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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年06月05日
A125・「健康寿命」を延ばすための食習慣
1、「腹八分目」

健康寿命を延ばすには、
「(1)腹八分目(2)適度の運動、(3)前向きな気持ち」と前回述べました。
その(1)腹八分目についてです。

諺にも「腹八分に医者要らず」とあります。
腹八分が如何に健康維持に関わっているか!についての研究報告もいろいろ目に付きます。

貝原益軒の『養生訓』には、
「腹八分目」
「食は控えめでちょうどよい」
「ものたりないくらいがよい」
「腹のなかを戦場とするな」といった、食べ過ぎを諌める言葉があるそうです。

「腹八分目」は約300年も前に既に言われていたことであって、当時から過食が問題視されていた様です。

80年ほど前の研究によると、原生動物やミジンコ、サクラグモ、ラットなどの動物種で、通常食よりもエネルギー制限食の方が、平均寿命が1.4倍から1.9倍延びたという結果が出たとのこと。

その後の動物レベルの研究で、エネルギー制限食を摂ることで寿命が延びるだけでなく、様々な生活習慣病や加齢による症状の予防改善に役立つのではないかと報告され、
更に、長寿や老化をコントロールする遺伝子と関係するらしいとの報告もあるそうです。

摂取カロリーを抑えると、加齢に伴い聴覚が低下する「老人性難聴」になりにくくなり、それには長寿に関係する遺伝子がかかわっていることをマウスの研究で解明したとの研究報告もあるとか。

人間でも「腹八分目」が健康寿命を延ばす要件であろうと思います

2、「腹八分目」で思うこと

・「腹八分目」といわず「腹六分目」! などとあまり頑張りすぎると、栄養面でのバンスをとりにくくなったり、エネルギーや栄養素が不足して健康障害を起こしたりします。

殊に食の細い高齢者や、やせ嗜好のある女性が、今よりもさらに控えめにするのは危険です。成り行き任せの食べ方はやめて適量を知り、守ることが大切です。
何時の時代も落ち着くところは「腹八分目」の様です。

・肉類や魚類に含まれているタンパク質も必要な栄養素です。タンパク質を控えすぎても、すぐにおなかがすいてしまい、間食をだらだら摂っていれば逆効果です。また特に高齢者は肉類などは避けがちですので、意識してタンパク質をとる必要があります。

・よく噛むことも大切です
幅広い食品をまんべんなく食べた方が健康のためにはよい事に異論はありませんが、何を食べるかの前にどう食べるかも大切です。

よく噛んでゆっくり食べること。しっかり噛まずに早食いの人ほど食べ過ぎて肥満になりがちですし、噛むことで満腹感にもつながります。過食を避けるのに有効です。

・「かたいもの」;根野菜、豆類、ナッツ類などの、
「弾力のあるもの」;イカ・タコ・コンニャクなど切干し大根や海草・キノコなどを選ん「繊維質の多いもの」;野菜や海草、豆類など
これらをバランス良く、組み合わせるとよい。と聞きました。この考えも面白いと思います。

・主食のごはんに、玄米や発芽玄米・雑穀などを混ぜたりするのも様々な栄養素の摂取や食物繊維をとることになり、白米だけよりもグラム当たりのエネルギーが減り、またよく噛むことにつながります。

これらを適宜組み合わせて、「腹八分目」を実践いたしたいと思っています。




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