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2021年09月23日
人の悪口を言って損するのは…
From ヨッシー
一流の人の共通点を探したときに挙げられる特徴のひとつに、
「人の悪口を言わない」というものがあります。
「言葉は身のあや」という諺がありますが、「人がしゃべったり聞いたりする言葉は、その人の品性や性格、心の中の状態をあらわすことになる」という意味です。
その人が使う言葉によって、その人の品性が磨かれることになるし、逆に、その人の品性を貶めることもあるということです。
いつも人の悪口を言う人のそばにいると、なんとなく雰囲気も悪くなってその場を離れたくなることがありますよね。
いつも人の悪口ばかり言っていると、いつの間にか自分の周りから人が離れていってしまっていたなんてことにもなりかねません。
人の悪口を言って一番損するのは、悪口を言われた相手よりも悪口を言っている本人なのです。
その理由は、脳科学の観点からも明らかです。
脳科学の分野では、「脳は主語を理解できない」という説があります。
「脳の仕組み」として、自分が発した全ての言葉を「自分のこと」として受け入れようとします。
そのため「他人に向けた悪口」を「自分に向けた悪口」として捉えてしまうのだそうです。
人の悪口を言えば言うほど、自分自身を避難しているのと同じこととして、脳は捉えてしまうのです。
悪口やネガティブな言葉は、悪口を言った相手を傷つける以上に、自分の脳にもネガティブな情報を与えることになるのです。
嫌なことがあったときは、愚痴や悪口をついつい言ってしまいたくなることがあります。
無理に我慢して感情を押し殺したとしても、返って不満や嫌な気持ちが増幅してしまうことになる場合もあります。
そんな時には「嫌だ」と言うことを相手にはっきりと伝えることも大切です。
もしかすると、その時に悪い言葉を使ってしまったりすることがあるかもしれません。
でも、ネガティブな言葉を相手に向けてしまった時には、それを帳消しにする方法があります。
それは、その後にしっかりとポジティブな言葉を意識してかけて相殺するという方法です。
自分の発する言葉の中に、優しさや思いやりがこめられているものを使って言い直すと良いのです。
もちろんあなたが相手に対して発したポジティブな愛語は、自分に向けた言葉として、あなたの脳が受け止めてくれるので、あなた自身も元気が出て前向きな気持ちになることができます。
こうやって、自分の発する言葉は、自分の品格を磨いていくことになるのです。
いつも笑顔で良い言葉を使うことを「話顔愛語」といいます。
この「話顔愛語」を心がけるだけで、あなた自身も優しくされている感覚を覚えて、明るく楽しく前向きな気持ちで生活することができるようになります。
あなたが良い言葉を使うことで、良い出来事があなたの周りに引き寄せられてくるようになります。
ぜひ習慣として、和顔愛語を実践する事をお勧めします。