https://www.unrealengine.com/ja/metahuman-creator
Epic Gamesがアーリーアクセスを開始した「MetaHuman Creator」は、誰でもわずかな時間で完全に リギングされた、髪の毛や服などを備えたフォトリアルな人間の3DCGが作れるというクラウドベースのアプリケーション。
MetaHuman Creator Early Access Out Now: Meet the Team | Unreal Engine - YouTube
「私はMetaHumanです」
MetaHuman Creator
Epic Gamesでデジタルヒューマンテクノロジー部門のヴァイスプレジデントを務めるウラジミール・マスチロビッチ氏は、「MetaHumanの着想を得たきっかけは、CGのデジタルキャラクターに魅了されたことでした。我々にとってデジタルヒューマンは魔法のようでもあり、限りなく複雑なものでもあります」と語ります。
MetaHuman Creatorはクラウドストリーミングで動作するアプリケーション。
これにより誰もが高精度のデジタルキャラクターを作成することが可能です。
かつては何カ月もかかっていた高精度なCG制作がわずか数分で可能となり、通常では必要な技術的ステップについて考える必要がなくなります。ベースとなる人間を3人選ぶことでキャラクターを作成していくわけですが……
髪型や目など、個別のパーツをひとつずつ細かく変更していくことも可能。
MetaHuman Creatorのプロダクトマネージメントを行うポール・ドイル氏は、「我々は3つの非常に難しい課題に取り組んでいますが、そのどれについても妥協はしていません。AAAゲームのデジタルヒューマンに求められるような完璧な品質を、このツールを使うことでも誰もが実現可能です」と語りました。
生成したキャラクターはすべてリアルタイムでリギングされていくため、CGにアニメーションをつけることも簡単です。
こういった作業はこれまで多額の費用な製作時間を確保できるチームのみが取り組むことができたのですが、MetaHuman Creatorを使えば誰でも高精度なCGモデルを作成できるようになります。
瞳の色や虹彩の形まで、細部に至るまで変更可能。
Epic Gamesのアートディレクターであるアレクサンダー・ポポフ氏は、「MetaHuman Creatorは極めて使いやすいシステムです。ただツールの前に座り、純粋な創造性に没頭することができます。これはとても楽しいことです」と語りました。
Epic Gamesのテクニカルディレクターであるジェームス・ゴールディング氏によると、MetaHuman Creatorは実際の人間をスキャンしたライブラリを使用しているため、実際の人間のさまざまなパーツを混ぜ合わせて本物のように見えるリアルで個性的なCGモデルを作ることができます。
シワを追加してキャラクターを老けさせることも可能で、この場合、同時に顔のジオメトリを微妙に変えることでしわが顔の形状と本当にマッチするようにしています。これによりリアルで信ぴょう性のあるキャラクターを作成できるようになっています。
1本1本が高精細に表現された ストランドベースの髪の毛をシンプルなヘルメットのような髪の毛に切り替えることも可能。
顔のジオメトリが簡素化されたバージョンを作成することで、さまざまなデバイスで使用できるように調整することも可能。
なお、MetaHuman Creatorは公式サイトからアクセスを申請することで、アーリーアクセスが可能となります。
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