2013年度アカデミー賞において最多12部門にノミネート、ゴールデン・グローブ賞においても最多7部門にノミネートされ、"リンカーン"を演じる主演のダニエル・デイ＝ルイスが"男優賞"をすでに受賞しており、2012年を代表する作品のひとつ。

1999年にすでに企画の話があったが、脚本が変わり、主演が変わり、公開日が変わりと色々ありながら、2012年10月に行われた「ニューヨーク映画祭」でようやく上映まで漕ぎ付けた苦労作でもある。 当初はリーアム・ニーソンが"リンカーン"を演じ、2009年に公開する予定であった。


本作は第16代アメリカ合衆国大統領"エイブラハム・リンカーン"の暗殺されるまでの"4ヶ月"に焦点をあて製作されています。
奴隷解放の父として最も尊敬を集める大統領、やはりそのいい部分だけしか触れないのか、それともインディアンの迫害、虐殺の率先者でもあった部分も触れるのか、それとも全く違う視点で描かれるのか楽しみです。

製作にはスピルバーグ作品では御馴染みのキャスリーン・ケネディが参加、脚本はスピルバーグ監督の2005年の作品『ミュンヘン』を手掛けたトニー・クシュナーが最終執筆をしています。
監督はスティーヴン・スピルバーグ、出演はダニエル・デイ＝ルイス、サリー・フィールド、トミー・リー・ジョーンズ、ジョゼフ・ゴードン＝レヴィット、デヴィッド・ストラザーン、ウォルトン・ゴギンズ、 ジャッキー・アール・ヘイリー、他。


"リンカーン"を演じるのはイギリス稀代の演技派ダニエル・デイ＝ルイス。 有名な出演作としてはやはり1989年のジム・シェリダン監督の『マイ・レフトフット』と、2002年のマーティン・スコセッシ監督の『ギャング・オブ・ニューヨーク』。 2作品ともアカデミー賞で"主演男優賞"(前者)と"助演男優賞"(後者)を獲得しています。
またアカデミー賞で"主演男優賞"を2回受賞(『マイ・レフトフット』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』)している歴代8人の中の一人で、本作でも2013年度アカデミー賞"主演男優賞"にノミネートされており、最有力候補となっています。 受賞すれば同賞では史上初の快挙となります。
既に2013年度ゴールデン・グローブ賞"男優賞"、英国アカデミー賞"主演男優賞"を受賞しています。
個人的にはダニエル・デイ＝ルイスの出演作では1992年の『ラスト・オブ・モヒカン』が一番好きです。

妻の"メアリー"にはサリー・フィールド。 彼女もアカデミー賞"主演女優賞"を2回受賞(『プレイス・イン・ザ・ハート』(1979)と『プレイス・イン・ザ・ハート』(1984))していることで有名です。 他にも『マグノリアの花たち』の"マリン"役や『フォレスト・ガンプ』の"フォレスト・ガンプ"の"母親"役が有名でしょう。
最近(2012年)、『アメージング・スパイダーマン』で"メイおばさん"役で6年ぶりにスクリーンに登場しており、同役での続編への出演も決定しています。

共産党のリーダーで議会史上最も影響力のある人物の一人といわれている"タデウス・スティーブンス"にはトミー・リー・ジョーンズ。
リンカーンの子で唯一生き残った長男"ロバート"にはジョゼフ・ゴードン＝レヴィット。
反奴隷制の議員の一人で、2人の大統領の下で国務次官を勤め、リンカーン暗殺同夜に同じく暗殺されかけた"ウィリアム・スワード"には、『ボーン』シリーズのCIA対テロ極秘調査局長"ノア・ヴォーゼン"役のデヴィッド・ストラザーン。

1865年1月、エイブラハム・リンカーンが大統領に再選されて、2カ月が経っていた。
国を二分した南北戦争は4年目に入り、大勢は大統領が率いる北軍に傾いていたが、リンカーンにはすぐさま戦争を終結させるつもりはなかった。
奴隷制度に永遠の別れを告げるため、たとえ多くの死者が出ても合衆国憲法修正第十三条を下院議会で批准する前に戦争を止めるわけにいかなかった。
リンカーンの妻のメアリー・トッドは南部出身で、夫とは口論が絶えず必ずしも、良好な関係とはいえなかったが、心の底で夫を信じていた。

リンカーンは国務長官ウィリアム・スワードを介して、議会工作を進めるべく指示する。
同じ共和党の保守派プレストン・ブレアを使って党の票をまとめても、成立させるためには20票、足りなかった。
リンカーンはあらゆる策を弄するように命じ、スワードはW.N.ビルボをはじめとするロビイストを駆使して、敵対する民主党議員の切り崩しにかかる。
その動きを冷ややかににみつめていたのは、奴隷解放急進派のタデウス・スティーブンスだった。 彼はリンカーンがどこかで妥協するのではないかと考えていた。

リンカーンにとってホッとできるのは末息子のタッドと過ごすひと時だけだった。 長男のロバートとは話す時間もなくぎくしゃくしていたが、ロバートは正義感で母の強硬な反対を押し切って、北軍に入隊してしまった。 リンカーンは無事な学生でいてほしいという父としての願いを抑え、ただ見守るしかなかった。

南北戦争の和平交渉が早く進む事態となって、リンカーンは1月25日、下院議会に合衆国憲法修正第十三条に提出する。
思惑と工作が蠢くなか、果たして多数派工作は成功したのか。 ひとり静かにホワイトハウスで結果を待つリンカーンだったが、その後に過酷な運命が待ち受けているとは予想もしていなかった･････

『スター・ウォーズ』の新作でハリソン・フォードが"ハン・ソロ"役で出演するとアメリカの「Latino Review」が報じた。 しかし米ディズニーやルーカスフィルムからは正式な発表は出されていないという。

これが本当ならスクープ記事なのだがどうも先走りのような気がする。
だが、いまだハリソン・フォードとは交渉中であることは確かなようです。

[ 参照記事 ： 映画.com ]

イギリスの民話「巨人殺しのジャック」、そして童話となった「ジャックと豆の木」を下地に『ユージュアル・サスペクツ』(1995)のブライアン・シンガー監督とクリストファー・マッカリー脚本のコンビが現代の技術で映像化。

「ジャックと豆の木」はもちろん日本でも有名なおとぎ話、近い童話として同じグリムの「勇ましいちびの仕立て屋」、またイギリス童話の「親指トム」などが時代背景や物語の設定が近いのではないでしょうか(個人的意見ですのであしからず)

童話の内容ではジャックが木を上り、巨人からお宝を盗み、最後は木を切って巨人を落下させてハッピーエンドです。 しかし今回の映画の方は予告を見る限りでは、お姫様を助けに巨人の国に乗り込む、という感じとなっています。 また巨人の大群との戦闘シーンらしき映像も確認できます。 超リアルな巨人、さらにバトルは迫力満点、観るならもちろん3D。　春休み映画の目玉の一つになること間違いなしかと。

また過去にも『シンドバッド七回目の冒険』の監督ネイザン・ジュランが1962年に『JACK THE GIANT KILLER』(邦題は"ジャックと悪魔の国")としてこの題材を映画化、 最近でも2009年にクロエ・グレース・モレッツ、コリン・フォード、クリストファー・ロイド出演で『Jack and the Beanstalk』(邦題はクロエ・モレッツ　ジャックと天空の巨人)として映画化されています。


監督はブライアン・シンガー、出演はニコラス・ホルト、ユアン・マクレガー、スタンリー・トゥッチ、エレノア・トムリンソン、ビル・ナイ、ベン・ダニエルズ、イアン・マクシェーン、他。

ブライアン・シンガー監督といえば『ユージュアル・サスペクツ』(1995)、『X-Men』シリーズの監督でもあるが、やはり『ユージュアル・サスペクツ』だ。 脚本のクリストファー・マッカリーとはゴールデンコンビ。 2014年には再びメガホンを取った『X-Men』シリーズ最新作『X-Men: Days of Future Past』が全米公開予定となっています。

脚本の一人には『ユージュアル・サスペクツ』の脚本を手掛けたクリストファー・マッカリーが参加、ちなみにその『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞"脚本賞"を受賞しています。 最近ではトム・クルーズ主演の『アウトロー』の監督・脚本を手掛け、今後も参加する話題作が続きます。
『X-Men』のスピンオフ『ウルヴァリン』の最新作『The Wolverine』(脚本)2013年9月に日本公開予定、トム・クルーズ主演のＳＦアクション『All You Need Is Kill』(脚本)2014年3月に全米公開予定、『Top Gun 2』(脚本)公開未定、そして『Mission: Impossible 5』(監督・脚本)2015年全米公開予定、などです。


主人公"ジャック"を演じるのはイギリスのニコラス・ホルト。　 本作の前に一足早く公開されたホラーロマンスの主演映画『Warm Bodies』が2013年2月1日から全米公開され、初登場1位になっています。
今後の出演作としてトム・ハーディ主演『マッド・マックス』シリーズの続編となる『Mad Max: Fury Road』、『X-Men』の最新作『X-Men: Days of Future Past』が決定しています。 また、今、トップ女優街道爆進中のジェニファー・ローレンスの元彼(2013年2月15日時点)としても有名。

ヒロインの"イザベル姫"を演じるのはイギリスの若手女優エレノア・トムリンソン。 長編フィルムとしては『幻影師アイゼンハイム』(2006)でジェシカ・ビール演じる"ソフィ"の若い頃を演じ、最近では『アリス・イン・ワンダーランド』に出演しています。

ユアン・マクレガーの次回作は豪華キャストが話題のコメディドラマ『August: Osage County』(公開未定)。 メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツ、ベネディクト・カンバーバッチ、ダーモット・マローニー、ジュリエット・ルイス等が出演。

ジャックは農場で働く若者だったが、偶然、巨人の国の入り口を開けてしまった。 巨人は伝説ではなく実在し、彼等は数世紀前に失った自分達の世界を取り戻そうと画策していた。 ジャックは姫を救うため、また世の中のために巨人の国へ向かうこととなるのだが･････

イギリスの小説家デイヴィッド・ミッチェルの2004年の作品「Cloud Atlas」を、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉弟と『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァ監督が映画化。

原作者のデイヴィッド・ミッチェルは日本で暮らしていた時期があり(8年以上)、奥さんも日本人、作品も日本を舞台にした作品が多い。
「Cloud Atlas」以外の代表作に「ナンバー9ドリーム」(2001)があり、2001年の"ブッカー賞"にノミネートされましたが、受賞は逃しています。 ちなみに翌年の2002年の"ブッカー賞"をヤン・マーテルの「ライフ・オブ・パイ」が受賞しています。


6つの時代背景と主人公をもつ物語で、過去、現在、未来と遷移していく。 各時代に現れる"痣"を持つ人物、その人物を中心にオムニバス形式で物語が展開されていきます。
時代が変わろうが引かれあい引き合う魂は一緒、500年もの期間に成長していく魂はどこへたどり着くのか･････壮大です。

登場人物も多彩、同じ俳優がいくつものキャラクターを演じていることも本作の話題のひとつです。 ドラマ、ＳＦ、ミステリー、ファンタジー、アクションと全てのジャンルを含み、計算された映像と時代背景とその遷移、約3時間の長尺だがラストが楽しみになるような作品ではないでしょうか。

今は原作も翻訳出版されてますので、興味がある方は読んでみてはどうでしょう。 これは読んでおいたほうが"よく理解できた"系の作品のような気がします(残念ながら私はまだ読んでいません涙)･････。
監督はウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァ、出演はトム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒューゴ・ウィーヴィング、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント、ジム・ブロードベント、ジム・スタージェス、ベン・ウィショー、他。


ウォシャウスキー姉弟はいうまでもなく『マトリックス』シリーズの監督です。 他には『マトリックス』(1)の前に撮った『バウンド』(1996)がおすすめ。 ギャングの愛人が隣に越してきた女とギャングの金を奪うクライムサスペンス。
また2008年の日本のアニメ「マッハGO!GO!GO!」を実写化した『スピード・レーサー』がありますが、これは批評家評判がよろしくなく興行も振るわなかった･････(個人的には悪くなかったと思ってます。特に映像などはさすがって感じです)。
次回作は2014年予定のＳＦアクション『Jupiter Ascending』。 チャニング・テイタム、ミラ・クニス、ショーン・ビーン、そして『レ・ミゼラブル』で"マリウス"役に大抜擢されたイギリスの若手エディ・レッドメインの出演が決まっています。

トム・ティクヴァはドイツの監督、1998年の『ラン・ローラ・ラン』は有名。 他にも『パフューム ある人殺しの物語』(これ中々いいです。引き込まれます)や『ザ・バンク 堕ちた巨像』などを手掛けています。

イギリスの俳優ジム・ブロードベント、最近では『マーガレット・サッチャー』で夫役の"デニス・サッチャー"を演じています。 『ハリー・ポッター』シリーズにも出演しており、2001年の『アイリス』ではアカデミー賞助演男優賞も受賞しています。

『ラスベガスをぶっつぶせ』で一躍躍り出てきたジム・スタージェスもイギリスの俳優さん。 最近では『ワン・デイ 23年のラブストーリー』でアン・ハサウェイの相手役をしております。

ベン・ウィショーは本作の監督でもあるトム・ティクヴァ監督の代表作のひとつ『パフューム ある人殺しの物語』で主人公を"ジャン＝バティスト・グルヌイユ"を演じたイギリスの俳優さん。 最近では『007 スカイフォール』に兵器開発担当の"Q"役で出演しています。

トム・ハンクスの次回作は『Captain Phillips』、2009年4月8日にソマリア沖でおきた、海賊による「マースク・アラバマ」号の乗っ取り人質事件を題材とした映画だ。 公開は2013年10月に全米公開予定です。

ハル・ベリーは、2012年に出演した"サメ"映画『Dark Tide』が2013年3月16日より日本でも公開されますが残念なことに、現在、東京・愛知・大阪のみの公開予定となっています。

6つの時代に体に"彗星型の痣"を持つ人間が現れる。 その数奇な運命のもとで展開される物語･････

■“アダム・ユーイングの太平洋航海誌”(1849)
主人公アダム・ユーイング。 公証人で胸に痣がある。

■“ゼデルゲムからの手紙”(1936)
主人公ロバート・フロビッシャー。 若く一発逆転を狙う作曲家で背骨のあたりに痣がある。

■“半減期-ルイーザ・レイ最初の事件”(1973)
主人公ルイーザ・レイ。 偉大なジャーナリストとして名を馳せたレスター・レイの娘。 雑誌『スパイグラス』のコラムニストで鎖骨の辺りに痣がある。

■“ティモシー・キャビンディッシュのおぞましき試練”(2012)
主人公ティモシー・キャビンディッシュ。 老年の出版会社の編集長で右足首に痣がある。

■“ソンミ451のオリゾン”(2144)
主人公ソンミ451。 ファブリカントと呼ばれるクローン人間で首の辺りに痣がある。

■“ソルーシャの渡しとそん後のすべて”(2321)
主人公ザックリー。 崩壊した文明の羊飼いで腕の辺りに痣がある。

オランダ人監督ジョルジュ・シュルイツァー監督が2012年に完成させた
リバー・フェニックスの遺作『Dark Blood』

1993年に23歳で他界した故リバー・フェニックスの遺作『Dark Blood』。
昨年、2012年9月26日からオランダのユトレヒトで開催された、"ネザーランド・フィルム・フェスティバル"でプレミア上映され、今度は2013年2月14日、ベルリン映画祭で上映された｡ また2013年3月には米"マイアミ国際映画祭"でも上映される予定である。

監督のジョルジュ・シュルイツァー(オランダ)は、リバー・フェニックスの死後、フィルム没収を恐れ、フィルムを隠しており、2010年ぐらいから完成に向けて動き出した。 足りなくなったフィルムは継ぎ足し、また弟の"ホアキン・フェニックス"も兄の演じる"Boy"の声を担当し完成に協力しています。
今回の遺作公開にフェニックスの遺族は関与していないが､シュルイツァー監督は､母親や弟から賛同を受けたと明かした｡

作品は核実験場の砂漠に住む主人公"ボーイ"(リバー・フェニックス)がある日、旅行中に車が故障し助けを求めてやってきたカップル(ジュディ・デイビスとジョナサン・プライス)をそのまま監禁してしまう･････
という内容。


『Dark Blood』(原題：ダーク・ブラッド) − リバー・フェニックス

墜落必至の飛行機を背面飛行という神業操縦で無事生還させた機長"ウィップ・ウィトカー"。 彼は英雄なのか、それとも犯罪者となるのか･････、ロバート・ゼメキスとデンゼル・ワシントンが描く感動作。
本作でのデンゼル・ワシントンは全米各州の批評協会から大絶賛されており、3度目のオスカー獲得にも期待がかかっています(2013年2月14日時点)。
脚本は『リアル・スティール』を書いた俳優でもあるジョン・ゲイティンズ、監督はロバート・ゼメキス、出演はデンゼル・ワシントン、ケリー・ライリー、ドン・チードル、ジョン・グッドマン、ブルース・グリーンウッド、メリッサ・レオ、ナディーン・ベラスケス、ピーター・ゲレッティ、タマラ・チュニー、他。


デンゼル・ワシントンの次回作はマーク・ウォールバーグと共演のアクションクライム『2 Guns』(2013年8月全米公開予定)です。 それ以降は未定。
『ヘンダーソン夫人の贈り物』の"モーリーン"役や『シャーロック・ホームズ』のワトソンの恋人役が記憶に残る、目が印象的なイギリスの美人女優ケリー・ライリー。

メリッサ・レオはアメリカの演技派女優の一人、デヴィッド・O・ラッセル監督の『ザ・ファイター』ではアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にて助演女優賞を受賞しています。 デヴィッド・O・ラッセル監督の最新作で2013年アカデミー賞でも注目されている『世界にひとつのプレイブック』が2013年2月22日から日本でも公開されます。 本作では事故の調査、検証を行う運輸安全委員会調査班チーフ役で登場します。

ドン・チードルは出演作の『アイアンマン3』が4月に日本でも公開予定、ジョン・グッドマンは出演作の『アルゴ』のBlu-ray,DVDが3月13日にいよいよリリース&レンタルされます。

ブルース・グリーンウッドはカナダの俳優さんで多くの映画で見かけます。 現在アトム・エゴヤン監督、ライアン・レイノルズ、ロザリオ・ドーソン出演のサスペンス『Queen of the Night』の撮影中です。 また出演作のひとつ、J・J・エイブラムス監督のシリーズ2段目『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が2013年9月に日本でも公開予定となっています。

フロリダ州オーランド発、アトランタ行きの旅客機が原因不明の急降下。 機長のウィトカーは墜落寸前の機体を回転させ、背面飛行により緊急着陸を成功、多くの命を救う。 それはどんな一流のパイロットにも不可能な、まさに奇跡の操縦だった。 マスコミがウィトカーの偉業を称え、彼は、一躍、時の人となる。

ところが、ある疑惑が浮上する。彼の血中からアルコールが検出されたのだ。 あの日、機内で何があったのか？果たしてウィトカーは真の英雄か、それとも卑劣な犯罪者か･････？ 多くの人々の人生を巻き込む、驚愕の真相が暴かれる。

ライマン・フランク・ボームの小説「オズの魔法使い」を原案とし、『オズの魔法使い』の前日譚を描いたファンタジーアドベンチャー。 『オズの魔法使い』に登場する大魔法使い"OZ"はどうやって誕生したのかを、『スパイダーマン』全シリーズのサム・ライミ監督が3Dで描き出す。
脚本は『ラビット・ホール』のデヴィッド・リンゼイ＝アベアー、『隣のヒットマン』のミッチェル・カプナーが担当。 2010年企画が発表されたときにはサム・メンデス監督とロバート・ダウニー・Jrのタッグか？という報道がなされていたが、最終的に今の型となった。 ジェームズ・フランコが"オズ"役に決定したのは2011年3月になってから。

登場する3人の魔女にはミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニスという面々、映画じゃなくても3人とも魔女っぽい･････特に後者の2人。
映像美と独特の雰囲気は同じディズニーの『アリス・イン・ワンダーランド』に通じるものが感じられます。 本作のウリの映像美を3Dでどう魅せるか楽しみです。
監督はサム・ライミ、出演はジェームズ・フランコ、レイチェル・ワイズ、ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、アビゲイル・スペンサー、ブルース・キャンベル、トニー・コックス、マーティン・クレッバ、他。


"オズ"を演じるのは『スパイダーマン』の"ハリー"役が有名なジェームズ・フランコ。 最近活躍が目覚しい俳優さんの一人。
優しさが滲み出てるあの顔(実際は分かりませんが)･････羨ましい。 最近では『猿の惑星　創世記』で主役を演じています。
出演作の『127時間』と『スモーキング・ハイ』はお奨めの2本。 『スモーキング・ハイ』は内容もともかくですが、主役のセス･ローゲンより目立ってます、演技で。

今後も出演作が目白押しで、目立つものとしては『スモーキング・ハイ』で共演、また親友でもあるセス・ローゲンが監督したコメディ『This Is the End』(2013年6月全米公開予定)、こちらはエマ・ワトソン、ポール・ラッド、ジェイソン・シーゲル、リアーナ等が出演。
またポール・ハギス監督、リーアム・ニーソン、ミラ・クニス、オリヴィア・ワイルド、エイドリアン・ブロディなどが出演するロマンス『The Third Person』(2013年全米公開予定)やジェイソン・ステイサム、ウィノナ・ライダー、ケイト・ボスワース等と共演するアクション『Homefront』(2014)などに出演します。 ほか多数あり。


『マリリン 7日間の恋』が記憶に新しいミシェル・ウィリアムズ。 『マリリン 7日間の恋』ではゴールデン・グローブ主演女優賞を受賞しています。 そして今は亡きヒース・レジャーの子を産んでいることでも有名(ヒース・レジャーと結婚はしていません)。

レイチェル・ワイズは出演作の『ボーン・レガシー』が2013年2月20日、今の夫ダニエル・クレイグと出演した『ドリームハウス』が2013年4月2日にリリースされます。 今後はデヴィッド・クローネンバーグ監督、ロバート・パティンソン、ヴィゴ・モーテンセン等と共演のドラマ『Maps to the Stars』に出演します。

米「Esquire」誌で2012年最もセクシーな女性に選ばれたミラ・クニス。 現在(2013年2月13日時点)、出演作の『テッド』が日本でも超大ヒットとなっています。 今後は現在撮影中の『The Third Person』でジェームズ・フランコと再共演、2014年にはウォシャウスキー姉弟のSF『Jupiter Ascending』にチャニング・テイタムとともに出演が予定されています。

いかさま魔術師のオスカーが乗った気球が嵐にのまれ、辿りついた先は"オズ"という国。 そこでエヴァノラ、セオドラ、グリンダという3人の魔女と出会う。 そして国の存亡をめぐる問題に巻き込まれるオスカー。 果たしていかさま魔術師が"大魔術師"となることはできるのだろうか･････

クエンティン・タランティーノ監督待望の新作は奴隷問題を扱ったウエスタンムービー。 奴隷だった"ジャンゴ"がドイツ人の元歯科医だった"キング・シュルツ"に助けられ、冷酷な奴隷商から妻を取り戻すという物語。
本作は2012年12月に全米で公開されてから今日(2013年02月12日)まで、8週に渡り全米週間ランキングTOP10内をキープ中、また2013年度の多くの賞にノミネートまたは受賞をしており、タランティーノ監督最大のヒットとなっています。
監督はクエンティン・タランティーノ、出演はジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン、ケリー・ワシントン、ウォルトン・ゴギンズ、ジョナ・ヒル、ドン・ジョンソン、他。


本作の主人公"ジャンゴ"を演じるのはジェイミー・フォックス。 企画の段階ではウィル・スミスが演じると報道されていたこともあったが、ジェイミー・フォックスで当たりだったのではと、今となっては思える。 2004年の『Ray／レイ』以降、これといって騒がれる作品がなかったジェイミー・フォックス、久しぶりの当たり作ではないでしょうか。
次回作にはローランド・エメリッヒ監督、チャニング・テイタムと共演のアクションドラマ『White House Down』(2013年6月全米公開予定)の公開が控えており、現在スパイダーマンの新たな敵"エレクトロ"役で出演している『アメージング・スパイダーマン2』の撮影中、今後はブルース・ウィリスと共演するクライムアクション『Kane & Lynch』が予定されています。

ハリウッドで真の大器晩成といわれているクリストフ・ヴァルツはオーストリアの俳優さん、タランティーノ監督の2009年の作品『イングロリアス・バスターズ』で有名。 10代の頃から役者として活動していたが、若いときはオペラを学び、テレビでコメディ、ドラマ、サスペンスものなど数多くの役をこなしてきたが『イングロリアス・バスターズ』に出演するまで陽が当たることがなかった。 その『イングロリアス・バスターズ』ではカンヌで男優賞、アカデミー賞では助演男優賞を受賞し、本作ではゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞をはじめ、あらゆる映画賞の助演男優賞を総ナメにしています。
今後はテリー・ギリアム監督、マット・デイモンと共演のドラマ『The Zero Theorem』(2013年12月全米公開予定)に出演、マイク・ニューウェル監督の『Reykjavik』に出演予定です。


1977年ニューヨーク生まれのブロンクス育ちのケリー・ワシントン。 演技力には定評があり、特に自分より年下のキャラクターを演じることに秀でている彼女、『Ray／レイ』(2004)で夫婦役で共演したジェイミー・フォックスと本作で再び夫婦役に。 出演作には『Ray／レイ』以外には2006年のフォレスト・ウィテカー、ジェームズ・マカヴォイ出演『ラストキング・オブ・スコットランド』(お奨め)が目立つところ。 他にも『ファンタスティック・フォー』シリーズで岩男"ベン"の彼女役があります。

見た目も関係あるのだろうが、ぶっ飛んだ危ないキャラを演じることが多い、でもつぶらな瞳がかわいいウォルトン・ゴギンズ。 本作では殺し合いをさせるための奴隷のトレーナー役。
最近の出演作では『プレデターズ』や『カウボーイ & エイリアン』などがあり、また本作同様2013年の賞レースを賑わせている『リンカーン』にも出演しています(日本公開は2013年4月19日)。 今後の出演作としてもうすぐ全米公開予定のスティーヴン・ドーフ主演の『Officer Down』や、中々公開日が決まらない『G.I.ジョー バック2リベンジ』に出演しています(日本公開は2013年6月予定)。

あとクエンティン・タランティーノは引退？ともとれる発言をしており、レオナルド・ディカプリオにいたっては休業宣言をしています。 タランティーノ監督の今後は未定ですが、ディカプリオは今後の公開予定作としてバズ・ラーマン監督の『華麗なるギャツビー』(日本公開予定は2013年6月14日)とマーティン・スコセッシ監督の『The Wolf of Wall Street』(公開日未定)の2本が控えています。

元歯科医で現在は賞金稼ぎを生業としているキング・シュルツは奴隷として売られるジャンゴをスペック兄弟から救った。 シュルツはブリットル兄弟を探しており、ジャンゴはそのブリットルを知っていたのだ。 ジャンゴはシュルツに協力する代わりに、奴隷から開放してもらった。
2人はブリットル兄弟を成敗したあと、シュルツはジャンゴの妻を一緒に探すことにし、冬の間はジャンゴを鍛え上げるのだった。 ほどなくしてジャンゴの妻ブルームヒルダがカルヴィン・J・キャンディというミシシッピの残忍なプランテーションオーナーのもとにいることを付きとめた。 そして2人はブルームヒルダ奪還のためある計画を立てるのだった･････

第66回英国アカデミー賞(BAFTA)の授賞式が10日、ロンドンのロイヤル・オペラハウスで開催され、作品賞には『アルゴ』、英国作品賞には『007 スカイフォール』が輝いた。
最多ノミネートのリンカーンはダニエル・デイ＝ルイスの「主演男優賞」わずか1冠にとどまる結果となった。

英国アカデミー賞(BAFTA) ： http://www.bafta.org/



・『レ・ミゼラブル』　4冠
助演女優賞｜音響賞｜メイクアップ&ヘア賞｜プロダクションデザイン賞
・『アルゴ』　3冠
作品賞｜監督賞｜編集賞
・『ジャンゴ 繋がれざる者』　2冠
助演男優賞｜脚本賞
・『愛、アムール』　2冠
主演女優賞｜非英語作品賞
・『リンカーン』　1冠
主演男優賞