2012年07月30日
A180・「土用丑の日」とは?
1、「土用丑の日」とは?
Q;「土用丑の日」とは?
A;ウナギを食べる日
これでは少し淋しいので、
「土用」とは?
「丑の日」とは?
を少し調べてみました。
知っている人はかなり少数派だろうと思います。
Q;「土用丑の日」とは?
A;ウナギを食べる日
これでは少し淋しいので、
「土用」とは?
「丑の日」とは?
を少し調べてみました。
知っている人はかなり少数派だろうと思います。
2、「土用」とは?「丑の日」とは?
少し理屈っぽい話しになりますが、ご容赦下さい。
(1)「土用」とは?土曜ではありません。
中国の春秋戦国時代に生まれた陰陽五行説に由来するのだそうです。
この五行説では、天地間の出来事はすべて「木火土金水(もっかどごんすい)」の五つの要素からなると考えられました。
天体についても、惑星の名前は水星、金星、(地球)、火星、木星、土星となっています。
季節については、春を「木気」、夏を「火気」、秋を「金気」,冬を「水気」に対応させたのですが、「土気」に対応するものがありません。
そこで、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を削り、合計72日を「土気」に対応させることにして、「土用」と呼んだそうです。
従って土用は夏だけではなく、春,秋,冬にもあるのですが、昨今は夏の土用だけが話題になり、その他の土用はほとんど取り上げられることはない、ということです。
(2)丑の日とは?
丑の日は、十二支の「丑」ですから12日ごとに回ってきます。
夏の土用は1回だけの年と、2回くる年とがあります。
これで「土用丑の日」の説明が出来上がりました。
(参考)【十二-支】昔、方位・時刻・年月日を表わすのに使った十二種の動物の名。
子(ネ)=ねずみ、丑(ウシ)=牛、寅(トラ)=虎、卯(ウ)=うさぎ、辰(タツ)=竜、巳(ミ)=蛇、午(ウマ)=馬、未(ヒツジ)=羊、申(サル)=猿、酉(トリ)=鶏(トリ)、戌(イヌ)=犬、亥(イ)=いのしし
3、「土用丑の日」とウナギ
鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため平賀源内に相談し、源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。
というのが、もっぱらの説となっています。博識で有名な源内が言ったことで、このコマーシャルは大当たりしたようです。他の鰻屋もそれを真似して、土用の丑の日に鰻を食べる風習がうまれたという筋書きのようです。
「丑」=鰻二匹説というのもあります。 平仮名で毛筆で書いた「うし」と言う文字が、まるで2匹の鰻のように見えた。とのご説もあります。
鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれていて、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できるでしょうが、
「鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味がおちる」という、親切とも、横やりとも思われる説明もあります。
何れにしてもウナギだけでは栄養不十分で、他の食品と合わせて総合点で夏ばて防止を心することが必要な訳です。
夏ばて防止の為ならば「土用丑の日」に限ることなく、暑い季節の食事として楽しむのが本来でしょうが、今のような異常高値では「土用丑の日」1日だけのお祭りもままならない!といった所でしょうか。
少し理屈っぽい話しになりますが、ご容赦下さい。
(1)「土用」とは?土曜ではありません。
中国の春秋戦国時代に生まれた陰陽五行説に由来するのだそうです。
この五行説では、天地間の出来事はすべて「木火土金水(もっかどごんすい)」の五つの要素からなると考えられました。
天体についても、惑星の名前は水星、金星、(地球)、火星、木星、土星となっています。
季節については、春を「木気」、夏を「火気」、秋を「金気」,冬を「水気」に対応させたのですが、「土気」に対応するものがありません。
そこで、季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日を削り、合計72日を「土気」に対応させることにして、「土用」と呼んだそうです。
従って土用は夏だけではなく、春,秋,冬にもあるのですが、昨今は夏の土用だけが話題になり、その他の土用はほとんど取り上げられることはない、ということです。
(2)丑の日とは?
丑の日は、十二支の「丑」ですから12日ごとに回ってきます。
夏の土用は1回だけの年と、2回くる年とがあります。
これで「土用丑の日」の説明が出来上がりました。
(参考)【十二-支】昔、方位・時刻・年月日を表わすのに使った十二種の動物の名。
子(ネ)=ねずみ、丑(ウシ)=牛、寅(トラ)=虎、卯(ウ)=うさぎ、辰(タツ)=竜、巳(ミ)=蛇、午(ウマ)=馬、未(ヒツジ)=羊、申(サル)=猿、酉(トリ)=鶏(トリ)、戌(イヌ)=犬、亥(イ)=いのしし
3、「土用丑の日」とウナギ
鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため平賀源内に相談し、源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めた。
というのが、もっぱらの説となっています。博識で有名な源内が言ったことで、このコマーシャルは大当たりしたようです。他の鰻屋もそれを真似して、土用の丑の日に鰻を食べる風習がうまれたという筋書きのようです。
「丑」=鰻二匹説というのもあります。 平仮名で毛筆で書いた「うし」と言う文字が、まるで2匹の鰻のように見えた。とのご説もあります。
鰻にはビタミンA・B群が豊富に含まれていて、夏バテ、食欲減退防止の効果が期待できるでしょうが、
「鰻の旬は冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、秋から春に比べても夏のものは味がおちる」という、親切とも、横やりとも思われる説明もあります。
何れにしてもウナギだけでは栄養不十分で、他の食品と合わせて総合点で夏ばて防止を心することが必要な訳です。
夏ばて防止の為ならば「土用丑の日」に限ることなく、暑い季節の食事として楽しむのが本来でしょうが、今のような異常高値では「土用丑の日」1日だけのお祭りもままならない!といった所でしょうか。