ちなみに日本市場の外国人投資家の比率は6〜7割と言われています。外国人にそっぽ向かれると途端に政府の買い支え頼みとなる脆弱な市場となっているので、アメリカの情報は見逃せません。というかアメリカの重要指標に大きく左右されます。
さてそれはおいといて、5月30日と5月31日の外資系証券の注文動向のデータがありましたので記載します。
■外資系証券寄り付き前注文動向
5/30(月) 日経平均17,068円(+233円)
売り370万株:買い420万株 50万株買い越し
5/31(火) 日経平均17,234円(+166円)
売り1180万株:買い1770万株 590万株買い越し
30日はアメリカ、イギリス市場がお休みだったため、外国人投資家がいなくてものすごい商いの薄い日となりました。しかし日経平均は233円と急騰したので、日本人勢が日経平均を押し上げたと読み取れます。
31日は前日と比べると売買が多いですが、ものすごく多いというわけでもありませんでした。ただこの日も前日に引き続き日経は+166円と上がっています。
ちなみに東証一部の売買代金は以下の通り
5/30:1兆5604億円
5/31:2兆8740億円
参考情報ですが、売買代金はかつて2兆円を超えるかどうかで活況の目安とされていました。そう考えると30日、31日は外国人投資家がそこまで突っ込んで買っていない割には、売買代金が高いですね。特に31日は結構な金額です。
今後は、5/30-31で日銀、GPIF、国内投資家が押し上げた株価に、外国人投資家が参戦すれば日経平均株価も1万8千円突破しそうです。ただ今のところ買い材料はFRB議長の利上げ発言だけなので、国内勢によって支えられてる株価が崩れないか心配です。
今日の売買で実需の買いもあればいいのですが、さすがに買い材料が見つからないので、割高に見えますね。FRB議長発言で1.5円ほど円安方向に動きましたが、ドル高を嫌うアメリカ政府や、折込ずみとして市場が動くと一気に円高になりそうです。それに過度なドル高で新興国の資金が引き上げられると景気が滞り、輸出企業の業績にも悪影響が出そうです。
といってもイギリスがEU離脱とかならない限り、ドル円は107円-108円レベルと予想してます。ただ日経平均は、輸出企業が円安だけでこれ以上売上があがるとは思えませんので、16,000円割ってしまうのではと感じています。
以前記事に書いていますが、日銀はすでにETF市場の6割を購入してます。参院選での勝利のためにさらなる買い増しを政府が裏で指示するかもしれませんが、そうなると政権獲得後ある日突然株価がはじけそうでちょっと怯えてます。正直個人投資家がロングで買った株とか木っ端みじんになりそうなので('_')
私の場合アベノミクスのビックウェーブに乗れないままにアベノミクスは終了したので、チャレンジしている投資家を尊敬してます。
どうもいまだに8千円-9千円だったイメージが強く、日経平均から一気に1万8千円とかになるとさすがに高いイメージがあります。なので14000円-15000台で無いと食指が動かない状態です。それどころかビビりまくってるので、ちょっと利益が出るとすぐ手放してます(,,゚Д゚)∩
悲観的な考えはいけないなーと思いつつも安倍政権になってから4年目になりますので、そろそろ株価が反転しそうな気が。。。特に材料がないので杞憂かもしれませんが周期的に怯えてるだけかもしれません。
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