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2021年09月30日
君子、危うきに近寄らず
From ヨッシー
「君子、危うきに近寄らず」という故事があります。
意味は、教養があり徳があるものは、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということです。
これは人との付き合い方にも言えることで、自分にとってストレスの溜まりそうな相手とは、ちょっと距離をおくことも必要ですね。
例えば、いつも不機嫌そうな表情をしている人や、いつも愚痴や誰かの悪口などネガティブなことばかり言う人と一緒にいると、なんだか、こちらまで気分が悪くなってしまうことがあります。
その人と一緒にいるだけでストレスが増えてしまう場合は、ちょっと距離を置いて付き合うことが必要になる場合もあります。
アメリカ国立衛生研究所の研究で、「ネガティブな表情は見ている人のストレスを増やす」という研究報告もあるようです。
さらにハワイ大学の研究で、「否定的な人と過ごす時間が長いほど、同じような考え方をするようになる」という研究報告もあります。
これらの研究結果から言えることは、人は他人のネガティブな言動や心理状態に無意識で影響を受けて、それを真似してしまう傾向にあるということです。
「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、長い間、一緒にいる人と似たような考え方や態度になっていくということです。
ネガティブな人と一緒にいると、知らない間に自分もネガティブな感情になってストレスを増大させる危険があるので、やはり、気をつけていきたいものです。
「君子、危うきに近寄らず」ということなの中には、人との付き合い方も含まれているように感じます。
もちろん人間関係だけでなく、ネガティブな情報や危険な場所にも近寄らないようにしたいものです。