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2014年06月05日

心底駄目だなあと・・・

これから布団に入ろう。先ほど、そんなくつろぎタイムに頭の中に灰色の靄が立ち込めてきました。

ちょっとまずいです。頓服を飲みました。うまく効いてくれたようで 30 分くらいで落ち着きました。
ああ、よかった。

それで、沈みかけた時にちょっと思い出したこと。

以前、とある会社で仕事をしていた時、会社を離れてバイトで生活費をやりくりしていた時、俺って馬鹿? みたいなことをしたことが幾度もあります。

それを思い出してしまいました。

特に隠す必要も無いことばかりですし、いくつか書いてみます。書いて吐き出して気持ちが楽になればいいな。

その一: 会社勤めだった頃、上司からの指示を聞いていた時:

自分「わかりました。○○を修正して T さんに渡すのですね。」
上司「いや、違うだろ。修正は T さんの指示に従ってお前と T さんと一緒にやるんだよ。」
自分「すみません!わかりました。これから T さんのところに行きます。」
上司「底彦君、人の話ちゃんと聞いてる? T さんは今、出てるから戻ってきてからのことだって言ったよね。」
自分「すみません。T さんが戻ってくるのを待ちます。」
上司「だから・・・待ってる間にやること他にあるでしょ!」

※ この会話では上司はゆっくりと丁寧に私に説明してくれたと記憶しています。ところが私は上司が話した内容の意味がすぐには理解できませんでした。焦って適当な返事をしてしまったのです。私は人が話した内容をすぐに理解することができません。その人が話した単語を頭の中でもう一度並べ直して、頭の中で読み返して、やっと意味がわかります。
ですから、人とのコミュニケーションでのトラブルは枚挙に暇 (いとま) がありません。相手を怒らせてしまったり、非常に不愉快な気分にさせてしまったり・・・
どうしてか自分でもわからないのですが、人の話を理解することが大変に苦痛なのです。

その二: 同じく会社勤めだった頃、休憩時間の後輩との会話:

後輩「これからは、オブジェクト指向をきちんと勉強しないといけないと思うんですよ。」
自分「オブジェクト指向ってよく聞くけど、C++ と Objective-C とかあるよね。」
後輩「クラスライブラリーがどれだけ充実するかっていうのが重要でしょうね。」
自分「何だか大規模になりそうだね。俺、付いていくことできるかなあ・・・」
後輩「無理でしょ。底彦さん、じきサチりますから。今は開発の現場にいてお幸せみたいですけど、底彦さん、絶対すぐにサチりますよ。新しいパラダイムとか付いていけそうにないもん。」
自分「そうかあ。そうだなあ。」

※ 「サチる」とは英語の saturate を無理矢理に日本語化したもので「いっぱいいっぱいになる」とか「脳のキャパシティーを超える」とかいう意味だったと思います。要するに脳味噌パンクして落ちこぼれるみたいな感じです。

その三: 会社を辞めてとある工場で仕分けのバイトをしていた時:

学生や若い主婦ばっかり。現場の責任者も 30 代前半くらいの若い人。見るからにできそう。
二人一組で作業。私の相手は女子大生。

女子大生「すみません。仕分けの袋、ちゃんと真っ直ぐにして置いてもらえます?」
自分「あ、すみません!気を付けます。」

女子大生「ええと、すみませんが仕分けの袋、しわくちゃにしないでくださいね。中身も皺が付くとまずいですから。」
自分「あ、すみません。きちんとやります。」

女子大生「あ、コツ掴んできましたね。その調子で頑張りましょう!」
自分「はい。ありがとうございます。頑張ります。(ものすごい幸せ)」

(お昼の後)

現場責任者「君 (私のことです)、ちょっと男手が足りないんで 4 階の○○に行って手伝ってくれる?」
自分「了解いたしました。4 階の○○ですね。」
現場責任者「うん。話は通してあるから、行ったらそこの責任者に説明受けて。」
自分「はい。わかりました。それで・・・」
現場責任者「うん?」
自分「その 4 階の○○ってここからどうやって行けばいいんしょうか?」
現場責任者「??? 朝、皆でここ来る時に通ったよね。覚えてないの?」
自分「すみません!気が付きませんでした!」
現場責任者「あなた、仕事なんだからさあ、ちゃんとやってよ。緊張感持ってよ。場所、自分で調べて何としても行ってこい。説明してる暇ねえから。」
自分「申し訳ございません。何としても自分で探して行きます。」

(20 分後、4 階○○にやっと到着)

○○の責任者「おい!すぐに行けって言われただろ!何タラタラのらくら来てんだ。連絡あってから 30 分経ってるぞ。てめえ、やる気あんのかよ!急いでるってわかってて嫌がらせしてんのか、てめえ。」
自分「すみません。申し訳ございません。今からすぐに作業に入ります!」

※ 私は子供の頃から方向音痴なのです。普通では考えられないほどのひどい方向音痴で、地図があっても、標識があっても Google Map があってもどうしても方向がわからないのです。間違えるのです。脳の障害なのかと思ってしまうことがあります。

言われた時は本当に辛かったです。建物のベランダから飛び降りたいとすら思いました。
すぐにこういう死ぬとか極端な思いに向かってしまう・・・コメディーではないんだから・・・
駄目だなあ。

だけど、こうやって怒られたことは確実に今の自分に役立っています。
状況は常に変化していくこと、その際にどうすればいいのかは自分である程度予測して考えておくこと (でないと、また頓珍漢な返事をしてしまいますから)、そういったことがわかりましたから。

でも思い出すのは苦しい・・・でした。

ヨコハマ買い出し紀行(1) (アフタヌーンKC)


posted by 底彦 at 00:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事
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