカ人と同じ生活をしていると如何にひどいことになるかを明確に示していると理解されます。
グルメブームなど言って欧米食にうつつを抜かしていると糖尿病へまっしぐら!であることを知っておいた方が良さそうです。
BMI25という世界的には若干厳しい基準に基づいて、メタボ・生活習慣病予備軍を発掘して、重症化する前に手を打っておくことが必要な所以と思われます。 (続く)