2012年07月06日
A156・「発芽玄米」で注意すること
1、注目の「発芽玄米」ですが!
長い間、「コメ=白米」の感覚で過ごしてきました。子供の頃、敗戦後の食料危機を体験した世代なのに!
人間とは忘れっぽいものだと思いながら、玄米食、ことに発芽玄米のことを調べています。
そもそもの動機は持病の糖尿病にあります。現在はインスリンの助けによってA1cをまずまずの水準でコントロール出来ていますが、願わくば「自力で!」の思いから、食事面で「糖質制限食」や逆の「高糖質食」をチェックしています。
ここで「玄米」がクローズアップし、ことに「発芽玄米」に注目しています。好ましい特性が多々ある一方、注意すべきこともありそうです。
長い間、「コメ=白米」の感覚で過ごしてきました。子供の頃、敗戦後の食料危機を体験した世代なのに!
人間とは忘れっぽいものだと思いながら、玄米食、ことに発芽玄米のことを調べています。
そもそもの動機は持病の糖尿病にあります。現在はインスリンの助けによってA1cをまずまずの水準でコントロール出来ていますが、願わくば「自力で!」の思いから、食事面で「糖質制限食」や逆の「高糖質食」をチェックしています。
ここで「玄米」がクローズアップし、ことに「発芽玄米」に注目しています。好ましい特性が多々ある一方、注意すべきこともありそうです。
今回はこの注意すべきことについてです。
2、発芽玄米の注意点!
(1)発芽玄米を作る玄米の身体検査が必要です。
・残留農薬を避けるため、出来るだけ無農薬栽培米、若しくは低農薬栽培の玄米を探す。
これは白米でも同じことですが、「玄米」発注となると改めて意識します。
・ゴミ、砂など異物の除去、即ち精選された物を選ぶ。
白米は精選されていますが、玄米では素性を確かめる必要がありそうです。
・玄米には「白米への加工用玄米」と「玄米食を念頭の置いて収穫、乾燥、異物処理などを行った玄米」とがあるようです。
前者は精米サービスをしているお米やさんなどで入手出来ます。多くは人工乾燥で熱をかけているため発芽率が低いようです。後者は特定の農家さんが扱っている様で、完璧を期すなら天日乾燥をした後者が望ましい様です。
(2)自分で玄米を発芽させずに、市販の発芽玄米を購入する場合は、また別の注意が必要のようです。
・発芽率が低く、発芽玄米と言えない様な商品も中にはあるそうです。CMや広告などに惑わされず、発芽率がどの程度なのか?を確認することが必要です。
(3)発芽させるときの問題
・玄米自体は雑菌を多く含んでおり、発芽玄米を作る際、20〜30℃のぬるま湯、或いは水に玄米を1〜2晩浸しますが、この状態ではセレウス菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌が繁殖し、さらには食中毒の原因となる耐熱性芽胞菌も含まれる可能性が大きくなるため、安全性に十分注意とされます。
但し、食中毒菌でなければ、炊飯の過程で、ほぼ雑菌は死滅します。
(4)食べるときの注意点
・「玄米には栄養が多く含まれ、そのバランスがよい」けれど、
「食べ物に栄養がたくさんある」ということと
「栄養がたくさん吸収できる」とは別問題ということの理解が必要の様です。
・具体的には、「よく噛む」ということです。
噛む回数は、30回とも50回とも100回と、人により様々です。要はそのくらい噛むことが大切で、逆にいうと「噛まなければいけない!」ということです。
白米でもよく噛むことは必要ですが、玄米の場合、
「玄米の栄養を沢山吸収する=玄米をよく噛んで飲み込む」ことが必須と思います。
私は日頃「あまり噛まない」方で、「良く噛むこと」はなかったのですが、別なキッカケで「一口30回」を試みたところ意外に苦にならず、ゆっくり噛むことで、食べ物の味を存分に味わうようになっています。
・玄米には「発芽毒」の問題がある。と耳にします。
発芽毒とは、玄米、雑穀、豆類すべての「種」が持つ発芽抑制因子で、その種が条件が揃うまで発芽しないようにストップをかけている植物ホルモン「アブシジン酸」との説明があります。
玄米を水に浸さずに食べた場合、その発芽毒が消化の邪魔をして下痢気味にさせる場合があるけれど、
12〜24時間以上水に浸漬し、発芽しはじめると、発芽毒は自然と構造が変わり消えていき、消化もしやすくなる。との説明があります。
この説明に拠ると、「玄米をそのまま食べるのは健康に良くない」となるのでしょうか?「良くない」という断定ではなく、「・・場合がある」ということのようです。
玄米は消化が悪いのは衆知のことで、良く噛むことが必須なことは前記しました。
発芽玄米では「発芽毒」が消えていると理解して良さそうです。
・「発芽玄米食」を攝るのは私個人の問題であって、家族を巻き込むことではありません。
家族揃って食卓を囲む雰囲気を壊しては、マイナスが大き過ぎます。家族に「発芽玄米食」を強いることがあってはなりません。
どの様に私のメニューを食卓にのせるか?の配慮が必要です。様子を見ながら、家族の意向を確かめながら、無理なくすすめるつもりでいます。
(追記)ジャンル別のバックナンバータイトルを下の投稿欄に一覧しています。ご参照下さい。
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2、発芽玄米の注意点!
(1)発芽玄米を作る玄米の身体検査が必要です。
・残留農薬を避けるため、出来るだけ無農薬栽培米、若しくは低農薬栽培の玄米を探す。
これは白米でも同じことですが、「玄米」発注となると改めて意識します。
・ゴミ、砂など異物の除去、即ち精選された物を選ぶ。
白米は精選されていますが、玄米では素性を確かめる必要がありそうです。
・玄米には「白米への加工用玄米」と「玄米食を念頭の置いて収穫、乾燥、異物処理などを行った玄米」とがあるようです。
前者は精米サービスをしているお米やさんなどで入手出来ます。多くは人工乾燥で熱をかけているため発芽率が低いようです。後者は特定の農家さんが扱っている様で、完璧を期すなら天日乾燥をした後者が望ましい様です。
(2)自分で玄米を発芽させずに、市販の発芽玄米を購入する場合は、また別の注意が必要のようです。
・発芽率が低く、発芽玄米と言えない様な商品も中にはあるそうです。CMや広告などに惑わされず、発芽率がどの程度なのか?を確認することが必要です。
(3)発芽させるときの問題
・玄米自体は雑菌を多く含んでおり、発芽玄米を作る際、20〜30℃のぬるま湯、或いは水に玄米を1〜2晩浸しますが、この状態ではセレウス菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌が繁殖し、さらには食中毒の原因となる耐熱性芽胞菌も含まれる可能性が大きくなるため、安全性に十分注意とされます。
但し、食中毒菌でなければ、炊飯の過程で、ほぼ雑菌は死滅します。
(4)食べるときの注意点
・「玄米には栄養が多く含まれ、そのバランスがよい」けれど、
「食べ物に栄養がたくさんある」ということと
「栄養がたくさん吸収できる」とは別問題ということの理解が必要の様です。
・具体的には、「よく噛む」ということです。
噛む回数は、30回とも50回とも100回と、人により様々です。要はそのくらい噛むことが大切で、逆にいうと「噛まなければいけない!」ということです。
白米でもよく噛むことは必要ですが、玄米の場合、
「玄米の栄養を沢山吸収する=玄米をよく噛んで飲み込む」ことが必須と思います。
私は日頃「あまり噛まない」方で、「良く噛むこと」はなかったのですが、別なキッカケで「一口30回」を試みたところ意外に苦にならず、ゆっくり噛むことで、食べ物の味を存分に味わうようになっています。
・玄米には「発芽毒」の問題がある。と耳にします。
発芽毒とは、玄米、雑穀、豆類すべての「種」が持つ発芽抑制因子で、その種が条件が揃うまで発芽しないようにストップをかけている植物ホルモン「アブシジン酸」との説明があります。
玄米を水に浸さずに食べた場合、その発芽毒が消化の邪魔をして下痢気味にさせる場合があるけれど、
12〜24時間以上水に浸漬し、発芽しはじめると、発芽毒は自然と構造が変わり消えていき、消化もしやすくなる。との説明があります。
この説明に拠ると、「玄米をそのまま食べるのは健康に良くない」となるのでしょうか?「良くない」という断定ではなく、「・・場合がある」ということのようです。
玄米は消化が悪いのは衆知のことで、良く噛むことが必須なことは前記しました。
発芽玄米では「発芽毒」が消えていると理解して良さそうです。
・「発芽玄米食」を攝るのは私個人の問題であって、家族を巻き込むことではありません。
家族揃って食卓を囲む雰囲気を壊しては、マイナスが大き過ぎます。家族に「発芽玄米食」を強いることがあってはなりません。
どの様に私のメニューを食卓にのせるか?の配慮が必要です。様子を見ながら、家族の意向を確かめながら、無理なくすすめるつもりでいます。
(追記)ジャンル別のバックナンバータイトルを下の投稿欄に一覧しています。ご参照下さい。
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