さて、すかいらーくが権利落ち日にしては小幅なのは、すでに大株主の『Bain Capital Skylark Hong Kong Limited』が、株式売却を発表してある程度下がったからと言う見方も出来ます。しかし売却価格が1,630円となっているので、それ以上さがりづらいのだと私は考えています。
ちなみに6月15日の段階で株価は1,719円でした。そこからずるずると1,630円を目指して株価が下がり権利落ち日を迎えました。
売却価格より株価が下がると実際問題どうなるんでしょうね?海外での売却価格より現状の株価が安くなると海外の買い手が損するから買い手がつかなくて売却中止とかなるんでしょうか。
株主優待拡充で優待目当てに買いましたが、改めて大株主のファンドの動きや過去の上場廃止の経緯を調べると100株以上買うのは危険という結論が出ました。
■すかいらーくの過去
上場廃止当時の平均株価:1,900円〜2,000円
TOB価格:1株2,500円
全取得費用:2,700億円
※創業家の横川一族がファンドに株を売却することで約520億円を手に入れる。
TOBでかかった費用から純資産を引いた額がのれん代である。
2,700億円(TOB取得総額)−940億円(純資産)=1,800億円(のれん代)
■現在の状況
2017年04月06日発表の株主総会資料には、非流動負債1,424億円(長期借入金およびその他の金融負債)と記載有り。昨年から100億円減らしていますが、まだ巨額の負債を抱えています。
ファンドからすると、安定的に利益をあげて毎年100億円負債返しても、あと14年もかかるとわかれば株主優待拡充で株価吊り上げて売り抜けますわ。
以上のことをふまえると、優待目当てで100株保有も危険かもしれない。なんとなく株価が上昇しない理由もわかりすっきりしました。
出来れば300株保有して優待で食費を削減したかったですが、目先の利益につられて火傷するのもバカらしいので、やはり売却だろうか。ひとまず100株だけ保有して、業績や今後の状況を見守っていきます。
昨今は業績など関係なく株価が上昇しているのでお試しの保有ですね。
■為替と米価部の状況▼
NYダウ:前日比139ドル高の21,450。
NASDAQは、50ドル高の6,197。
為替は昨日112円台を突破半ばまで上昇したので、調整なのか1USドル112円15銭となっています。世界状況不安定ですが、アメリカ株は上昇を続けています。グーグルがEUから罰金命じられたり、各国でテロの猛威が吹き荒れてますが大丈夫なんでしょうかね?
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