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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年06月02日
A122・「お茶」と「薬用植物」
1、「お茶」の効果は確かに凄い!

前回の「A121・何故掛川市がガンの死亡率が日本一低く・・」は、お茶が生活習慣病にとって救世主であるかの様な記述でした。

「深蒸し茶」を飲んでいれば、ガンの発症は減り、全国各地が掛川市と同じ水準になれば、医療費は年間3兆円も減る! と書きました。

NHKの番組ですから、報じられた現象は事実でしょうが、些か「お茶を持ち上げすぎ!?」の感があり、気になります。「薬用植物」に一つ!として考えてみました。

日本には平安時代の頃から緑茶を飲む習慣があったそうで、現在でも日本人のほとんどが毎日飲んでいるだろうと思います。昨日今日の健康ブームとは関係なく「お茶は健康によい」と誰もが思っているとは思います。

一方、日本では、或いは東洋では、実に多くの「薬草」が生活の知恵として知られています。
それが「漢方」として体系づけられているようです。

「お茶」もその中の一つで、汎用性・流通性から見て確かに代表的存在ですので、特段取り上げられてもおかしくないはずだが・・・!?と思いながら、何か違和感を覚えました。

2、身近な薬用植物は沢山ある

「薬効」では勝るとも劣らない、しかも身近に入手できる植物が幾つもあるのに、何故注目されないのだろうか?という意識があっての事かも知れません。

実効があっても知名度、広告宣伝効果が伴わなければ表舞台には出てこない。これがこの世の常とは思うのですが・・。

「お茶」に戻ります。
海外でも「緑茶は百薬の長」を裏付ける研究成果が報じられていることを知りました。

例えば、イングランドNewcastle大学のOkello博士は「緑茶は消化器官の酵素で消化されると、そのアルツハイマーへの予防性をより一層高める」と述べ、消化前より消化後の方が緑茶の認知症予防効果が強いという研究成果が発表されているとのことです。

こうしてみると、緑茶の健康効果には改めて驚かされます。
風邪、インフルエンザの予防から、がん予防、認知症アルツハイマーの予防、その他脂肪燃焼効果や美肌効果、さらには虫歯予防や二日酔い解消などその効果は数えきれないほど上げられています。

「お茶の効用」が大きく取り上げられました。これを機に、より効果的な飲み方が常態化するならば素晴らしいと思います。

併せて、私たちの周辺にある薬用植物が格段に見直されて、有用されて欲しいと思うのです。

ドクダミ、ゲンノショウコ、ササなどなど、春の七草として親しまれるセリ、ナズナ、ハコベ、カブ、ダイコンなどなど身近な草、野菜達の、驚くほどのあの草、この草が、それぞれの薬効が知られています。

漢方薬として体系化され、また一部の家では語り継がれたり、習慣的に愛用していたり、程度には利用されてはいても、「薬」といえばイコール西洋医薬品という感覚が支配的と思われます。

医学界でも漢方薬に着目するケースが出てきているとは聞きます。この分野に、より大きなスポットライトが当てられるようになって欲しいと思うのです。
上述の「お茶の実績」は、この動きを促す一里塚となってくれることを願っています。




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