2012年07月20日
A170・夏の高校野球〜熱中症対策は如何!?
1、猛暑の中での高校野球
夏の甲子園野球大会予選が各地でたけなわです。
毎年のことではありますが、この時期は連日猛暑に見舞われ、熱中症多発のニュースが報道されます。
「炎天下はもとより、家の中でも熱中症は起こります」と言った注意まで繰り返し報道されて、熱中症予防が大きく注目されている折も折、
苛酷な条件にさらされるグラウンドでの野球試合を「このまま続けても良いのか?」
テレビで観戦するつけ、試合の進行よりも、こんな心配を繰り返します。
夏の甲子園野球大会予選が各地でたけなわです。
毎年のことではありますが、この時期は連日猛暑に見舞われ、熱中症多発のニュースが報道されます。
「炎天下はもとより、家の中でも熱中症は起こります」と言った注意まで繰り返し報道されて、熱中症予防が大きく注目されている折も折、
苛酷な条件にさらされるグラウンドでの野球試合を「このまま続けても良いのか?」
テレビで観戦するつけ、試合の進行よりも、こんな心配を繰り返します。
十分に身体を鍛えてきた選手でも、熱中症事故は起こっているようです。ましてや普段はあまり運動をしていない生徒が学校の指示であっても、自発的であったとしても、大挙して応援に繰り出るのは無謀にすぎると言いたくなります。よほどの予防策を徹底しなければならないはずです。
現に「熱中症で病院へ搬送・・」の報道が続いています。
にもかかわらず、小さく一過性で報じられるだけで、試合の進行ばかりが注目されています。学校の安全指導が行き届いていないとの感を強く受けます。
生徒の鍛錬修行が目的で始まったはずの大会が、生徒達の健康は2の次になってしまって、勝敗の行方とか、一部選手の動向とかがクローズアップされています。
大会や学校関係者も、マスコミもこの主客転倒を無視しているのか?無感覚であるのか?不思議な気がしてなりません。
大変な事故が起こってからでは取り返しがつきません。
主催者、大会運営者それぞれが何をどうすべきかの責任を明確に宣言して、
現状でも出来ることを洗い出して、明確にして、選手にも、応援者の一人一人にも徹底させて欲しいと切に望みます。
2、関係者の安全管理責任を明確にして欲しい
日本体育協会では、「熱中症予防のための運動指針」を定め、「運動は原則禁止」とする条件を明記していると聞きます。
高野連にもこれに類するものがあれば、関係者、学校に周知徹底させることが高野連の責任であり、具体的な方策を生徒一人一人に徹底させ、実施されていることを確認するのが大会運営者、学校関係者の責任であろうと思います。
単に「水分を摂る様に指導している」と言ったような曖昧なことではなく、より厳しく、具体的な安全管理がなされていなければならないはずです。
現実に、各グランドには上記の「運動指針」で定める「原則禁止」の環境条件を測定する設備と監視の体制が取られているのでしょうか?
直接確かめたわけではありませんが、徹底してるとは思いにくいのです。
私の認識不足なら謹んでお詫びします。
現実には、熱中症予防とは逆に、無帽・黒の学ランで統一するとか、冷却グッズを使用制限するような応援が強要される例があるとも聞きます。
これが本当なら直ちに排除されなければなりませんが、誰がチェックするのか微妙!でもあるようです。一部推進者の熱意が暴走している場合もあり、学校自体の責任問題でもありそうです。
「40℃を超える、無風の悪条件に耐える選手を英雄視する」ような一部マスコミの風潮がみられます。読者を惹きつけようとするアジ宣伝かもし知れませんが、大会の安全運営に建設的な提案をするような記事を併せてもらいたいものだと思ったことです。
英雄視のみを論じるのでは、マスコミも無理な大会の続行を後押しした責任を問われるのではないでしょうか。
若者の心身の鍛錬、若い日の想い出に、高校野球の意義は計り知れません。
心から発展、充実を望みますし、専心指導に当たってこられている先生には頭が下がります。
それが大会運営という現実面になると、安全管理への対処で大きな歪みを抱え、極めて心許ない状態にあると思えてなりません。
繰り返しになりますが、大変な事故が起こってからでは取り返しがつきません。
今すぐ出来る予防策の実施・徹底を、主催者、大会運営者の責任において宣言してもらいたいと強く思います。
現に「熱中症で病院へ搬送・・」の報道が続いています。
にもかかわらず、小さく一過性で報じられるだけで、試合の進行ばかりが注目されています。学校の安全指導が行き届いていないとの感を強く受けます。
生徒の鍛錬修行が目的で始まったはずの大会が、生徒達の健康は2の次になってしまって、勝敗の行方とか、一部選手の動向とかがクローズアップされています。
大会や学校関係者も、マスコミもこの主客転倒を無視しているのか?無感覚であるのか?不思議な気がしてなりません。
大変な事故が起こってからでは取り返しがつきません。
主催者、大会運営者それぞれが何をどうすべきかの責任を明確に宣言して、
現状でも出来ることを洗い出して、明確にして、選手にも、応援者の一人一人にも徹底させて欲しいと切に望みます。
2、関係者の安全管理責任を明確にして欲しい
日本体育協会では、「熱中症予防のための運動指針」を定め、「運動は原則禁止」とする条件を明記していると聞きます。
高野連にもこれに類するものがあれば、関係者、学校に周知徹底させることが高野連の責任であり、具体的な方策を生徒一人一人に徹底させ、実施されていることを確認するのが大会運営者、学校関係者の責任であろうと思います。
単に「水分を摂る様に指導している」と言ったような曖昧なことではなく、より厳しく、具体的な安全管理がなされていなければならないはずです。
現実に、各グランドには上記の「運動指針」で定める「原則禁止」の環境条件を測定する設備と監視の体制が取られているのでしょうか?
直接確かめたわけではありませんが、徹底してるとは思いにくいのです。
私の認識不足なら謹んでお詫びします。
現実には、熱中症予防とは逆に、無帽・黒の学ランで統一するとか、冷却グッズを使用制限するような応援が強要される例があるとも聞きます。
これが本当なら直ちに排除されなければなりませんが、誰がチェックするのか微妙!でもあるようです。一部推進者の熱意が暴走している場合もあり、学校自体の責任問題でもありそうです。
「40℃を超える、無風の悪条件に耐える選手を英雄視する」ような一部マスコミの風潮がみられます。読者を惹きつけようとするアジ宣伝かもし知れませんが、大会の安全運営に建設的な提案をするような記事を併せてもらいたいものだと思ったことです。
英雄視のみを論じるのでは、マスコミも無理な大会の続行を後押しした責任を問われるのではないでしょうか。
若者の心身の鍛錬、若い日の想い出に、高校野球の意義は計り知れません。
心から発展、充実を望みますし、専心指導に当たってこられている先生には頭が下がります。
それが大会運営という現実面になると、安全管理への対処で大きな歪みを抱え、極めて心許ない状態にあると思えてなりません。
繰り返しになりますが、大変な事故が起こってからでは取り返しがつきません。
今すぐ出来る予防策の実施・徹底を、主催者、大会運営者の責任において宣言してもらいたいと強く思います。