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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年02月19日
A018 「家庭内事故の防止」(2)
前述の如く、入浴事故死は年間1万4千人とも言われています。しかも冬の寒い時期に多発します。

私たちは脱衣場・浴室の寒さと湯温の温度差で心筋梗塞や脳卒中が起こると考えてきました。脱衣場・浴室に暖房を設置するなどの対策をとってきました。

これはこれで有効と思いますが、心筋梗塞や脳卒中による事故は1割程度に過ぎず、大部分の、1万人を超える人たちは「溺死」ではないかということが分かってきた!という衝撃の報道がありました。
改めて浴室での事故について、その防止法を考えてみたいと思います。

<前回>
1、「家庭内事故死」が「交通事故死」を上回る
2、浴室事故死は交通事故死の2,8倍(続く)
<今回>
2、浴室事故死は交通事故死の2,8倍(続き)

2、浴室事故死は交通事故死の2,8倍(続き)

(NHKテレビ「ためしてガッテン」2009年1月28日HPより要点を列記します)
「入浴事故を防ぐには!」

前回の復習と補足を兼ねて入浴時の血圧を考えると、38℃の入浴では最初少し血圧が下がり、間もなく下げ止まるのに対して、目安として42℃以上の熱い湯に入ると、身体が暑さにビックリして末梢の血管が収縮して血圧が上がります。(驚愕反応)

その後、下がり始め、下がり続け、38℃の入浴血圧より20程も低く過度の血圧低下を起こし、脳に血液が行にくくなり、意識障害(失神)が起こる。と説明されています。

個人差があるでしょうから以上の説明数値は一つの目安と理解しますが、湯温は40℃迄を適温と考え、42℃以上は高過ぎ!という感覚を持とうと思います。

専門家の解説によると、入浴死のリスクが特に高いのは以下の人たちと言います。

・熱い風呂が大好きな人(驚がく反応等の結果血圧低下を起こしやすい)
・動脈硬化のある人(血管にしなやかさがないため、血圧が急上昇・急降下しやすい)
・高血圧の人(元々血圧が高い人ほど、下がるときの幅も大きい)
・65歳以上(動脈硬化、高血圧になっている割合が高い)
・飲酒後に入浴する人(飲酒や食事のあとは、血圧が下がっている)

入浴事故を防ぐには、次のような注意が必要となります。心得ておきたいと思います。

・湯温を40℃以下(驚がく反応を起こさない目安。ただし個人差があります)
・風呂から立ち上がるときはゆっくりと(急に立ち上がることでも血圧が急激に低下)
・食後1時間以内の入浴は避ける。

「ぬるめでも大満足! ガッテン流入浴法とは?」

ガッテンでは、湯温40℃で熱風呂好きのお父さんたちにも満足してもらえる「安全快適入浴法」を編み出しました。ガッテン流入浴法で準備する道具は、次の2つです。

・湯船に浮かべることのできる温度計(正確な湯温を知るため)。
 500〜1000円程度の安価なものでかまいません。
・シャワー

「ガッテン流の入浴法」・あらかじめ湯船に40℃の湯をはっておく。
・仕上げに、湯船に43℃のシャワーを3分間注ぐ。

浴室を湿気混じりに暖めることで、浴室内をより暖かく感じられるようにします。これにより、浴室に入った瞬間の「寒い!」という感覚を軽減し、「熱い風呂に入りたい」という欲求がなくなります。

【注意】大きな窓のついた浴室やタイルばりの浴室では、ガッテン流入浴法の効果が薄い場合もあります。その際は、窓に断熱の処理を施したり、浴室暖房を設置するなどの具体的な対策が必要となることがあります。一度ガッテン流入浴法をためしてみて、それでも浴室が寒い場合は、別の対策が必要と解説しています。 (続く)
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