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2021年09月10日
幸運をつくりだすには
From ヨッシー
「幸せになりたい」という願いは誰しも持っている思いです。
占いや風水、開運グッズ、断捨離、パワースポット巡りなどなど、幸運を呼び込むことができるのなら、あらゆることを試してみたくなってしまいます。
自分の周りを見渡してみても「この人はなんでこんなにいつも幸運に巡り合うんだろう。それに比べて…」なんて考えてしまうこともよくあります。
イギリスの有名な心理学者であるリチャード・ワイズマン博士は、長年、運について研究した結果、次のような結論に達しました。
「運というものに科学的根拠はない。唯一の違いは、自分が幸運だと思うか、不運かと思うかである。言い換えれば、自分にいいことが起こると予想するか、悪いことが起こると予想するかである。」
これは結局、自分のセルフイメージをどう持っているのかによって大きく左右されるということになります。
この結論がどうやって導かれたかというと、ある研究で被験者に新聞を渡して読ませて、ある質問を投げかけたそうです。
自分が不運だと思っている人は答えを出すのに平均2分かかったのですが、自分が幸運だと思っている人は数秒で答えを出すことができたそうです。
実は新聞の2ページ目に大きな文字で、その答えを書いた文章をのせていたのです。
自分が不運だと思っている人はその文章を見落とし、幸運だと思っている人はその文章を見逃さなかったのです。
さらに、博士は新聞の中ほどに「これを見た」と言えば、賞金が当たるというメッセージも書いていたそうです。
自分は不運だと思っている人は賞金をもらえるチャンスを見落とし、幸運だと思っている人はそのチャンスをつかんだというのです。
幸運か不運かは、いいことが自分の身に起こるかどうかを予測しているかどうかの違いによるものだというのです。
ワクワクすることで脳はチャンスを掴むための情報に気がつくようになるのかもしれません。
「夢を叶えるゾウ」という小説の中でも、インドの神であるガネーシャが冴えない主人公に「自分はついている」と言いなさいという課題を与える場面があります。
これも同じようなものかもしれません。
「自分はついている」と思い込むことによって、チャンスが巡ってくる情報に敏感になって、それを掴むことができるようになるのかもしれませんね。
幸運をつくりだすには、「自分は幸運を呼ぶことができるんだ」と思い込んで脳をうまく騙すことが近道なのかもしれません。
最初に書いた占いや開運グッズなども、「自分はついている」と強く信じるための根拠のひとつになるんだと思います。
「幸運な人は幸運が訪れるのを待つのではなく、創意工夫して幸運をつくりだすんだ」と、心理学者であるタル・ベン・シャハーもいっています。
不安に負けずにワクワクして行動を起こすことを大切にしたいものです。