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プロフィール

はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2012年05月31日
A120・「未病を治す」〜生活習慣病(2)
(前回)
1、生活主管病とは
2、死の四重奏
(今回)
3、人生100年の時代?
4、多くの人のハッピーと医療費の大幅な減額

3、人生100年の時代?

カナダ、米国、フランス、イタリア、オランダ、ノルウエー、スエーデン、英国、アイルランドそして日本。

これらの国の平均寿命を見ますと、個々の凸凹はありますが過去数十年、総じて右肩上がりで延びてきています。

日本を見ると、1950年頃は男女ともに10カ国中最も短命でしたが(敗戦の影響によるためでしょうか?)、以降急速に寿命を延ばし、1980年には男が10カ国中最も長寿になり、1990年には女も最長寿となって、以降この状態が続いています。


(年齢は0,5才刻みにラウンドしました)
     1950年  1960年  1970年 1980年 1990年 2000年 2010年
女(才) 61,5   70,0    74,5   79,0    82,0    84,5   86,5
    (10/10)   (10/10)  (8/10)   (3/10)  (1/10)   (1/10)  (1/10)
男(才) 58,0    65,5    69,5   71,5    76,0    78,0   79,5
    (10/10)   (10/10)   (4/10)  (1/10)   (1/10)  (1/10)   (1/10)

新興国の急激な人口増加や、地球全体の食料事情、地球環境の変化など次第で、何時か潮目が変わるかも知れませんが、日本の平均寿命は当分伸び続けると見られます。、

”医療が進歩し、三大成人病克服なら「100年後寿命100歳」”という大胆な推測があります。

曰く、100歳以上のお年寄りは増加し続け、このまま推移すれば平均寿命が100後に100歳に達する見通し。と予測される。とのことです。

厚生労働省が統計を取り始めた昭和38年当時の100歳以上の高齢者数は153人。今年は実にその約167倍の25,606人に増えており、“人生100歳時代”の到来を予感させる。というものです。

戦前から戦後にかけ上下水道の整備など衛生環境が改善したことや、結核」などの「死の病」を克服したこと、、農業の安定で栄養状態が向上したことが長寿安定の理由とされ、医療の進展とあいまって50年後の平均寿命は90歳、100年後は100歳。というお説です。

仮に平均寿命は100歳になったとしたら、一体どの様な年齢構成になるのでしょうか?

現在でも歪な逆ピラミッドである年齢構成が、さらに歪の度合いを高めることになり、現行の社会が成り立たなくかも知れません。
自然の摂理に基づいて、人智の及ばぬベクトルが作用するのではないかと考えたくなります。

自然界では、エネルギーが最も少ない状態、即ち「安定した状態」に近づこうとする力が働くはずです。これが自然の摂理であるはずです。
収斂困難な話しになりそうですので、此所までに致します。

4、多くの人のハッピーと医療費の大幅な減額

”健康診断で「肥満」「高血圧」「高コレステロール」「高血糖」のどれかで正常範囲を上回り「異常あり」と指摘された人は、「異常なし」の人に比べ、10年後の医療費が3倍以上かかる。”
社会保険庁の調査研究はこの様に報告しています。

「高血糖」を指摘された人の43%が10年以内に糖尿病になったことが分かったそうです。
現在糖尿病予備軍は1300万人。糖尿病患者は900万人と言われています。
1300万人の43%、560万人が近い将来糖尿病本隊への入隊が見込まれる計算になります。

「高血圧」患者は、140/90mmHg以上を対象とすると、患者数は4000万人程とも言われ、最も頻度の高い疾患のようです。
遺伝要因が強い疾患で、加齢とともに患者数は増すとされています。

厚生労働省は「運動や食事で生活習慣病を予防すれば中長期的に医療費を減らせることが裏付けられた。健診結果に基づく保健指導を充実させたい」としているようです。

是非とも実効ある施策を実行して欲しいものです。

官製の「未病を治す」を待つだけに留まらず、
「異常あり」の一人ひとりが己の生活習慣を見詰め、正して行くことが「未病を治す」必須課題であると思います。

先ずは自分の「未病を治す」が最初にあって、良い成果が全ての「異常あり」該当者で得られるならば、如何に多くの患者と家族がハッピーになれることでしょうか!
更に
国全体では現状38兆円とも言われる医療費が如何に大幅に減額されることでしょうか!
ことの大きさを改めて考えさせられます。




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