2021年10月10日
大正オトメ御伽話 第一話
BS11「大正オトメ御伽話」がスタート!
事故であらゆるものを失い山奥に追いやられた志磨珠彦のもとに、白無垢姿の少女がやってきた。
「初めまして珠彦様。私、名を夕月と申します!珠彦様のお嫁さんになる為に、罷り越しました」
珠彦の世話をする為に父が寄こしたのだろう。追い返すわけにもいかず、珠彦は夕月を家の中に入れる。翌日から、夕月は珠彦の身の回りの世話を始める!
ペシミストとしてひっそりと死んでいくつもりだった珠彦は調子が狂いっぱなし!
風呂場で不自由な手で体を洗っていると、夕月が入って来て背中を洗い始める!
「君には悩みなんてないのだろうな」
「まあ、ひどい!私にだってありますわ」
借金のかたに売られたのが悩みだと思ったら、夕月の悩みの一つはひどいくせ毛!?
三つ編みしかできないのが悩みだった。
そんなたわいない悩みに珠彦は思わず笑ってしまう…
大みそかの除夜の鐘が鳴る。
年が明けても自分の人生に変わりはない…眠れない珠彦に、夕月は囲炉裏に火を入れホットミルクを作る。人生を悲観して投げやりになる珠彦を夕月は勇気づける。
「どうして…君は僕にこんなに優しくしてくれるんだ?家族ですらこんな事誰も…」
夕月も珠彦と会うまでは不安に思っていたが、初対面のあの日、自分を優しく労わってくれた珠彦にフォーリンラブ♡
「この方なら私を大切にしてくださる。だから私も大切にしようと思いましたの」
「珠彦様。一緒に寝ても良いですか?二人で初めてのお正月ですし、今夜くらいは」
大人の階段昇っちゃう!?珠彦は期待と不安でドキドキするが…夕月は自分の布団を持ってきて、珠彦の隣に寝る!
「一緒のお布団が良かったですか?ダメですよ。私なんて初恋だってまだのオトメですよ。そういうのは結婚するまでお預けです!でも、必ず珠彦様に捧げますからね」
「君は好きでもない男に己の純潔を捧げられるのかね?」「私は色々な珠彦様を見たい。好きになりたいと思っております」
明けて大正十一年元旦。
珠彦は夕月の作ったおせち料理とひっつみを食す。
(本当に気に食わない少女だ。僕を好きになりたいだと?僕はこの世の全てを嫌うペシミストだぞ。十に一つも有り得ないんだ。夕月を好きになる事は…)
もう、好きになってるのでは?
事故であらゆるものを失い山奥に追いやられた志磨珠彦のもとに、白無垢姿の少女がやってきた。
「初めまして珠彦様。私、名を夕月と申します!珠彦様のお嫁さんになる為に、罷り越しました」
珠彦の世話をする為に父が寄こしたのだろう。追い返すわけにもいかず、珠彦は夕月を家の中に入れる。翌日から、夕月は珠彦の身の回りの世話を始める!
ペシミストとしてひっそりと死んでいくつもりだった珠彦は調子が狂いっぱなし!
風呂場で不自由な手で体を洗っていると、夕月が入って来て背中を洗い始める!
「君には悩みなんてないのだろうな」
「まあ、ひどい!私にだってありますわ」
借金のかたに売られたのが悩みだと思ったら、夕月の悩みの一つはひどいくせ毛!?
三つ編みしかできないのが悩みだった。
そんなたわいない悩みに珠彦は思わず笑ってしまう…
大みそかの除夜の鐘が鳴る。
年が明けても自分の人生に変わりはない…眠れない珠彦に、夕月は囲炉裏に火を入れホットミルクを作る。人生を悲観して投げやりになる珠彦を夕月は勇気づける。
「どうして…君は僕にこんなに優しくしてくれるんだ?家族ですらこんな事誰も…」
夕月も珠彦と会うまでは不安に思っていたが、初対面のあの日、自分を優しく労わってくれた珠彦にフォーリンラブ♡
「この方なら私を大切にしてくださる。だから私も大切にしようと思いましたの」
「珠彦様。一緒に寝ても良いですか?二人で初めてのお正月ですし、今夜くらいは」
大人の階段昇っちゃう!?珠彦は期待と不安でドキドキするが…夕月は自分の布団を持ってきて、珠彦の隣に寝る!
「一緒のお布団が良かったですか?ダメですよ。私なんて初恋だってまだのオトメですよ。そういうのは結婚するまでお預けです!でも、必ず珠彦様に捧げますからね」
「君は好きでもない男に己の純潔を捧げられるのかね?」「私は色々な珠彦様を見たい。好きになりたいと思っております」
明けて大正十一年元旦。
珠彦は夕月の作ったおせち料理とひっつみを食す。
(本当に気に食わない少女だ。僕を好きになりたいだと?僕はこの世の全てを嫌うペシミストだぞ。十に一つも有り得ないんだ。夕月を好きになる事は…)
もう、好きになってるのでは?
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