2012年02月25日
A024 糖尿病患者の「一病息災」(2)
「糖尿病とは、血液中の糖が多くなりすぎて血糖値が高くなっている症状!」
こんなことは百も承知のはずでした。
ところが今までは、主治医の先生から「カロリー制限」と「栄養素のバランス」を指導され、何の疑いもなく従ってきました。
今、血糖値の上がりにくい食事について考えています。
(1)「糖質の摂取を少なくすればよい」
(2)「吸収が遅い物を摂るか、遅くなるような方法を取ればよい」
この二つが今のところのテーマです。
こんなことは百も承知のはずでした。
ところが今までは、主治医の先生から「カロリー制限」と「栄養素のバランス」を指導され、何の疑いもなく従ってきました。
今、血糖値の上がりにくい食事について考えています。
(1)「糖質の摂取を少なくすればよい」
(2)「吸収が遅い物を摂るか、遅くなるような方法を取ればよい」
この二つが今のところのテーマです。
(1)について
日本糖尿病学会編「食品交換表」第1版(昭和40年)「医師・栄養士・患者にすぐ役だつ糖尿病治療のための食品交換表」での糖尿病・食事療法の原則は
@適正なカロリー
A糖質量の制限
B糖質、たんぱく質、脂質のバランス
Cビタミンおよびミネラルの適正な補給
と記載され、「糖質量の制限」が明記されていましたが、第2版(昭和44年)では、これが削除されました。
血糖値を上げ難くする為には、「カロリー制限」よりも「糖質制限」が有効だろうと思いますが、極端な「糖質制限」は栄養のバランスを欠くことになりそうです。
「炭水化物摂取ゼロ」でも身体に悪い影響は無い!という極端な論を見受けますが、これには同調しにくい気分です。とは言っても「糖質制限」推進への気概は評価したいと思います。」
「カロリー制限」論では、ひたすら「食べる量を減らしなさい、間食・過食は我慢しなさい。あなたの為です!」を強調するのに対して、
「糖質制限」論には、「主食を減らし、その分をタンパク質、脂質でカバーしましょう。血糖値の負荷は少なく、空腹を補う量の食事を攝れます」と言う魅力があります。
「カロリー制限」論は、修験者が難行苦行に立ち向かうが如くに、人の欲望で最も基本的な食欲を抑えることを求めます。短期間ならばイザ知らず、一生続けなければならないのです。患者の多くは耐えきれずに挫折します。
これに対して「糖質制限」論には、「食事の内容を変えれば、もう少し食べても血糖値をコントロール出来ますよ」と語りかける人間味を感じます。
流石に「糖質摂取ゼロ!」には同調できませんが、「問題提起の為の極端な表現」と見ることも出来そうです。その様な魅力があります。
同程度のカロリーを摂取する為には、「糖質制限」すると「タンパク質、脂質の摂取増加」が必要となります。
現在推奨されている栄養バランスは、炭水化物:タンパク質:脂質=6:2:2なので、当面糖質40%程度を目標に、実験的に様子を見ています。
糖質1gで血糖値が3mg/dl上がると見なし(厳密には個人個人で測定を要するでしょうが、当面は概算値に依ります)、摂取する糖質量をは食品交換表第6版でチェックしています。
<『糖質制限食十箇条』〜糖尿病が気になる人に〜>という記事を目にしました。参考にさせていただいています。
一、魚貝類・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食 べてよい。
二、糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
三、主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(発芽玄米、全粒粉のパンなど)
四、飲料は牛乳は控え目、・果汁は避ける。成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、
ほうじ茶はOK。
五、糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。(果物は 多少増えても良いとの説もある。)
六、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
七、マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
八、アルコール類は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、 など)は控える。
九、間食やおつまみでチーズ類適量はOK。菓子類、ドライフルーツは不可。
十、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。
(2)について
血糖値管理に好ましい食品か、避けた方がよい食品かを判別するのにグリセミック指数 (glycemic index)という便利な指数があります。
グリセミック指数 (glycemic index)・GI値;炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値で、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表されます。
数値が100に近いほど、食後短時間で血糖値を急上昇させる。と見ることが出来ます。
肥満予防にはGI値60を目安として、それ以上の食品を避ける方が良いとされています。
血糖値の上昇を低く抑えようとするために、GI値55以上に×、54〜46に△、45以下に◯を付して、主な食品が表示されています。詳細はhttp://www.drrk.net/gi.htmlご参照)
血糖値を上げにくい食事献立は(1)と(2)の△○の組み合わせで考えると良さそうです。といっても、慣れるまでは分かり難く混乱します。でも自分のためですので、これ位は乗り越えねばならぬと、自分に言い聞かせています。
日本糖尿病学会編「食品交換表」第1版(昭和40年)「医師・栄養士・患者にすぐ役だつ糖尿病治療のための食品交換表」での糖尿病・食事療法の原則は
@適正なカロリー
A糖質量の制限
B糖質、たんぱく質、脂質のバランス
Cビタミンおよびミネラルの適正な補給
と記載され、「糖質量の制限」が明記されていましたが、第2版(昭和44年)では、これが削除されました。
血糖値を上げ難くする為には、「カロリー制限」よりも「糖質制限」が有効だろうと思いますが、極端な「糖質制限」は栄養のバランスを欠くことになりそうです。
「炭水化物摂取ゼロ」でも身体に悪い影響は無い!という極端な論を見受けますが、これには同調しにくい気分です。とは言っても「糖質制限」推進への気概は評価したいと思います。」
「カロリー制限」論では、ひたすら「食べる量を減らしなさい、間食・過食は我慢しなさい。あなたの為です!」を強調するのに対して、
「糖質制限」論には、「主食を減らし、その分をタンパク質、脂質でカバーしましょう。血糖値の負荷は少なく、空腹を補う量の食事を攝れます」と言う魅力があります。
「カロリー制限」論は、修験者が難行苦行に立ち向かうが如くに、人の欲望で最も基本的な食欲を抑えることを求めます。短期間ならばイザ知らず、一生続けなければならないのです。患者の多くは耐えきれずに挫折します。
これに対して「糖質制限」論には、「食事の内容を変えれば、もう少し食べても血糖値をコントロール出来ますよ」と語りかける人間味を感じます。
流石に「糖質摂取ゼロ!」には同調できませんが、「問題提起の為の極端な表現」と見ることも出来そうです。その様な魅力があります。
同程度のカロリーを摂取する為には、「糖質制限」すると「タンパク質、脂質の摂取増加」が必要となります。
現在推奨されている栄養バランスは、炭水化物:タンパク質:脂質=6:2:2なので、当面糖質40%程度を目標に、実験的に様子を見ています。
糖質1gで血糖値が3mg/dl上がると見なし(厳密には個人個人で測定を要するでしょうが、当面は概算値に依ります)、摂取する糖質量をは食品交換表第6版でチェックしています。
<『糖質制限食十箇条』〜糖尿病が気になる人に〜>という記事を目にしました。参考にさせていただいています。
一、魚貝類・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食 べてよい。
二、糖質特に白パン・白米・麺類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。
三、主食を摂るときは未精製の穀物が好ましい(発芽玄米、全粒粉のパンなど)
四、飲料は牛乳は控え目、・果汁は避ける。成分未調整豆乳はOK。水、番茶、麦茶、
ほうじ茶はOK。
五、糖質含有量の少ない野菜・海草・茸類は適量OK。果物は少量にとどめる。(果物は 多少増えても良いとの説もある。)
六、オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。
七、マヨネーズ(砂糖無しのもの)やバターもOK。
八、アルコール類は蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒、 など)は控える。
九、間食やおつまみでチーズ類適量はOK。菓子類、ドライフルーツは不可。
十、できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。
(2)について
血糖値管理に好ましい食品か、避けた方がよい食品かを判別するのにグリセミック指数 (glycemic index)という便利な指数があります。
グリセミック指数 (glycemic index)・GI値;炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値で、ブドウ糖(グルコース)を100とした場合の相対値で表されます。
数値が100に近いほど、食後短時間で血糖値を急上昇させる。と見ることが出来ます。
肥満予防にはGI値60を目安として、それ以上の食品を避ける方が良いとされています。
血糖値の上昇を低く抑えようとするために、GI値55以上に×、54〜46に△、45以下に◯を付して、主な食品が表示されています。詳細はhttp://www.drrk.net/gi.htmlご参照)
血糖値を上げにくい食事献立は(1)と(2)の△○の組み合わせで考えると良さそうです。といっても、慣れるまでは分かり難く混乱します。でも自分のためですので、これ位は乗り越えねばならぬと、自分に言い聞かせています。