個人投資家やこれから投資に興味がある人には是非知ってもらいたい事件でしたので、当ブログでも取り上げたいと思います。
覗かれる株注文データ 高速取引、個人に先回り
株の売買注文を出したら、何者かに瞬時に先回りされている――。個人投資家から最近、こんな声が上がるようになった。その不満はネット証券最大手のSBI証券の利用者からのものだ。探ると、高速で売買を繰り返すHFT(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)業者の関与が見えてきた。
※HFT(高頻度取引業者)
日経
HFTは例えばこんなやり方で個人を先回りして利益を得る pic.twitter.com/nWQA6JMZGw
— ざら速(ザラ場速報) @ときどき仮想通貨 (@ZARASOKU) 2019年11月17日
これ悪質なのは、SBI証券が個人投資家の注文を見て自分で利益を出しているのではなく、あえて業社(HFT)を一つかませて取引手数料で儲けているところなんですよね。
SBI→HFT業者と個人投資家の手数料で儲かる
HFT業社→SBI証券から個人投資家の指値が見れるので、先回り売買で利益を出して儲かる
個人投資家→SBIから個人情報盗み見られた上にHFTに情報売られて高く株を売買させられ、さらにSBI証券に売買手数料を払わされる。一人負け。
ここの北尾社長ですが、先日は島根銀行の買収で話題になっていましたね。その前は仮想通貨で話題になったコインチェックを買収したり。その北尾吉孝氏ですが、その昔ホリエモンのライブドアがTV局を買収を仕掛けたときに「(ライブドアは)株式市場の清冽な水を汚した」とか発言してるんですよね。
どの口が株式市場の水を汚したなんていってるんでしょうね。
しかも! SBIのリリースがひどい!▼
「SOR注文を先回りして同取引所で約定できる可能性が報道されましたが、2019年11月18日現在において、TIFの設定時間は0ミリ秒となっております。」報道においては、「TIF(タイム・イン・フォース)」の設定時間が「100ミリ〜300ミリ秒」との記載がありましたが、2019年11月18日から「0ミリ秒」としております。
SBI証券IR
これ自分で不正があったこと認めてるのに一言も謝ってないんですよ。しかも最初から設定時間が調整できるようになってるんでしょうかね?
ツイッターなどでは程ほどに話題になってるんですが、他には日経以外記事が見つからないのでもやっとします。こんな不正やってるなんてSBI証券には襟を正して欲しいですが、プレスリリースをみるに全然反省してなさそうです。
私もSBI証券の口座を持っていますが不安になりますね。今回はこれだけが問題になっていますが、他にもどんな不正されてるかわからないし、もしかして個人情報とかも他業者に売られてるんじゃないかとか。
素直に謝って対策をして調査もすればいいのに、18日から問題なくなっていますって会社のリリースとしては恥を知れといいたい。
証券会社は世の中にたくさんあるし、わりと頻繁にSBI証券は使用していましたが考えなおさないといけないかもしれませんね。
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