■カブドットコム証券
株価:375円
配当利回り:3.2%
2017年3月期の年間配当実績12円(半期6円づつ)
配当利回りとしては悪くありません。しかし競争の激しいネット証券の会社であることを考えるとリスク相応の株価ではないかと考えています。昨年から軒並み株価が上昇してますが、カブドットコム証券もその例に漏れず上昇しています。ただ他の株と比べると上昇率はいまひとつです。
親会社は三菱UFJ証券ホールディングス株式会社で、株の52.81%保有。株式会社三菱東京UFJ銀行も6.29%株を保有しています。
親会社は株主総会でのお土産廃止と株主優待廃止になりました。カブドットコム証券も来年からは来年にもお土産がなくなるんじゃないかと思います。でも土曜日開催はありがたいので、今後も是非土曜日か日曜日に開催して欲しい。いけなかったけど・・・・。
株主公平性という観点からMUFGは優待廃止しましたけど、カブドットコム証券の株主優待はマネックス証券や、GMOクリック証券などが廃止にしない限りは行うと考えています。手数料がものすごく安いわけでもないのに廃止にしたらライバル会社に差をつけられてしまいますから。このあたりは二枚舌で営業を続けていくんではないかと考えています。
さて、カブドットコム証券の収益ですが、2017年3月期の成績は以下のとおり。
売上高23,828百万円(前期比マイナス)
営業利益7,505百万円(前期比マイナス)
経常利益7,317百万円(前期比マイナス)
当期利益6,006百万円(前期比マイナス):前期純利益8,016百万円
前期比25%以上のマイナスになっています。
しかも送られてきた資料では当期市二市場株式等個人委託売買代金は前期比19%減少〜と論点ずらして報告をしてます。数字は他の資料とあわせてしれっと掲載。一番大事な成績の部分を最初に大きく報告しろよと言いたい。
個人の売買が少なくなって〜の言い訳とかいいですから。ただ個人の売買代金が19%も減っているという資料から、アベノミクスだトランプ相場だと盛り上がって株価上昇してましたが、盛り上がって株を買ってるのは一部の投資家と日銀、年金機構と言うことがわかります。
そりゃ株価が気づいたら一年ごとに1万円から1万5千、2万円と急上昇してれば個人は買いにくいですよね。しかも経済成長で、物が売れて株価が上昇してるんじゃないですから。しかも日銀の出口戦略とか見通しすら話してないし。。。
今年一年は各企業の成績がすごく気になりますね。カブドットコムも親会社の意向受けてコストカットしていくんでしょうけど。すでにスリムな企業体質のネット証券会社でこれ以上どこを削るのか気になります。過剰なコストカットは安全面とか削られそうで心配。
今後上昇した株価に負けないくらい個人取引が活発化するいいけど当分先になりそうです。株主優待もなくすところはどんどんなくしていくだろうし、持ち株で株主優待がなくならないことを祈るばかりです。ビックカメラとかヤマダ電機とか優待がなくなるとへこむ。大手量販店の優待制度の動向は気になります。
タグ:株主総会
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image