2012年07月05日
A155・「健康」は、一に「食品」二が「薬」、お助け役で「健康食品」(3)
(前回まで)
1、「健康食品」と消費者の問題
2、体験談
3、口に入れるものは、法律で「薬」と「食品」に区別されている
4、注意しておきたいこと
(今回)
5、「健康食品ウソ?ホント?」
「健康食品」について、あれこれ書いてきました。
東京都福祉保健局から出されている消費者向けパンフレット「健康食品ウソ?ホント?」から要点を書き出して、全体のまとめをしてみようと思います。
1、「健康食品」と消費者の問題
2、体験談
3、口に入れるものは、法律で「薬」と「食品」に区別されている
4、注意しておきたいこと
(今回)
5、「健康食品ウソ?ホント?」
「健康食品」について、あれこれ書いてきました。
東京都福祉保健局から出されている消費者向けパンフレット「健康食品ウソ?ホント?」から要点を書き出して、全体のまとめをしてみようと思います。
健康食品を利用使用とするときの基本的な知識、心構えの良いガイドになると思います。
上記パンフレットの「はじめに」より
「健康食品は、多く日常的に利用されており、市場も拡大しています。しかし、その一方で、健康食品の利用との関連が疑われる健康被害が発生するなどの社会的問題も生じています。
このパンフレット(*)は、健康食品を安全に利用するために必要な基礎知識をお知らせする目的で作成しました。」
(*)都庁都民情報ルームや都内の保健所、市町村保健センターなどで配布されているそうです。
(1)健康食品を正しく理解しよう
O「健康食品は生活習慣病やガンなどの病気の治療に効果がある」というのは「ウソ!」
健康食品に過剰に期待して病気の治療を中断したり、本来必要な治療を受けなかったために、病気が悪化した例があります。健康食品は病気や身体の不調を治すことを期待して利用する物ではありません。
O「 野菜をまったく食べなくても健康食品で手軽に栄養補給して健康になれる」というんは「ウソ!」
特定の成分だけを健康食品だけで摂取して健康を保つことは出来ません。健康食品は補助的な物です。健全な食生活を心がけた上で、特定な成分の補給が必要な場合の補助として考えましょう。また、
・原材料に食習慣で馴染みのない動植物が使用される事があります。
例えば「ジャガイモの芽は取り除く」とかいった長年の食習慣が活かされないことがあります。
・錠剤やカプセルなどの加工する際に、食材の性質が変わってしまうこともあります。
安全性については一般の食品よりも慎重に考えましょう。
また、テレビ番組「白インゲン豆ダイエット法」見て試した視聴者に、多くが嘔吐、下痢などを起こした例があります。
(2)健康食品を利用する前に
健康食品を利用する前に、次の事項をチェックしよう
O本当に補給する必要がある栄養成分があるか?
実際に自分の食生活で、本当に補給する必要がある栄養成分があるか?をチェックします。
普段の正常な食事から身体に必要な栄養成分は摂取できるのが普通で、何か特殊な事情があるか?をチェックします。
栄養成分が不足しがちな人、食生活の改善・見直しが必要と考えられる人の例
・朝食を食べない人
・食事の量を減らしている人
・食事の内容が偏っている人
・高齢者など食べられる食事の量が減ってしまっている人
など
O健康情報(健康に役立つ商品の機能を紹介する特集記事や番組)について、そのまま受け入れる前に一度考えてみよう
情報の信頼性をチェックするフローチャート
@具体的な研究を行った結果であることが示されているか?
「はい」ならばAへ
「いいえ」又は「分からない」ならば「取りやめる」
「分からない」の例;専門家と称する人(医師など)がテレビで発言した。
有名人や使用した人が効果を語った。
A研究は人を対象にしたものか?
「はい」ならばBへ
「いいえ」又は「分からない」ならば「取りやめる」
例;試験管ビーカーを使った実験結果、動物実験での結果
B学術誌で論文として報告されているか?
「はい」ならば一定の科学的評価が行われた情報として、多少は参考にすることが出来る。
「いいえ」又は「分からない」ならば「取りやめる」
例;学会で発表しただけ、本に書かれている。では情報が足りない。
また、次のことを確認し、注意する
O製品を選ぶ際には表示や広告を良く確認する
製造者、販売者、所在地、原材料名、栄養成分、成分量、
お客様相談窓口など連絡先、
適切な摂取方法、摂取量、注意点など、
安全性や品質について不適切な説明はしていないか
例;「食品だから安全」は、その商品の安全性を照明する根拠にはならない。
O個人輸入やインターネットオークションで購入した健康食品を利用するには注意が必要
安全性に問題があり、健康被害が報告された例がある。
(3)健康食品を利用している方は
O「治療を受けている人が健康食品を利用すると、
病気が悪化したり、治療薬が効かなくなることがある」というのは「ほんと!」
・治療を受けている人が健康食品を利用する時は
医師、薬剤師に相談したてさい。
・健康食品の利用に伴い、自己判断で治療を中止しては絶対にいけません。
O「身体や美容に良い成分は、たくさんとればとるほど効果が上がる」というのは「ウソ!」
ビタミンなどの栄養成分でも、攝りすぎるとからだに有害な場合があります。
Oウワサ「健康食品を利用してからだの具合が悪くなったとしても、
効果が出ている証拠なので、がまんして続けた方がいい」というのは「ウソ!」
健康食品を利用して体調不良を感じたら、すぐに利用をやめて、医療機関で受診してください。
このパンフレットは以下の如く続きます。
(4)特定保健用食品・栄養機能食品について
(5)契約に関わるトラブルは?
(6)各種相談先
各項目を厳密にチェックするのはハードルの高いことですが、これ位の知識と心構えを持っていて、実際には丁度良いのではないか!
と、思っています。
上記パンフレットの「はじめに」より
「健康食品は、多く日常的に利用されており、市場も拡大しています。しかし、その一方で、健康食品の利用との関連が疑われる健康被害が発生するなどの社会的問題も生じています。
このパンフレット(*)は、健康食品を安全に利用するために必要な基礎知識をお知らせする目的で作成しました。」
(*)都庁都民情報ルームや都内の保健所、市町村保健センターなどで配布されているそうです。
(1)健康食品を正しく理解しよう
O「健康食品は生活習慣病やガンなどの病気の治療に効果がある」というのは「ウソ!」
健康食品に過剰に期待して病気の治療を中断したり、本来必要な治療を受けなかったために、病気が悪化した例があります。健康食品は病気や身体の不調を治すことを期待して利用する物ではありません。
O「 野菜をまったく食べなくても健康食品で手軽に栄養補給して健康になれる」というんは「ウソ!」
特定の成分だけを健康食品だけで摂取して健康を保つことは出来ません。健康食品は補助的な物です。健全な食生活を心がけた上で、特定な成分の補給が必要な場合の補助として考えましょう。また、
・原材料に食習慣で馴染みのない動植物が使用される事があります。
例えば「ジャガイモの芽は取り除く」とかいった長年の食習慣が活かされないことがあります。
・錠剤やカプセルなどの加工する際に、食材の性質が変わってしまうこともあります。
安全性については一般の食品よりも慎重に考えましょう。
また、テレビ番組「白インゲン豆ダイエット法」見て試した視聴者に、多くが嘔吐、下痢などを起こした例があります。
(2)健康食品を利用する前に
健康食品を利用する前に、次の事項をチェックしよう
O本当に補給する必要がある栄養成分があるか?
実際に自分の食生活で、本当に補給する必要がある栄養成分があるか?をチェックします。
普段の正常な食事から身体に必要な栄養成分は摂取できるのが普通で、何か特殊な事情があるか?をチェックします。
栄養成分が不足しがちな人、食生活の改善・見直しが必要と考えられる人の例
・朝食を食べない人
・食事の量を減らしている人
・食事の内容が偏っている人
・高齢者など食べられる食事の量が減ってしまっている人
など
O健康情報(健康に役立つ商品の機能を紹介する特集記事や番組)について、そのまま受け入れる前に一度考えてみよう
情報の信頼性をチェックするフローチャート
@具体的な研究を行った結果であることが示されているか?
「はい」ならばAへ
「いいえ」又は「分からない」ならば「取りやめる」
「分からない」の例;専門家と称する人(医師など)がテレビで発言した。
有名人や使用した人が効果を語った。
A研究は人を対象にしたものか?
「はい」ならばBへ
「いいえ」又は「分からない」ならば「取りやめる」
例;試験管ビーカーを使った実験結果、動物実験での結果
B学術誌で論文として報告されているか?
「はい」ならば一定の科学的評価が行われた情報として、多少は参考にすることが出来る。
「いいえ」又は「分からない」ならば「取りやめる」
例;学会で発表しただけ、本に書かれている。では情報が足りない。
また、次のことを確認し、注意する
O製品を選ぶ際には表示や広告を良く確認する
製造者、販売者、所在地、原材料名、栄養成分、成分量、
お客様相談窓口など連絡先、
適切な摂取方法、摂取量、注意点など、
安全性や品質について不適切な説明はしていないか
例;「食品だから安全」は、その商品の安全性を照明する根拠にはならない。
O個人輸入やインターネットオークションで購入した健康食品を利用するには注意が必要
安全性に問題があり、健康被害が報告された例がある。
(3)健康食品を利用している方は
O「治療を受けている人が健康食品を利用すると、
病気が悪化したり、治療薬が効かなくなることがある」というのは「ほんと!」
・治療を受けている人が健康食品を利用する時は
医師、薬剤師に相談したてさい。
・健康食品の利用に伴い、自己判断で治療を中止しては絶対にいけません。
O「身体や美容に良い成分は、たくさんとればとるほど効果が上がる」というのは「ウソ!」
ビタミンなどの栄養成分でも、攝りすぎるとからだに有害な場合があります。
Oウワサ「健康食品を利用してからだの具合が悪くなったとしても、
効果が出ている証拠なので、がまんして続けた方がいい」というのは「ウソ!」
健康食品を利用して体調不良を感じたら、すぐに利用をやめて、医療機関で受診してください。
このパンフレットは以下の如く続きます。
(4)特定保健用食品・栄養機能食品について
(5)契約に関わるトラブルは?
(6)各種相談先
各項目を厳密にチェックするのはハードルの高いことですが、これ位の知識と心構えを持っていて、実際には丁度良いのではないか!
と、思っています。