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2014年05月10日

15 万円を集めた物語

今日の夜までに 15 万円を用意しないと大変なことになってしまいます。

昨日はいろいろな消費者金融に融資を申し込んでいました。
こういうのって「今すぐにお金が必要な方へ!即日現金振り込み」みたいな謳い文句でたくさんあります。

半信半疑ながら楽勝だろうと思って次から次へと申し込んでおりました。

大体、申し込むとしばらくして電話が掛かってくるんですね。
「お申し込み、まことにありがとうごあいます」かなんか言って。
それから延々と個人情報とか昨年度の収入とか現在他の金融機関からの借り入れは無いかとか聞かれます。

全滅でした。優しそうな女性が窓口でお相手をしてくれるのですが、結果は非情です。

疲れ切って寝ました。恰好悪いです。
多分本当にお金を用意しようとするなら必死で夜の街を這い刷り回ってでも何とかするでしょう。
ここら辺、覚悟が無いんです。駄目です。

そして目が覚めて。

朝一で飲み友達に頼み込んでお金を貸してくれと言ったら 1 万円なら、と言ってくれました。ありがたい。涙が出そうです。

9 時を過ぎてすぐにお世話になっている消費者金融に電話で頼みました。5 万円なら何とかしてくれるそうです。
この後が怖いですが、今日死んでしまえば関係無いといえば無いのでお願いいたしました。

後 9 万円。駄目っぽい。

そうしたら私にも多少運が残っていました。数日前に売った本や家財道具の振り込みがあって 3 万円ほど口座に振り込んでくれるという連絡がありました。涙が出ました。

とりあえず、この時点で 9 万円まで用意できました。
これにヒントを得て近所の質屋に草刈機やら扇風機やら布団乾燥機を持っていきました。
全部で 1 万円。もっと何とかならないの? でも仕方ありません。

後 5 万円。もう手詰まりです。時計を見ると午後 1 時過ぎ。駄目か・・・

ここからは私の恥の記録です。家中引っくり返して小学生の時の貯金箱を見つけました。
純粋な心で毎日一所懸命貯めたお金です。しかも重い。かなりありそうだ。1 万、いや、もしかしたら 2 万・・・

貯金箱、ごめん!

中に入っている小銭を全部袋に空けて銀行に持っていきました。

8 万 1 千円。小学生の自分、ありがとう。俺はこんなにも汚れてしまったよ。

明日からどうやって生きていくのか、それはわかりませんが、いろいろなものに助けられて今日だけは乗り切ることができました。

最低だ。もうクズだ。

毎日貯金箱に大切に百円玉を貯めていた自分に頭が上がりません。

これが私の恥の記録でございます。

50 歳。鬱病。無職、恰好よく言えばニート。借金大量。周りからは無能呼ばわり。

何とかしなきゃ。

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posted by 底彦 at 03:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 借金
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