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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年07月28日
A178・夏の高校野球! 野球よりも「熱中症」が心配です
1、無帽の応援席軍団、女子応援団

夏の高校野球甲子園大会予選が各地で大詰めを迎えています。選手、応援の生徒達のこの一戦にかける熱意、熱気が伝わってきます。その雰囲気に惹かれて、近隣都県の試合をテレビ観戦します。

ところが、連日の暑さで熱中症患者数が鰻登り、高齢者の死亡事故さえ起こっています。いくら若くて元気があるとは言っても炎天下の野球試合と応援観戦はよほどの注意・対策を徹底しなければ無事には治まらないはずです。

そんな思いが先立って、試合の進行よりも、高校生達の熱中症が気になります。


スタンドで応援する野球部員らしき一団は坊主頭で無帽の学校が目立ちます。女子の応援団や楽器演奏の一団もしかりです。「熱射病に対して無防備なスタイルであること」について、何か、各学校共通の不文律があるのでしょうか?

統制の取れた、若者らしい如何にも好ましい高校生達なのですが、
「何故帽子をかぶらないの?日射病になったら大変だよ!」
「首に冷水(冷温)タオルを巻くと大分楽だよ!」
「ボトルを持っていて、こまめに水分や塩分を補給しているの?」
こんな思いがつい先に立ちます。

2、指導者の自覚と責任を!

高校生達はプレーに全力を傾注し、応援に専心します。
しかし甲子園大会とは言っても、あくまでも教育の中の一つの行事です。野球場が人間形成の道場であるはずです。

この事の本質を忘れて、大会推進が第一で生徒達の健康が下位概念であって良いはずはありません。ところが現実は、本末転倒の感が強いのではないでしょうか?

指導者には事故が起こらないように万全を尽くす自覚と責任が求められるはずです。
厳しい自然現象の中での練習であり、大会ですので、単にベキ論を野次馬的に申すつもりは毛頭ありません。

現実に、試合中の選手や、応援の生徒たちが多数熱中症で救急搬送されていることに、どう対応しているのでしょうか?

軽症で事なきを得たからそれで一件落着で、何ら事態改善をせずに、そのまま同じ事態を繰り返しているのではないでしょうか?

最低限、日本体育協会が出している「熱中症予防の為の運動指針」は徹底しているのでしょうか?
テレビで各地予選の実況放送を見る限りでは、そうとは思えません。

水分・塩分の補給とか、頭部や首筋への直射日光を遮る、或いは冷やすなどの徹底をはかっているでしょうか?

実際には「応援では着帽は禁止」などの指令が出ていると聞いたこともあります。精神論偏重のような統制がかかっているやにも思われます。

野球以外でも、試合後の中学生に「グラウンドを100周走れ」と顧問教師が指示を出し、5人が熱中症を発症したことに対しては、非難が沸き起こっています。

部活動顧問の先生には、日頃のご尽力に頭が下がりますが、普通に考えると「おかしい!」と思うことを、そうとは感じないのか、マヒしていることがあるのでしょうか?

現地で直接指導に当たられる先生方、大会の運営に当たる関係者の皆さん、そして管理者の立場にある方々、それぞれのなすべき責任を再確認いただきたいと願います。

大変な事故が起こってしまっては遅すぎます。今日からでも、できることを徹底していただきたいと強く願います。




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