＞Review　（ ※ネタバレでも読む　）

ウォシャウスキー兄弟の初監督作品。
マフィアの金を強奪しようとレズビアンの２人組みが奮闘する
クライムスリラー。

面白いです。
マフィアの金を奪うというありがちな設定ですが主役がレズビアンというのが
面白い。登場人物もかなり少なくその中でやり取りされる展開は秀逸です。
またJennifer Tilly(ヴァイオレット役)の喋り方がいい。独特の妖しいく
纏わりつく感じのセクシーな喋り方。この映画の第一印象ともいえるぐらい
目立ちます。

映像の撮り方や見せ方、効果音の使い方もいいです。
ジーノを待つシーザーとヴァイオレットのシーンに入る映像が銃口のアップと
酒が注がれるグラスのアップで入り、これから起こることの緊張感と期待感を
煽ります。またジーノが金を受け取りに来たとき飲み物を準備するシーンでは
瓶のコルクの抜ける音だけ妙に大きかったり、銃で撃たれて白いペンキの上に
倒れこみ血の色を強調させるとか細かいとこがカッコイイ。

あと、考えてみればシーザーはかわいそうな男です。

１５年以上昔の映画ですが、今観ても面白いはずです。

＞Story
泥棒でレズビアンのコーキーは出所したばかりで今は配管修理や
内装工事の仕事をしていた。あるマンションの仕事を請け負った
ときそこでヴァイオレットという女性と出会う。
ヴァイオレットはマフィアの愛人であったがレズでもあった。
２人はすぐに惹かれあった。
同じ頃マフィアの仲間の１人が組の金を横領し隠していた。
その額は200万ドル以上だった。ヴァイオレットはコーキーに
その金を奪って逃げようと持ちかける。
最初は渋るコーキーだが額が額だけに話にのることにした。
コーキーとヴァイオレットは計画をたて実行に移した。
うまくいくはずの計画は徐々にずれ始めとうとう２人に銃口が
向けられるのだった…

＞Director

・	Lana Wachowski (ラナ・ウォシャウスキー)
・	Andy Wachowski (アンディ・ウォシャウスキー)

＞Cast

・	Jennifer Tilly (ジェニファー・ティリー)	：	ヴァイオレット
・	Gina Gershon (ジーナ・ガーション)	：	コーキー
・	Joe Pantoliano (ジョー・パントリアーノ)	：	シーザー
・	John P. Ryan (ジョン・P・ライアン)	：	ミッキー
・	Christopher Meloni (クリストファー・メローニ)	：	ジョニー
・	Richard C. Sarafian (リチャード・C・サラフィアン)	：	ジーノ
・	Barry Kivel (バリー・キヴェル)	：	シェリー

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