気のみ気のままなブログ

安倍晋三首相の世界経済が「０８年のリーマン・ショック前に似ている」という発言にＧ７の首脳達には反論があるようだ。
安倍首相は今回のサミットでリーマン・ショック級の景気の落ち込みがあると明文を得ることができれば更なる消費税の延期はアベノミックスの失敗ではないとすることができるので息巻いているのでしょう。


果して、アベノミックスは失敗なのだろうか？


個人的には失敗だと考えます。
そもそも景気が回復していない時点で増税したのは間違いです。
世界でこんな暴挙に出たのは日本だけですよ。
もしこれで日本が景気を本格的に回復したら世界の第一人者として名をはせるとでも考えたのでしょうか・・・。

「景気が回復したら給料も上がる！」と景気を煽ったが結果は少しだけ給料が上がり、残りは企業の内部留保にまわされました。
分かりきった結果でしたね・・・。

３％、５％の消費税導入の時は差ほど景気に影響は無かった。
では何故今回は景気が回復しないのでしょう・・・。

今回の消費税８%、導入されてからの物価を良く考えてみればわかることです。
日銀はデフレ脱却としてインフレターゲットを設け、金融緩和したのです。
それにより円高が進みました。

３％、５％の消費税は単に税率が上がっただけの感覚でしかなったのですが、今回は税率以外に物価も急上昇したのです。
円高の影響が大きかった・・・。
振り返ってみてください。
この２年、何回食品が値上がりしましたか？
それも１％や２%ではなく、５％以上。
下手をすると１０％以上のときもありました。

そう税率以外にも大きく物価が上がり、その負担が予想以上に家計に圧し掛かったのです。
今月、驚いたのは毎年購入していた900gの除草剤（1000円）、昨年より倍以上になっていました。
値段の話ではありません。
中身が350gになって値段は変らないのです。
一見、価格ではかわらないのですが中身が少なくなれば実質の値上げです。
1シーズン、1.5個使うので金額に換算すると大よそ3倍の費用がかかってしまいます。
大きいですよね・・・。
他にもカレー粉が1箱では味が薄くなり、ルーも緩くなり今では２箱使うようになったとかの話を聞きます・・・。

値段ではなく実質の値上げがどっしりと家計の支出を高めているのです。
そこに加えて消費税８％、家計の支出は感覚からすると2倍近く、もしかしてそれ以上になっているのではないでしょうか？

日銀の黒田総裁、最近では顔も見なくなりましたね・・・。
日銀のインフレターゲットにも失敗の要因があるはずです。


増税をする前に次のことをやるだけでも収支バランスはよくなります。
１．公務員の給料を中小企業並みにする
２．議員、公務員の退職金の廃止
　　（退職金が出る企業は今では一部の大手企業と公務員くらいだよ）
３．天下り先の完全なる廃止
４．特別委会計の一般財源化
５．議委員の支出の完全なる監視
６．海外へのバラマキは黒字になるまで中止
７．企業の内部留保に税金をかける
８．生活保護は商品券で配布


税金を集めても出るほうがザルでは、いくらお金があっても足りなくなるのは当然のこと。
議員さん、もっと国民の為に仕事をしてくださいよ！