いみじのあんちの徒然なるままに

2015年11月21日

落第騎士の英雄譚第7話

BS11の「落第騎士の英雄譚（ｷｬﾊﾞﾙﾘｨ）」です
「ダメよぉ一輝ぃ、こんなとこで夜の一刀修羅は～

皆に見られちゃうってぇ～

」
まだ見ぬ夜の一刀修羅を夢に見るステラ。
何かがのしかかるのを感じて目を覚ますと、
そこに一輝が

「はっ

これが噂に聞く、ジャパニーズ夜這い・・・なのね

」これまで、奥手だと思っていた一輝の大胆な行動に、欲求不満気味だったステラは歓喜するが・・・一輝は絢瀬の罠にかかり、本物の【一刀修羅】を使ってしまい瀕死の状態で戻ってきたのだった

何故、絢瀬が卑怯な手を使ったのか・・・
理事長によると、2年前、彼女の父、ラストサムライ綾辻海斗は二度と剣を取れぬ体となった
それは、道場破りとの決闘に敗北した結果だ。戦った相手は・・・貪狼学園、ソウドイーターこと倉敷蔵人

両者が交わした取り決めに従い、綾辻家の土地・建物は、全て倉敷の物になってしまっていた

「父さん・・・僕が必ず全てを取り戻す」
そのためには、どんな手を使ってでも・・・

試合会場に現れた一輝に「少しは不戦勝も期待してたんだけどなぁ」うそぶく絢瀬。
屋上からの投身自殺と見せかけて助けようとした一輝に一刀修羅を使わせた。まだ、体力は完全には戻っていない

開始直後、何もしないのに一輝が斬られた

「どうだい? 僕のノーブルアーツ、【風の爪痕（つめあと）】の味は」
試合前日に空間に付けた刀傷を開くことで、かまいたちが発生し、一輝を傷つける

一輝は【完全掌握】で技を見切ると、絢瀬の剣先を陰鉄の柄で受け止める。「誘われた

」
「良かった。やっぱり綾辻さんは、僕の思ってた通りの人だった。どれだけ頭で悪ぶった自分を作っても、魂は欺けない

綾辻さんは、綾辻さん本人が思っている以上に、誇り高い人だよ

」「迷ってなんかいない

結果の伴わない綺麗事なんて、何の意味もない

どんな事をしてでも勝って、取り戻すんだ

」
「なら、僕のやる事は1つだ。僕の最弱（さいきょう）を以て、君の誇りを取り戻す

」

第4秘剣【蜃気狼】・・・足捌きによる急激な緩急で『走る自分の前方に残像を作りだし、間合いを誤認させる』技・・・で、絢瀬を撃破

「迷って、間違って、見失って・・・だけど、お父さんの綾辻一刀流を捨ててはいなかった。それは綾辻さんの強さだ。僕は君を助けたい。奪われたものを取り戻すの手伝わせてくれないか?」一輝の優しさに、絢瀬の心は決まった
「・・・黒鉄君・・・僕を、助けて・・・」今の自分がすべきことは、悲劇のヒロインじみた自己陶酔に浸ることではない。この優しくて強い少年に
助けを乞う事。そして、彼の勝利を信じる事だ
「その一言が聞きたかった」