2012年06月16日
A136・発芽玄米(1)
1、白米、玄米、発芽玄米
”お米=白米”という感覚が一般的ですが、正しくは「白米」は「玄米」から「胚芽、糠層という価値ある栄養部」を取り去った残りの部分であることは広く知られています。
「美味しい!」ということで、米のほとんどが「白米」で流通しています。「5分づき」、「7分づき」などは流通ルートからは外れて、通常は目にしません。
栄養面を考えて「玄米を!」と思っても、そのままでは消化し難く、炊くのも難しく、味の面でも不満足です。
そこに登場したのが「発芽玄米」でした。この歴史は意外に浅く、20年そこそこの様です。
植物の種が発芽するとき、秘められた生命力が最大限に活性化していることは容易に想像できます。眠れる「玄米」にない活力、勿論加工された「白米」よりも遙かに優れた特性を期待出来る!との思いに駆られます。
先ずは、どの様な長短があるのか?を、その入り口を調べてみました。
”お米=白米”という感覚が一般的ですが、正しくは「白米」は「玄米」から「胚芽、糠層という価値ある栄養部」を取り去った残りの部分であることは広く知られています。
「美味しい!」ということで、米のほとんどが「白米」で流通しています。「5分づき」、「7分づき」などは流通ルートからは外れて、通常は目にしません。
栄養面を考えて「玄米を!」と思っても、そのままでは消化し難く、炊くのも難しく、味の面でも不満足です。
そこに登場したのが「発芽玄米」でした。この歴史は意外に浅く、20年そこそこの様です。
植物の種が発芽するとき、秘められた生命力が最大限に活性化していることは容易に想像できます。眠れる「玄米」にない活力、勿論加工された「白米」よりも遙かに優れた特性を期待出来る!との思いに駆られます。
先ずは、どの様な長短があるのか?を、その入り口を調べてみました。
2、発芽玄米とは?
・発芽玄米とは? 玄米を約1〜2日程度、ぬるま湯〜常温の水に浸し、発芽した状態のものをいいます。
・発芽玄米は1998年に信州大学農学部と民間会社とで共同開発され、その歴史は意外に淺く、まだ20年そこそこです。
・「発芽米」なるものが市販されていますが、これは発芽した玄米を再乾燥等で芽の成長を人為的に止め、保存出来るようにしたもの。従って「発芽玄米」の一形態と位置づけされます。
・日本発芽玄米協会は、「発芽玄米普及プロジェクト」を発足し、
「おこめを変えると、あなたが変わる。」をスローガンに、
発芽玄米の良さを知ってもらい、発芽玄米を全国に普及させることを目的に、様々な情報を発信しています。
3、発芽玄米は栄養豊富! 消化も良い! 味も良い!
・発芽玄米は、発芽時の酵素の働きで、
玄米にもともと含まれていた栄養成分が増え、
玄米の状態では十分に消化吸収しきれない成分や、新しく有効な成分が生成します。
・発芽玄米を白米に混ぜて炊くことで白米に足りない栄養素を補えます。
・玄米は白米に比べ栄養価が高く、白米に含有されないビタミンB1やミネラルを豊富に含んでいますが、
・発芽玄米は玄米より栄養豊富なうえ、消化も味も良い!という特性があります。
・発芽によって、様々な酵素が活性化されるため、胚乳に貯蔵されているデンプンは甘味成分へと変化し、アミノ酸は旨み成分へ分解され、甘みや旨みが増します。
・玄米は、普通の炊飯器で炊くと、糠層の消化が悪く、食感も悪くぼそぼそになりますが、
発芽玄米は 普通の炊飯器で炊いても玄米より消化が良くなります。
・玄米ではミネラルの消化吸収が、フィチン酸によって抑制されがちですが、
発芽玄米では、フィチン酸が抑えられ、ミネラルの消化吸収が効率よくなります。
・発芽玄米では、γアミノ酪酸(通称:ギャバ)が生成され、玄米に含まれている量の3-5倍にも増加します。白米の約10倍程にもなります。
・γ−アミノ酪酸(ギャバ)は、血圧降下作用、高血圧の抑制、改善、予防効果。中性脂肪を大幅に抑え、改善・予防する効果があり、更に
肝臓の働きを活発にし、利尿作用を促す事で、過剰な塩分を体外に排出し、神経回路に働くことで神経の沈静作用がある、など、大変注目されている、栄養素です。
・発芽玄米には、ブドウ糖の代謝促進やカルシウムの吸収を促すリジンが白米の4倍、玄米の2倍含まれるほか、発芽させる事で、植物繊維の含有量が、玄米より、10%〜15%増えます。
・さらに、アルツハイマー型痴呆症の原因である、PEPの異常増殖を防ぐ物質「PEP阻害物質」が、発芽するときに生成されます。
・発芽玄米では、コメアレルギーの原因となるアレルゲンが白米や玄米に比べ低減化されることも発見されました。 (続く)
・発芽玄米とは? 玄米を約1〜2日程度、ぬるま湯〜常温の水に浸し、発芽した状態のものをいいます。
・発芽玄米は1998年に信州大学農学部と民間会社とで共同開発され、その歴史は意外に淺く、まだ20年そこそこです。
・「発芽米」なるものが市販されていますが、これは発芽した玄米を再乾燥等で芽の成長を人為的に止め、保存出来るようにしたもの。従って「発芽玄米」の一形態と位置づけされます。
・日本発芽玄米協会は、「発芽玄米普及プロジェクト」を発足し、
「おこめを変えると、あなたが変わる。」をスローガンに、
発芽玄米の良さを知ってもらい、発芽玄米を全国に普及させることを目的に、様々な情報を発信しています。
3、発芽玄米は栄養豊富! 消化も良い! 味も良い!
・発芽玄米は、発芽時の酵素の働きで、
玄米にもともと含まれていた栄養成分が増え、
玄米の状態では十分に消化吸収しきれない成分や、新しく有効な成分が生成します。
・発芽玄米を白米に混ぜて炊くことで白米に足りない栄養素を補えます。
・玄米は白米に比べ栄養価が高く、白米に含有されないビタミンB1やミネラルを豊富に含んでいますが、
・発芽玄米は玄米より栄養豊富なうえ、消化も味も良い!という特性があります。
・発芽によって、様々な酵素が活性化されるため、胚乳に貯蔵されているデンプンは甘味成分へと変化し、アミノ酸は旨み成分へ分解され、甘みや旨みが増します。
・玄米は、普通の炊飯器で炊くと、糠層の消化が悪く、食感も悪くぼそぼそになりますが、
発芽玄米は 普通の炊飯器で炊いても玄米より消化が良くなります。
・玄米ではミネラルの消化吸収が、フィチン酸によって抑制されがちですが、
発芽玄米では、フィチン酸が抑えられ、ミネラルの消化吸収が効率よくなります。
・発芽玄米では、γアミノ酪酸(通称:ギャバ)が生成され、玄米に含まれている量の3-5倍にも増加します。白米の約10倍程にもなります。
・γ−アミノ酪酸(ギャバ)は、血圧降下作用、高血圧の抑制、改善、予防効果。中性脂肪を大幅に抑え、改善・予防する効果があり、更に
肝臓の働きを活発にし、利尿作用を促す事で、過剰な塩分を体外に排出し、神経回路に働くことで神経の沈静作用がある、など、大変注目されている、栄養素です。
・発芽玄米には、ブドウ糖の代謝促進やカルシウムの吸収を促すリジンが白米の4倍、玄米の2倍含まれるほか、発芽させる事で、植物繊維の含有量が、玄米より、10%〜15%増えます。
・さらに、アルツハイマー型痴呆症の原因である、PEPの異常増殖を防ぐ物質「PEP阻害物質」が、発芽するときに生成されます。
・発芽玄米では、コメアレルギーの原因となるアレルゲンが白米や玄米に比べ低減化されることも発見されました。 (続く)