精神的疲労のポイントは活性酸素
ストレスがかかると自律神経が乱れて交感神経が有意になります。交感神経とは「闘争」と「逃走」の神経で、緊急時の安全を守るために発動します。それが直接の敵に襲われなくても発動してしまうと、心臓の拍動数を上げ、血管を細くし、呼吸は浅く速くなります。この状態はあくまでも緊急時のもので、持続することはありません。
解除されると細くなった血管は一気に太くなり、血液を大量に押し出す「血液再灌流」が生じると、活性酸素が大量に発生します。この活性酸素が血管内皮や神経などの周辺組織を傷つけ、傷ついた神経の信号が脳へ伝わり「疲れた」と感じるようになります。
日頃から抗酸化物質を積極的に摂取しておくことで、このダメージから組織を守ることができます。抗酸化物質はビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、コエンザイムQ10などがあります。色のついた野菜はポリフェノールが多いので、積極的に食べたいものです。食事から摂るのが難しいときは、サプリメントを使ってでも摂るようにします。
それとともに、ストレスに対してどう付き合っていくか、対策も立てておくことが必要です。私たちはどういった出来事に対してストレスを感じているのかを書き出してみると、イラっとする原因がわかります。それをもとに周囲の人たちに協力してもらいながら対策を立てていきます。
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