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2016年04月10日

2次関数の頂点の軌跡を実感してみましょう

 今回のテーマは高校数学でよく扱われる2次関数の頂点の軌跡です。

2次関数の頂点の軌跡


 パラメータ a を含んだ2次関数

y = x 2 + ax   [1]

を解析してみます。

 01y=x^2-ax.gif

 a が変化するとそれに連動して頂点が動きます。
 その軌跡の方程式を求めてみましょう。[1] を変形して

y = (x + a / 2) 2 − a 2 / 4

ですから、頂点の座標は

(X, Y) = (− a / 2, − a 2 / 4)   [2]

となりますね。 a を消去すれば

Y = − X 2   [3]

という軌跡の方程式が得られます。これを図示してみると ......

 02頂点の軌跡.gif

 Y = − X 2 に沿って頂点が移動しているのが分かります。


3 次元グラフで頂点の動きを確認してみます

 実は3次元グラフを使うと頂点がどのように動くかひと目でわかります。
 a もまた変数と考えて、

f(x, a) = x 2 + ax   [4]

という2変数関数のグラフを描いてみると ......

 03y=x^2-ax3D.png

 手前から奥に向かって a が変化します。
 x - z 面に平行な断面図をとると放物線 [1] が現れます。
 頂点が動く様子もわかると思います。
 言い換えると [4] は [1] で a を連続的に変化させながら重ね合わせた曲面だということです。
 ⇒ なんとなくの数学日記(コメディのスタイル)  
posted by Blog Cat at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | n次関数
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