いみじのあんちの徒然なるままに

2015年10月31日

落第騎士の英雄譚第4話

BS11の「落第騎士の英雄譚（ｷｬﾊﾞﾙﾘｨ）」です。
テニスやサッカーなどの試合でランキング上位を「格上の相手」、その逆を「格下の相手」と言いますが、それまでの試合数と勝利数から導き出された数字でしかありません。テレビなんかで、殊更に「格」を強調しなくてもいいと思うんだけどなあ。格下の相手に負けてマスコミに叩かれる・・・って、相手が強かっただけじゃね?

Fランクの黒鉄一輝は、能力値が低すぎるという理由で授業も受けさせてもらえず、落第しましたが、決して弱いわけではありません。
相手が、前年度の「首席入学者」にして「七星剣武祭代表」の桐原静矢だろうとも、勝つ気マンマンです。
しかし、自分の姿を消して光の矢を放つ桐原に手も足も出ず・・・それ、見たことかと嘲笑う観客たち

彼らは、ほとんどがDクラスであり、Eクラス。
自分を諦めているだけの連中が（一輝の）闘いを馬鹿にしている・・・

「だまれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ

アタシの大好きな騎士をバカにするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ

」ステラの怒りが爆発する

「一輝、何情けない顔してるのよ

こんなところで諦めかけてるんじゃないわよ

上を見てるアンタが、アタシは好きなんだから

アタシの前ではずっと格好いいアンタのままでいなさいよ、このバカァアアアアアアアアッ

」
ステラの叫びに一輝の萎えかけた闘志が再点火

思い出せ、矢傷を受けた順序を、方角を・・・
思い出せ、その痛みの深さを、角度を・・・
思い出せ、その時の桐原の言葉を、声音を・・・
桐原が一輝につけた傷の足跡を辿っていけば、その先に桐原がいる

ステラの剣技を瞬く間に盗んでしまった【模倣剣技ﾌﾞﾚｲﾄﾞｽﾃｨｰﾙ】を応用した【完全掌握ﾊﾟｰﾌｪｸﾄｳﾞｨｼﾞｮﾝ】で、桐原の動きを見切った一輝が反撃に転じる

「僕の最弱を以って、君の最強を捕まえる

」
【一刀修羅】の前に、見苦しく命乞いする桐原。
気絶して戦闘不能に・・・勝者、黒鉄一輝

【一刀修羅】は両刃の剣・・・医療班によって緊急措置を受けた一輝は、病室に移送される。ステラと共に自分も付き添いたい珠雫だが・・・
誰にも理解されなかった、誰一人として理解しようとしなかった兄の心を、その生き方を、あの大衆の前で、堂々と『好きだ』と言ってくれたステラの行動に、今回だけは2人っきりにさせる。
でも、本当は・・・そんな珠雫を、「珠雫のそういう所、すごく好きよ」アリス（♂）が慰める。