2012年05月14日
A103・進化する「脳梗塞後遺症のリハビリ」
1、現場医療の通説が変わる
最近、テレビで長嶋監督を度々見かけるようになりました。リハビリの効果が上がってきているようで、何かホットした気にさせられます。
直接の接点は何もないのですが、卒業年次が同じであること、ONがホームランを打って巨人が負けるのが最高!といった気分で王・長嶋を応援していた記憶が今なお残っていて、元気を取り戻しつつある長嶋監督を見るとホッとさせられます。
前書きが長くなりました。脳梗塞治療でのリハビリの様子がNHKテレビで放映され(2008年02月)、その際に書いたブログを読み返しています。
とても衝撃的な内容であったことを覚えています。
脳梗塞後遺症のリハビリテーションは急速に進化しつつあるとのこと。
画像診断などの発達によって、これまで目に見えなかったリハビリの効果が次々と実証されているという話でした。
最近、テレビで長嶋監督を度々見かけるようになりました。リハビリの効果が上がってきているようで、何かホットした気にさせられます。
直接の接点は何もないのですが、卒業年次が同じであること、ONがホームランを打って巨人が負けるのが最高!といった気分で王・長嶋を応援していた記憶が今なお残っていて、元気を取り戻しつつある長嶋監督を見るとホッとさせられます。
前書きが長くなりました。脳梗塞治療でのリハビリの様子がNHKテレビで放映され(2008年02月)、その際に書いたブログを読み返しています。
とても衝撃的な内容であったことを覚えています。
脳梗塞後遺症のリハビリテーションは急速に進化しつつあるとのこと。
画像診断などの発達によって、これまで目に見えなかったリハビリの効果が次々と実証されているという話でした。
「リハビリ」とは?
失われた体の運動機能をある程度修復させる訓練だと思っていましたが、実はそれに留まらず、損傷した脳内の回路を再構築したり、脳に再学習をうながしていることが解明されたとのことなど、びっくりさせられました。
更に驚いたのは、発病して1年、2年の間は、リハビリである程度後遺症が軽減されるけれど3年、4年経つと頭打ちになって、それ以上は直らない。というのが医療の現場でも通説とされていたそうですが、
然し、実態はそうではなく、発症から時間がたった患者でも回復出来る。しかも頭打ちではなく右肩上がりに回復出来ることが明らかになって来ているとのことでした。
何とも嬉しい気持ちで画面を見つめていました。
長嶋監督の「立てるようになる〜歩けるようになる〜走れるようになる」と言いながら、リハビリに励んでいる姿が映し出されました。
右脳を切除して回復は考えられなかった患者が2カ月半ほどで歩けるようになったり、全く物を持てなかった人が著しく改善され、自宅でリハビリに励む例など紹介されていました。
2、 最新医療「CI療法」
新しいリハビリ法「CI療法」が紹介されていましたが現場の医師にもまだあまり知られていない由。急速な普及を願っています。
(追記;今回の話は2008年02月放映のテレビ番組を見た際に書いたブログによっていますが、その後の進展や如何に!と思ってこの度「脳梗塞、CI療法」でホームページを検索したところ、2万件ほどがヒットしました。導入に消極的な意見もあるようですが、多くの医療・研究機関で注目されていることが窺えました。)
従来から現在までの医療現場では「失った機能復元ではなく、残っている機能で行けばよい」という考えが主流だそうですが、これに留まらず「失った機能を復元しよう」という動きが出てきつつあるのだそうです。
人間の脳は想像を超えた修復能力を持っているのだそうです。
私は糖尿病と20年以上向き合ってきました。今はインスリン注射の助けを借りてまずまずの水準でコントロール出来ています。しかし高血糖になる根本原因は何も改善されません。
「脳梗塞、CI療法」とは事情が異なりますが、「膵臓の機能復元」など血液中の血糖値が高くなる根本原因が改善されることは糖尿病患者並びに同予備軍2200万人共通の願いです。
従前からの観念に捕らわれることなく、對症療法に留まらず、根本原因を取除く医療の開発、普及を改めて願わせられた番組でした。
(補足)「CI療法」とは
麻痺した腕を集中的に訓練する、新しいリハビリ法。
1989年ごろからアメリカで始められた。
この方法は、健常な腕を使わないようにした上で、麻痺した腕を使う訓練を毎日長時間、2−3週間かけて行う。
失われた体の運動機能をある程度修復させる訓練だと思っていましたが、実はそれに留まらず、損傷した脳内の回路を再構築したり、脳に再学習をうながしていることが解明されたとのことなど、びっくりさせられました。
更に驚いたのは、発病して1年、2年の間は、リハビリである程度後遺症が軽減されるけれど3年、4年経つと頭打ちになって、それ以上は直らない。というのが医療の現場でも通説とされていたそうですが、
然し、実態はそうではなく、発症から時間がたった患者でも回復出来る。しかも頭打ちではなく右肩上がりに回復出来ることが明らかになって来ているとのことでした。
何とも嬉しい気持ちで画面を見つめていました。
長嶋監督の「立てるようになる〜歩けるようになる〜走れるようになる」と言いながら、リハビリに励んでいる姿が映し出されました。
右脳を切除して回復は考えられなかった患者が2カ月半ほどで歩けるようになったり、全く物を持てなかった人が著しく改善され、自宅でリハビリに励む例など紹介されていました。
2、 最新医療「CI療法」
新しいリハビリ法「CI療法」が紹介されていましたが現場の医師にもまだあまり知られていない由。急速な普及を願っています。
(追記;今回の話は2008年02月放映のテレビ番組を見た際に書いたブログによっていますが、その後の進展や如何に!と思ってこの度「脳梗塞、CI療法」でホームページを検索したところ、2万件ほどがヒットしました。導入に消極的な意見もあるようですが、多くの医療・研究機関で注目されていることが窺えました。)
従来から現在までの医療現場では「失った機能復元ではなく、残っている機能で行けばよい」という考えが主流だそうですが、これに留まらず「失った機能を復元しよう」という動きが出てきつつあるのだそうです。
人間の脳は想像を超えた修復能力を持っているのだそうです。
私は糖尿病と20年以上向き合ってきました。今はインスリン注射の助けを借りてまずまずの水準でコントロール出来ています。しかし高血糖になる根本原因は何も改善されません。
「脳梗塞、CI療法」とは事情が異なりますが、「膵臓の機能復元」など血液中の血糖値が高くなる根本原因が改善されることは糖尿病患者並びに同予備軍2200万人共通の願いです。
従前からの観念に捕らわれることなく、對症療法に留まらず、根本原因を取除く医療の開発、普及を改めて願わせられた番組でした。
(補足)「CI療法」とは
麻痺した腕を集中的に訓練する、新しいリハビリ法。
1989年ごろからアメリカで始められた。
この方法は、健常な腕を使わないようにした上で、麻痺した腕を使う訓練を毎日長時間、2−3週間かけて行う。