2012年02月18日
A017 「家庭内事故の防止」(1)
1、「家庭内事故死」が「交通事故死」を上回る
少し古い資料ですが、平成18年の厚生労働省人口移動統計によると、家庭内事故死は約1万2千人で、交通事故での死者数9千人を大きく上回っています。家庭内事故の悲劇の多さに驚かされます。
内訳は窒息3千7百人、溺死3千6百人、転倒・転落2千3百人、火災1千3百人、中毒4百人、その他7百人となっています。
別の報道では「入浴事故死が年間1万4千人」とありました(平成21年1月テレビ番組)。
上記統計とは大幅に異なりますが、これには心筋梗塞、脳卒中、溺死、転倒障害など統計の違いがある為かも知れません。何れにしても大変な数であることには変わりありません。
怪我ですんだ場合を合計すると大変な数になるでしょう。その大部分は注意すれば避けることではないだろうか?と思うにつけ、改めて「身辺の安全点検を!!」と考えさせられます。
家族の健康を願うとともに、自分もセカンドライフを健康に過ごしたいと願っています。
少し古い資料ですが、平成18年の厚生労働省人口移動統計によると、家庭内事故死は約1万2千人で、交通事故での死者数9千人を大きく上回っています。家庭内事故の悲劇の多さに驚かされます。
内訳は窒息3千7百人、溺死3千6百人、転倒・転落2千3百人、火災1千3百人、中毒4百人、その他7百人となっています。
別の報道では「入浴事故死が年間1万4千人」とありました(平成21年1月テレビ番組)。
上記統計とは大幅に異なりますが、これには心筋梗塞、脳卒中、溺死、転倒障害など統計の違いがある為かも知れません。何れにしても大変な数であることには変わりありません。
怪我ですんだ場合を合計すると大変な数になるでしょう。その大部分は注意すれば避けることではないだろうか?と思うにつけ、改めて「身辺の安全点検を!!」と考えさせられます。
家族の健康を願うとともに、自分もセカンドライフを健康に過ごしたいと願っています。
天寿を全うするのが理想ですが、なかなかそうは行かない場合が少なくないのが現実の様です。心ならず病に犯されるのも辛いことですが、家庭内事故がかくも多いとは!
マイホームは安全なくつろぎの場所であるはずですが、結果として辛い現実が少なくないことを自覚する必要がありそうです。
2、浴室での事故死が交通事故死の2,8倍
NHKテレビの「ためしてガッテン」という番組で入浴事故の状況と安全な入浴法が解説されて、とても参考になりました。('09年1月のメモから掲載)
かって交通事故死が年間1万6千人にもなって交通戦争といわれた頃がありました。今から40年ほど前、日本の高度成長がもたらした好景気のとんでもない副作用でした。
年間の犠牲を1万人以下にすることが大きな目標とされ、大キャンペーンが展開され続けた結果減少に転じ、'08年の統計では5千人までになりました。痛ましいことに変わりはありませんが、随分減ったものだと思いました。
冒頭のテレビ番組で「入浴事故死が年間1万4千人」と聞いて、驚くと共に、直ぐ頭に浮かんだのが交通事故のことでした。
日常の生活で、お風呂はなくてはならない存在です。そのお風呂でこれ程の事故が起こっていることを知らされ、これがなんと交通事故の2,8倍もになっていることは大きな驚きでした。
お風呂の事故は、誰もが「気をつけなければ」と思い、それとなく気をつけていることではあはずですが、しかし、番組を見た人の多くは事故の多さに驚かされたものと思います。
今ひとつの驚きというか、誤った考えを訂正させられました。
冬場は浴室が寒く、湯温が高いことで心筋梗塞や脳卒中が事故の主原因と思っていましたが、実際はこれらは全体の1割程度で、1万人を超える人たちは「異常な血圧低下」による意識障害(失神)が原因の溺死であることがわかったそうです。
熱い風呂に入ると体がビックリして最初は血圧が上がるけれど、人間の体は習性として血圧を下げようと働くため下がり始めるとのこと。湯温が38℃〜40℃位ならば初めから下がり直ぐに下げ止まるけれど、42〜43℃では最初は上昇し、その後さげに転じ、下がり続け意識障害を起こす危険領域まで下がり過ぎてしまうとのことです。
入浴事故が起こった際の湯温を調べた研究結果によると、最も死者が多いのは、42℃〜43℃であることが分かったといいます。
安全に入浴する為には40℃までがよい。と教えられました。
日本人は熱めを好む人が多い。私も今まで42℃にセットしていました。「40℃ではぬるくて風邪をひく」と否定的に思う一人でした。
実験結果が示され、あらかじめ湯船に40℃の湯をはっておき、この湯船に43℃のシャワーを3分間注ぐ。浴室を湿気混じりに暖めることで、浴室内をより暖かく感じられるようにして、浴室に入った瞬間の「寒い!」という感覚を軽減し、「熱い風呂に入りたい」という欲求自体をなくすことに成功したとのことです。
このガッテン流入浴法で40℃の湯に3〜5分浸かることで、42℃の時にも劣らない暖まり感が得られたとの由。風呂から上がった後、暫くしてぽかぽか感が出てきた。とも言っていました。
今までの「熱い風呂!」に拘るのも結構ですが、「気持ちよくて風呂で寝てしまった」というのは、意識障害(失神)〜溺死への前奏曲だ!と聞くと「この辺りで考え直そう」という気になります。(続く)
マイホームは安全なくつろぎの場所であるはずですが、結果として辛い現実が少なくないことを自覚する必要がありそうです。
2、浴室での事故死が交通事故死の2,8倍
NHKテレビの「ためしてガッテン」という番組で入浴事故の状況と安全な入浴法が解説されて、とても参考になりました。('09年1月のメモから掲載)
かって交通事故死が年間1万6千人にもなって交通戦争といわれた頃がありました。今から40年ほど前、日本の高度成長がもたらした好景気のとんでもない副作用でした。
年間の犠牲を1万人以下にすることが大きな目標とされ、大キャンペーンが展開され続けた結果減少に転じ、'08年の統計では5千人までになりました。痛ましいことに変わりはありませんが、随分減ったものだと思いました。
冒頭のテレビ番組で「入浴事故死が年間1万4千人」と聞いて、驚くと共に、直ぐ頭に浮かんだのが交通事故のことでした。
日常の生活で、お風呂はなくてはならない存在です。そのお風呂でこれ程の事故が起こっていることを知らされ、これがなんと交通事故の2,8倍もになっていることは大きな驚きでした。
お風呂の事故は、誰もが「気をつけなければ」と思い、それとなく気をつけていることではあはずですが、しかし、番組を見た人の多くは事故の多さに驚かされたものと思います。
今ひとつの驚きというか、誤った考えを訂正させられました。
冬場は浴室が寒く、湯温が高いことで心筋梗塞や脳卒中が事故の主原因と思っていましたが、実際はこれらは全体の1割程度で、1万人を超える人たちは「異常な血圧低下」による意識障害(失神)が原因の溺死であることがわかったそうです。
熱い風呂に入ると体がビックリして最初は血圧が上がるけれど、人間の体は習性として血圧を下げようと働くため下がり始めるとのこと。湯温が38℃〜40℃位ならば初めから下がり直ぐに下げ止まるけれど、42〜43℃では最初は上昇し、その後さげに転じ、下がり続け意識障害を起こす危険領域まで下がり過ぎてしまうとのことです。
入浴事故が起こった際の湯温を調べた研究結果によると、最も死者が多いのは、42℃〜43℃であることが分かったといいます。
安全に入浴する為には40℃までがよい。と教えられました。
日本人は熱めを好む人が多い。私も今まで42℃にセットしていました。「40℃ではぬるくて風邪をひく」と否定的に思う一人でした。
実験結果が示され、あらかじめ湯船に40℃の湯をはっておき、この湯船に43℃のシャワーを3分間注ぐ。浴室を湿気混じりに暖めることで、浴室内をより暖かく感じられるようにして、浴室に入った瞬間の「寒い!」という感覚を軽減し、「熱い風呂に入りたい」という欲求自体をなくすことに成功したとのことです。
このガッテン流入浴法で40℃の湯に3〜5分浸かることで、42℃の時にも劣らない暖まり感が得られたとの由。風呂から上がった後、暫くしてぽかぽか感が出てきた。とも言っていました。
今までの「熱い風呂!」に拘るのも結構ですが、「気持ちよくて風呂で寝てしまった」というのは、意識障害(失神)〜溺死への前奏曲だ!と聞くと「この辺りで考え直そう」という気になります。(続く)
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