当時はトランス1個 基盤(完成品)2枚と
6N3が2本のみが入っているキットでした
基本的な知識が無いと組み立て不可能状態でした
という私は中学1年で真空管(ST管)の並3ラジオを
組み立ててラジオ少年となりましたが
真空管を頻繁に使っていたのは中学・高校時代のみで
それ以後、無線機はトランジスタ・ICで組み立てたので
真空管の事は完全に忘れております状態だったのです
但しこのキットはAC入力系の基本的な知識があれば
組み立ては簡単なのですが
若い方には難しいかも知れません
絵を描いたのですが分かり難いかも
トランスの1次側には110Vと表記されておりますが
100Vで使えない訳ではありません
しかし100V入力だと2次側の電圧が下がるのは仕方が無い事でしょう
ちなみに真空管の頭の数字についてです
6N3とか6BM8 6BA6 6BX6など頭に6が付くのは
ヒーター電圧が6.3Vという事です
12BY7など頭の数字が12は6.3Vの倍の12.6Vがヒーター電圧です
今回のキットの真空管は6N3なのでヒーター電圧は6.3Vなので
トランスの2次側にはB電圧用の170Vと6.3Vがある事になります
絶縁対策として基盤に取り付ける2次側の青い線と白い線に
絶縁用のを購入しました
これでトランスの2次側は感電防止対策が出来た事になります
100V入力で2次側の電圧測定をしたら
ヒーター電圧は6.3Vより低いし
B電圧は170Vより低いのは当然でしょう
トランスの配線が出来たらほぼ完成となります
後は、どんなケースに組み込むかにより異なりますが
電源スイッチとヒューズホルダーは必ずつけるようにして下さい
ゴムブッシュは配線の被覆剥けを防止する為の物となります
届いた時に基板をみて驚いたのは
シルク印刷はRとLの文字が記載されておりますが
ジャックの色が反対です
赤は右で白は左と昔からの決め事なので
出鱈目かと思いましたがデジタルアンプには
ビンゴなプリアンプです
久し振りにNFJさんが売っていたヤマハのYDA138という
チップを使った組み立てキットを出して聴いてみました
我々世代には馴染めない音でしょう
アンプはドッシリと重く大きい物が良き時代を過ごしたので
単なる飾りです
結果、フォノ切替器はCD切替器となり
AMP1がEL34 AMP2はテクニクスSU3000 AMP3はデジタルアンプに
接続する事になりました
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