アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2019年02月19日

森鴎外の「山椒大夫」の多変量解析−クラスタ分析と主成分7

【カラム】
A平均1.0 標準偏差0 中央値1.0 四分位範囲1.0
B平均1.0 標準偏差0 中央値1.0 四分位範囲1.0
C平均1.6 標準偏差0.55 中央値2.0 四分位範囲1.0
D平均1.7 標準偏差0.48 中央値2.0 四分位範囲1.0
【クラスタABとクラスタCD】
AB 平均1.0低い、標準偏差0低い、中央値1.0低い、四分位範囲1.0低い
CD 平均1.65高い、標準偏差0.51普通、中央値2.0普通、四分位範1.0低い
【クラスタからの特徴を手掛かりにし、どういう情報が主成分なのか全体的に掴む】
標準偏差を除いて、ABの数字が1であることから、登場人物の直示を詳述しようと思った。
【ライン】合計は、言語の認知と情報の認知の和を表す指標であり、文理の各系列をスライドする認知の柱が出す数字となる。
@ 6、視覚、直示、新情報、未解決 → 厨子王が律師と別れる。
A 6、視覚、直示、新情報、未解決 → 律師が帰路に着く。
B 5、視覚、直示、旧情報、未解決 → 律師が安寿と同じことをいう。
C 5、視覚、直示、新情報、解決 → 厨子王が東山の清水寺に泊る。
D 6、視覚、直示、新情報、未解決 → 枕もとに老人が立っている。
E 5、視覚、直示、旧情報、未解決 → 関白師実が守本尊を見せろという。
F 6、視覚、直示、新情報、未解決 → 厨子王が陸奥掾正氏の子と名乗る。
G 6、視覚、直示、新情報、未解決 → 師実が仏像に礼をする。
H 4、視覚、直示、旧情報、解決 → 師実が丁寧に見ていう。
I 4、視覚、直示、旧情報、解決 → 師実は厨子王の身分が分かり客として迎える。
【場面の全体】
 全てのラインが視覚情報であり、脳に届く通常の五感の入力信号の割合よりも高いため、視覚情報が問題解決に効いている。

花村嘉英(2019)「森鴎外の『山椒大夫』の多変量解析−クラスタ分析と主成分」より
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8570027
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ファン
検索
<< 2024年09月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
花村嘉英さんの画像
花村嘉英
花村嘉英(はなむら よしひさ) 1961年生まれ、立教大学大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ語学専攻)在学中に渡独。 1989年からドイツ・チュービンゲン大学に留学し、同大大学院新文献学部博士課程でドイツ語学・言語学(意味論)を専攻。帰国後、技術文(ドイツ語、英語)の機械翻訳に従事する。 2009年より中国の大学で日本語を教える傍ら、比較言語学(ドイツ語、英語、中国語、日本語)、文体論、シナジー論、翻訳学の研究を進める。テーマは、データベースを作成するテキスト共生に基づいたマクロの文学分析である。 著書に「計算文学入門−Thomas Mannのイロニーはファジィ推論といえるのか?」(新風舎:出版証明書付)、「从认知语言学的角度浅析鲁迅作品−魯迅をシナジーで読む」(華東理工大学出版社)、「日本語教育のためのプログラム−中国語話者向けの教授法から森鴎外のデータベースまで(日语教育计划书−面向中国人的日语教学法与森鸥外小说的数据库应用)」南京東南大学出版社、「从认知语言学的角度浅析纳丁・戈迪默-ナディン・ゴーディマと意欲」華東理工大学出版社、「計算文学入門(改訂版)−シナジーのメタファーの原点を探る」(V2ソリューション)、「小説をシナジーで読む 魯迅から莫言へーシナジーのメタファーのために」(V2ソリューション)がある。 論文には「論理文法の基礎−主要部駆動句構造文法のドイツ語への適用」、「人文科学から見た技術文の翻訳技法」、「サピアの『言語』と魯迅の『阿Q正伝』−魯迅とカオス」などがある。 学術関連表彰 栄誉証書 文献学 南京農業大学(2017年)、大連外国語大学(2017年)
プロフィール
日別アーカイブ
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。