2021年01月12日
年金の常識・非常識
「年金って、もらえないかも
しれないから、払わなくても
いい?」
「どうせもらうのだったら
年金は早くもらった方が得!」
など、年金について思っている
ことは、じつは間違っているか
も知れません。
「常識」だと思っていることが
間違っていたとき、それは大損
することを意味するのです。
年金は、老後生活において大きな
収入源です。
勘違いをしたままだと、大変な
ことになります。
今日は「年金の常識・非常識」に
ついて考えてみましょう。
★年金がもらえないかもしれない?は
常識? 非常識?
「自分は年金をもらえないのでは
ないか?」
と思っている人がかなりいます。
若い人だけでなく高齢者や
さらにはお金の専門家である
FPまでも、そんなことを言っている
人がいます。
これは間違いです。ご安心ください。
簡単に年金はなくなりません。
いまの高齢者は、年金に頼った生活を
しています。
「年金制度基礎調査(平成29年)」
によれば、80代以上の7割は
年金以外の収入がありません。
ですから、公的年金がなくなって
しまうと、生活保護の対象者が
増大してしまいます。
生活保護の財源は全額税金ですから
そんな事態になったら、公的年金で
負担している税金の投入額よりも
もっと税金が必要になってしまいます。
結果、政府にとっては財政がさらに
悪化してしまうことになるのです。
そうなると日本国自体を維持していく
ことができないでしょう。
現状では考えにくいことですね。
★年金制度は崩壊する?
常識? 非常識?
上と同様、「年金制度は崩壊する!」
といわれることがあります。
でもこれは「非常識」ということに
なります。先ほども述べたように
公的年金をなくしてしまうと
政府が「損」をするからです。
また公的年金制度が崩壊しない理由
として、年金の受給額を減らせる
ような制度改革ができたことも
挙げられます。
年金財源が足りなくなったときには
受給額を減らし、年金財源がなくなる
までの期間を延ばすことができます。
また、年金の受給年齢を引き上げる
こともひとつの方法です。
これによって年金制度は維持する
ことができます。
しかし高齢者に負担を強いることに
なります。年金制度は崩壊しませんが
年金額の減少により、もしかしたら
年金生活者の生活が「崩壊」する
ことにつながるかも知れません。
年金制度は「崩壊」しないのですが
年金受給者にしわ寄せがくる
ということですね。
それならば年金制度をよく理解して
生活が崩壊しないように「年金」を
賢く使いこなそう、ということです。
★年金保険料は払わなくてもいい?
常識? 非常識?
国民年金は、原則20歳以上60歳未満の
すべての国民が年金保険料を支払わな
くてはいけない義務になっています。
これが日本の国民皆年金制度です。
年金保険料は払わなくてはいけません。
会社員・公務員の人は、厚生年金の
保険料と一緒に給料から天引きに
なっているため、ほぼ強制的に
加入しています。
フリーターであっても、受け取り額が
少ないから支払わなくてもいい
などという「常識」はなく
払わないのは「非常識」になります。
むしろフリーターの場合は、年金額が
少なくなってしまうので、しっかりと
納付して老後に備えてください。
学生の場合には、「学生納付特例制度」
があり、申請をするとその期間は
保険料の支払いが猶予されます。
そのほか、産前産後の免除制度
配偶者からDVを受けた方の特例免除制度
所得が少ないとき・失業したときの
納付免除制度や納付延長制度があります。
納付が免除されている期間は
年金保険料を支払っていませんが
受給資格の期間は延びます。
年金を受け取るためには、受給資格を
満たす必要があります。
年金を10年以上納付すると受給資格
ができます。
★年金は早くもらった方が得?
常識? 非常識?
年金は、65歳から支給されると
思っている方が多くいます。
本当は60歳から70歳の間ならば
いつでも受け取ることができます。
65歳未満で受け取ることを繰上げ受給
66歳以降に受け取ることを繰下げ受給
と言います。
どうせ受け取るならば、「早いほうが得!」
と思っている人が多いようです。
実際に繰上げ受給を選択する方が約13%
いるのに対して、繰下げ受給を選択する人
は約1%です。
では繰上げ受給が得というのは
「常識」なのでしょうか?
これは間違いで「非常識」です。
繰上げ受給をすると損になります。
繰上げ受給を選択した場合、受給額は
年6%の減額になります。
60歳で受け取る場合には、65歳で
受け取る額より30%減ってしまいます。
逆に繰下げ受給を選択した場合
受給額は年8.4%の増額になります。
70歳で受け取る場合には、65歳で
受け取る額より42%増えるのです。
たしかに、60歳から受け取ると最初
のうちは得になりますが
長生きをすればするほど損に
なります。
その損益分岐点は、76歳です。
それ以降はずっと損をしている
ことになります。
もし95歳まで長生きした場合
繰上げ受給をすると、しなかった場合
に比べて約1000万円受給総額が減ります。
たとえば、65歳時点で年金受給額180万円
の方の場合、60歳で受け取ると年金受給額
は126万円に減額されます。
95歳までの35年間で受け取れる金額の
合計は4410万円となります。
これが、65歳で受け取ると
年金受給額は180万円×30年=5400万円
になります。繰上げ受給との差額は
990万円になります。
さらにもし、70歳まで繰下げ受給を
したとすると、年金受給額は増額に
なって255.6万円に。
総受取額は255.6万円×25年=6390万円
にもなるのです。繰上げ受給と
繰下げ受給の差は2000万円近くなります。
また、繰上げ受給をすると、障害年金
が受け取れなくなるというデメリット
もあります。
ですから、繰上げ受給をすると得
というのは「非常識」というのが
わかりますね。
★年金の常識もチェック
ここまですべて「非常識」なことを
紹介してきましたが、「常識」として
知っておいていただきたいことも
あります。ここで3つ紹介します。
@公的年金は老後資金以外にも利用できる
公的年金には、「遺族年金」「障害年金」
の機能もあります。
つまり「死亡保険」と「就業不能保険」
の役割もあるということです。
民間の生命保険に比べても、はるかに
お得で手厚い保障です。
A国民年金保険料は割引を受けられる
そもそも、国民年金保険料の半分は税金が
肩代わりしています。
また、厚生年金の保険料の半分は企業が
負担しています。
自営業などで国民年金を支払っていない
人は、税金を損しているのと同じですね。
国民年金の支払額は決まっていますが
安くする方法もあります。
それは前納です。国民年金保険料は
前払いをすると割引が受けられるのです。
前納には早割(1か月)、6か月前納
1年前納、2年前納があり
まとめて支払うほど保険料の割引が
大きくなります。
さらにクレジットカードで支払うことも
できるので、ポイント分が得になります。
B21歳学生でも重い障害を負った
ときに障害年金を受け取れる
障害年金を受け取れる条件としては
国民年金・厚生年金のいずれかの
被保険者であることが必要になります。
21歳学生でも、前述した
「学生納付特例制度」を申請して
「猶予」の手続きをとっていると
被保険者になり、「障害年金」を
受け取ることができます。
申請をしていないと残念ながら
受け取ることができません。
学生でなくても、国民年金保険料の
支払いが経済的に困難な場合には
国民年金保険料の支払いを
「猶予」または「免除」できます。
「猶予」の場合は、受給資格期間へ
の参入はできますが
年金額への反映はありません。
これに対し「免除」の場合は
受給資格期間の参入はもちろんのこと
年金額への反映もあります。
(保険料を納めた場合の年金額よりは
少なくなります)
マスコミなどで「公的年金は危ない!」
などと報道されたので、誤解されている方が
とても多くいます。
多くの方が「常識」と思っていることが
じつは「非常識」ということもあります。
正しい知識を持って、賢く年金を
利用してください。
特に今国保の方(個人事業主・フリーランス)は
社保加入をお勧めします。
現役時代の保障も手厚くなり
年金受給額も増えます。
国保の方ももう社保に加入出来ます!
その仕組を毎月ZOOMでお伝えしてます。
月1回しか開催しません。
2021年度からは第3水曜日に変更になります!
是非ご参加下さい!
勿論個別相談も受けております!
<ZOOM会議>
開催日1月20日(水曜日)
開始時間:22:30〜
イベントページ:
https://www.facebook.com/events/134064928245412
内容:@社保に国保の方がどう加入出来るか?
A法人成りの注意点
参加希望の方は上記URLから参加表明お願いします。
ZOOMのコードは当日イベントページのみで
配信します。どなたでも参加可能です。
また、簡単な無料試算はいつでも受け付けてます。
こちらのブログで無料試算受付中!!
https://shaho-kokuho.com
Messengerからの方
必要な情報は下記のみです!
・年齢(扶養者全員)
例:35歳/奥様32歳/お子様5歳・3歳
・住所(市町村まで)
例:横浜市
・2019年度の事業所得又は国民健康保険料年額
例:事業所得/320万
国民健康保険料年額/48万
この3つだけで今の国保負担額
と当社社保加入した時の差額が
見れます。
ただ、削減対象になる方は下記に
なります。お気をつけ下さい。
★奥様専業主婦又はパート・専従者給与で
130万未満(お子様扶養)
「事業所得200万以上」
★独身(奥様会社員やパート・専従者給与
130万以上)
「事業所得300万以上」
*事業所得とは申告書B左中段
又は損益計算書右下の数字
一度知っておくだけでも良いと
思います。お気軽にご相談下さい。
連絡先:t.yokoi@imple.net
担当:横井
しれないから、払わなくても
いい?」
「どうせもらうのだったら
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ことは、じつは間違っているか
も知れません。
「常識」だと思っていることが
間違っていたとき、それは大損
することを意味するのです。
年金は、老後生活において大きな
収入源です。
勘違いをしたままだと、大変な
ことになります。
今日は「年金の常識・非常識」に
ついて考えてみましょう。
★年金がもらえないかもしれない?は
常識? 非常識?
「自分は年金をもらえないのでは
ないか?」
と思っている人がかなりいます。
若い人だけでなく高齢者や
さらにはお金の専門家である
FPまでも、そんなことを言っている
人がいます。
これは間違いです。ご安心ください。
簡単に年金はなくなりません。
いまの高齢者は、年金に頼った生活を
しています。
「年金制度基礎調査(平成29年)」
によれば、80代以上の7割は
年金以外の収入がありません。
ですから、公的年金がなくなって
しまうと、生活保護の対象者が
増大してしまいます。
生活保護の財源は全額税金ですから
そんな事態になったら、公的年金で
負担している税金の投入額よりも
もっと税金が必要になってしまいます。
結果、政府にとっては財政がさらに
悪化してしまうことになるのです。
そうなると日本国自体を維持していく
ことができないでしょう。
現状では考えにくいことですね。
★年金制度は崩壊する?
常識? 非常識?
上と同様、「年金制度は崩壊する!」
といわれることがあります。
でもこれは「非常識」ということに
なります。先ほども述べたように
公的年金をなくしてしまうと
政府が「損」をするからです。
また公的年金制度が崩壊しない理由
として、年金の受給額を減らせる
ような制度改革ができたことも
挙げられます。
年金財源が足りなくなったときには
受給額を減らし、年金財源がなくなる
までの期間を延ばすことができます。
また、年金の受給年齢を引き上げる
こともひとつの方法です。
これによって年金制度は維持する
ことができます。
しかし高齢者に負担を強いることに
なります。年金制度は崩壊しませんが
年金額の減少により、もしかしたら
年金生活者の生活が「崩壊」する
ことにつながるかも知れません。
年金制度は「崩壊」しないのですが
年金受給者にしわ寄せがくる
ということですね。
それならば年金制度をよく理解して
生活が崩壊しないように「年金」を
賢く使いこなそう、ということです。
★年金保険料は払わなくてもいい?
常識? 非常識?
国民年金は、原則20歳以上60歳未満の
すべての国民が年金保険料を支払わな
くてはいけない義務になっています。
これが日本の国民皆年金制度です。
年金保険料は払わなくてはいけません。
会社員・公務員の人は、厚生年金の
保険料と一緒に給料から天引きに
なっているため、ほぼ強制的に
加入しています。
フリーターであっても、受け取り額が
少ないから支払わなくてもいい
などという「常識」はなく
払わないのは「非常識」になります。
むしろフリーターの場合は、年金額が
少なくなってしまうので、しっかりと
納付して老後に備えてください。
学生の場合には、「学生納付特例制度」
があり、申請をするとその期間は
保険料の支払いが猶予されます。
そのほか、産前産後の免除制度
配偶者からDVを受けた方の特例免除制度
所得が少ないとき・失業したときの
納付免除制度や納付延長制度があります。
納付が免除されている期間は
年金保険料を支払っていませんが
受給資格の期間は延びます。
年金を受け取るためには、受給資格を
満たす必要があります。
年金を10年以上納付すると受給資格
ができます。
★年金は早くもらった方が得?
常識? 非常識?
年金は、65歳から支給されると
思っている方が多くいます。
本当は60歳から70歳の間ならば
いつでも受け取ることができます。
65歳未満で受け取ることを繰上げ受給
66歳以降に受け取ることを繰下げ受給
と言います。
どうせ受け取るならば、「早いほうが得!」
と思っている人が多いようです。
実際に繰上げ受給を選択する方が約13%
いるのに対して、繰下げ受給を選択する人
は約1%です。
では繰上げ受給が得というのは
「常識」なのでしょうか?
これは間違いで「非常識」です。
繰上げ受給をすると損になります。
繰上げ受給を選択した場合、受給額は
年6%の減額になります。
60歳で受け取る場合には、65歳で
受け取る額より30%減ってしまいます。
逆に繰下げ受給を選択した場合
受給額は年8.4%の増額になります。
70歳で受け取る場合には、65歳で
受け取る額より42%増えるのです。
たしかに、60歳から受け取ると最初
のうちは得になりますが
長生きをすればするほど損に
なります。
その損益分岐点は、76歳です。
それ以降はずっと損をしている
ことになります。
もし95歳まで長生きした場合
繰上げ受給をすると、しなかった場合
に比べて約1000万円受給総額が減ります。
たとえば、65歳時点で年金受給額180万円
の方の場合、60歳で受け取ると年金受給額
は126万円に減額されます。
95歳までの35年間で受け取れる金額の
合計は4410万円となります。
これが、65歳で受け取ると
年金受給額は180万円×30年=5400万円
になります。繰上げ受給との差額は
990万円になります。
さらにもし、70歳まで繰下げ受給を
したとすると、年金受給額は増額に
なって255.6万円に。
総受取額は255.6万円×25年=6390万円
にもなるのです。繰上げ受給と
繰下げ受給の差は2000万円近くなります。
また、繰上げ受給をすると、障害年金
が受け取れなくなるというデメリット
もあります。
ですから、繰上げ受給をすると得
というのは「非常識」というのが
わかりますね。
★年金の常識もチェック
ここまですべて「非常識」なことを
紹介してきましたが、「常識」として
知っておいていただきたいことも
あります。ここで3つ紹介します。
@公的年金は老後資金以外にも利用できる
公的年金には、「遺族年金」「障害年金」
の機能もあります。
つまり「死亡保険」と「就業不能保険」
の役割もあるということです。
民間の生命保険に比べても、はるかに
お得で手厚い保障です。
A国民年金保険料は割引を受けられる
そもそも、国民年金保険料の半分は税金が
肩代わりしています。
また、厚生年金の保険料の半分は企業が
負担しています。
自営業などで国民年金を支払っていない
人は、税金を損しているのと同じですね。
国民年金の支払額は決まっていますが
安くする方法もあります。
それは前納です。国民年金保険料は
前払いをすると割引が受けられるのです。
前納には早割(1か月)、6か月前納
1年前納、2年前納があり
まとめて支払うほど保険料の割引が
大きくなります。
さらにクレジットカードで支払うことも
できるので、ポイント分が得になります。
B21歳学生でも重い障害を負った
ときに障害年金を受け取れる
障害年金を受け取れる条件としては
国民年金・厚生年金のいずれかの
被保険者であることが必要になります。
21歳学生でも、前述した
「学生納付特例制度」を申請して
「猶予」の手続きをとっていると
被保険者になり、「障害年金」を
受け取ることができます。
申請をしていないと残念ながら
受け取ることができません。
学生でなくても、国民年金保険料の
支払いが経済的に困難な場合には
国民年金保険料の支払いを
「猶予」または「免除」できます。
「猶予」の場合は、受給資格期間へ
の参入はできますが
年金額への反映はありません。
これに対し「免除」の場合は
受給資格期間の参入はもちろんのこと
年金額への反映もあります。
(保険料を納めた場合の年金額よりは
少なくなります)
マスコミなどで「公的年金は危ない!」
などと報道されたので、誤解されている方が
とても多くいます。
多くの方が「常識」と思っていることが
じつは「非常識」ということもあります。
正しい知識を持って、賢く年金を
利用してください。
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社保加入をお勧めします。
現役時代の保障も手厚くなり
年金受給額も増えます。
国保の方ももう社保に加入出来ます!
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2021年度からは第3水曜日に変更になります!
是非ご参加下さい!
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開催日1月20日(水曜日)
開始時間:22:30〜
イベントページ:
https://www.facebook.com/events/134064928245412
内容:@社保に国保の方がどう加入出来るか?
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・年齢(扶養者全員)
例:35歳/奥様32歳/お子様5歳・3歳
・住所(市町村まで)
例:横浜市
・2019年度の事業所得又は国民健康保険料年額
例:事業所得/320万
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130万未満(お子様扶養)
「事業所得200万以上」
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130万以上)
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連絡先:t.yokoi@imple.net
担当:横井
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