2012年07月21日
A171 ・高齢者のアウトドアと熱中症
1、「熱中症多発」で、つい、出足が鈍ります
持病の運動療法として「歩く」為、そして趣味の山野草や樹木観察の為に、近郊の里山や自然公園などによく出かけます。
天気予報を見て一人で気ままに出かけることが多いのですが、このところは連日「熱中症」の報道があって、「止めておこうか!」という気分が強く、ついついご無沙汰になっています。
持病の運動療法として「歩く」為、そして趣味の山野草や樹木観察の為に、近郊の里山や自然公園などによく出かけます。
天気予報を見て一人で気ままに出かけることが多いのですが、このところは連日「熱中症」の報道があって、「止めておこうか!」という気分が強く、ついついご無沙汰になっています。
しかし、これでは如何にも無策であり、ストレスが溜まりそうです。
「自己流でない準備、対策を行って」「無理せずに」出かけ様と思い、その道の人の体験話を読んでみました。
2、知っているようで知らない「熱中症」
(1)日本山岳ガイド協会 認定ガイド 加藤智二さんの「登山活動と熱中症予防」から一部抜粋させていただきました。
・・・熱中症は真夏日とは限らず、
登山などの運動で、筋肉が大量の熱を出す時や
湿度が高く、風がない時は要注意です。又、
涼しい環境でも水分摂取が少ない時や
暑さに体が馴れていない時(急に暑くなったり、季節の変わり目など。)
肥満の方や体調不良の時も注意が必要です。
我慢強くまじめな方は注意しましょう。
涼しく性能の良い服装や炎天熱射を避ける帽子など身につけ、
十分な水分を携行しましょう。
・・・
まず、出発前に500mlを目処に飲み、体を潤しておきます。
行動中の脱水量は凡そ次の式で出します。
脱水量ml=体重kg × 行動時間hrs × 5ml
つまり、60kgの方が5時間歩くのなら、1500ml です。実際にはこの脱水量の7割(約1リットル)を目処に飲むようにしましょう。
30分又は15分毎、こまめな摂取が必要です。
飴やゼリーなどやスポーツ飲料などで電解質(塩分)の摂取も大切です。
ポイント:同じ量を飲むとき、一度にがぶ飲みすると「小水」が増えます。一流のアスリートがこまめな水分摂取をしているのは良く知られている事実です。
(熱中症の症状とか、処置については省略させていただきました。)
登山での熱中症は「正確な知識」と「体調管理」で防ぐことができるのです。
(2)無知と無理でおこる熱中症〜登山中の熱中症予防8ケ条
大阪山岳連盟中高年安全登山啓発グループ資料から一部を抜粋させていただきました。
1、知って予防しましょう熱中症
熱中症とは暑い環境で生じる障害の総称で、次のような病型があります。
1)熱失神 2)熱疲労 3)熱けいれん 4)熱射病
2、暑いとき無理な行動は事故のもと
熱中症の発生には気温、湿度、風速、輻射熱(直射日光など)が関係します。
3、急な暑さは要注意
4、失った水分を取り戻そう
5、体重で分かる健康と汗の量
運動による体重減少は2%を超えないように。状況に応じて小休止、水分の補給を!
6、衣服は暑さ対策をして爽やかに
暑いときは軽装にし、素材は吸湿性、通気性の良いものを!
直射日光を遮るため、着帽、首筋に濡れタオル、シャツは長袖などが効果的。
休憩は木陰、風通しの良いところ、
リックをおろし、衣服を緩めるなどなど
7、体調不良は事故のもと
8、慌てるな、されど急ごう救急処置
以上は専門家の貴重な経験談で、私たちでも観念的には「そうだろうな」と思いながら読んでいきますが、項目毎に理解して実践しているかとなると、誠に心許ないように思います。
症状がどの様に変わっていくか?
症状に応じてどう処置したらよいか?
を思うとき、「熱中症」については、知っているようでその実、あまり知らないことを自覚させられました。
これでは、ことが起こったときには多分適切な処置など出来ないことでしょう。良い勉強になりました。
「自己流でない準備、対策を行って」「無理せずに」出かけ様と思い、その道の人の体験話を読んでみました。
2、知っているようで知らない「熱中症」
(1)日本山岳ガイド協会 認定ガイド 加藤智二さんの「登山活動と熱中症予防」から一部抜粋させていただきました。
・・・熱中症は真夏日とは限らず、
登山などの運動で、筋肉が大量の熱を出す時や
湿度が高く、風がない時は要注意です。又、
涼しい環境でも水分摂取が少ない時や
暑さに体が馴れていない時(急に暑くなったり、季節の変わり目など。)
肥満の方や体調不良の時も注意が必要です。
我慢強くまじめな方は注意しましょう。
涼しく性能の良い服装や炎天熱射を避ける帽子など身につけ、
十分な水分を携行しましょう。
・・・
まず、出発前に500mlを目処に飲み、体を潤しておきます。
行動中の脱水量は凡そ次の式で出します。
脱水量ml=体重kg × 行動時間hrs × 5ml
つまり、60kgの方が5時間歩くのなら、1500ml です。実際にはこの脱水量の7割(約1リットル)を目処に飲むようにしましょう。
30分又は15分毎、こまめな摂取が必要です。
飴やゼリーなどやスポーツ飲料などで電解質(塩分)の摂取も大切です。
ポイント:同じ量を飲むとき、一度にがぶ飲みすると「小水」が増えます。一流のアスリートがこまめな水分摂取をしているのは良く知られている事実です。
(熱中症の症状とか、処置については省略させていただきました。)
登山での熱中症は「正確な知識」と「体調管理」で防ぐことができるのです。
(2)無知と無理でおこる熱中症〜登山中の熱中症予防8ケ条
大阪山岳連盟中高年安全登山啓発グループ資料から一部を抜粋させていただきました。
1、知って予防しましょう熱中症
熱中症とは暑い環境で生じる障害の総称で、次のような病型があります。
1)熱失神 2)熱疲労 3)熱けいれん 4)熱射病
2、暑いとき無理な行動は事故のもと
熱中症の発生には気温、湿度、風速、輻射熱(直射日光など)が関係します。
3、急な暑さは要注意
4、失った水分を取り戻そう
5、体重で分かる健康と汗の量
運動による体重減少は2%を超えないように。状況に応じて小休止、水分の補給を!
6、衣服は暑さ対策をして爽やかに
暑いときは軽装にし、素材は吸湿性、通気性の良いものを!
直射日光を遮るため、着帽、首筋に濡れタオル、シャツは長袖などが効果的。
休憩は木陰、風通しの良いところ、
リックをおろし、衣服を緩めるなどなど
7、体調不良は事故のもと
8、慌てるな、されど急ごう救急処置
以上は専門家の貴重な経験談で、私たちでも観念的には「そうだろうな」と思いながら読んでいきますが、項目毎に理解して実践しているかとなると、誠に心許ないように思います。
症状がどの様に変わっていくか?
症状に応じてどう処置したらよいか?
を思うとき、「熱中症」については、知っているようでその実、あまり知らないことを自覚させられました。
これでは、ことが起こったときには多分適切な処置など出来ないことでしょう。良い勉強になりました。