ヤマトグループの社員約82,000人を対象に労働時間を調査し、新たに認識した労働時間に対して一時金を支払うことを決定し、本年4月28日に公表した平成29年3月期決算において、190億円を一時金として計上いたしました。
その後、継続確認を進めてまいりましたところ、一時金の支払い予定額が当初想定して
おりました金額から40億円程度増加する見通しとなりました。
ヤマトHD IRより■
190億円の当初見込みより40億円増加したことで一時的に業績が悪化しています。でもヤマト運輸の昨年の当期純利益をご存知でしょうか? 394億円あります。当ブログでヤマトHDの過去10年間の売上と純利利益を分析しましたが、平均で300億円程度純利益があります。
※ヤマト運輸過去の利益 過去ブログ
運送料の値上げも行い心配するほどでもないと考えます。心配なのは値上げした運送料が現場の人に還元されるかどうかですね。
残業代未払いで訴えられてたヤマトはなんとか和解することができました。しかし社会問題にもなっている事件を起こしたのに、役員の報酬をカットするなどの方針を打ち出さないあたりコンプライアンスは大丈夫かなと心配になる企業ではあります。
現場配達は他の大手運送会社より丁寧と評判ですが、それを吸い上げるだけではなんとも。amazonも自社配送に力を入れ始めたので、今後は現場はもちろんのこと戦略的な行動が求められるかと。国内運送会社の雄として期待したいところではあります。
ちなみに私ヤマトの株は持っていません。運送会社の株も欲しいんですが、配当利回りがどこも1%台なんですよね。今後のamazonの動きも気になるので、運送業への投資は今後も厳しいと思います。でも生活と密接にかかわる企業なので、今後もちょくちょく取り上げて生きます。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image