ネタバレ注意！
3巻の感想はこちら。
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＜変好き、キャラ紹介＞
・桐生慧輝(きりゅう けいき)、主人公
・朱鷺原紗雪(ときはら さゆき)、書道部の先輩
・古賀唯花(こが ゆいか)、後輩の図書委員
・南条真緒(なんじょう まお)、慧輝のクラスメイト
・桐生瑞葉(きりゅう みずは)、主人公の妹
・藤本彩乃(ふじもと あやの)、副生徒会長
・鳳小春(おおとり こはる)、翔馬のことが好き
＜プロローグ＞
慧輝は紗雪先輩と結婚し、アブノーマルな生活を送る……という夢を見ました。
ノーパンだった先輩にスカートを自分で捲らせるという所業をしてしまい、慧輝は紗雪先輩に会わせる顔がありません。
＜紗雪先輩の勘違い＞
書道部の部室。
「わかっているわ。慧輝君は“焦らしプレイ”をしていたのよね？」
「だって慧輝君。この間のデートの最後でなにもせずに帰っちゃったじゃない。ノーパンでデートを愉しんだお仕置にお尻を叩かれるくらいの覚悟はしていたのに。むしろお尻を叩かれるのを期待していたのに。慧輝君ときたら私を家に送り届けてさっさと帰っちゃうんだもの。おかげでこっちは欲求不満よ」
もちろん、慧輝には紗雪を焦らしていたつもりはありません。
話がややこしくなってきたので、遂に思い切って紗雪先輩に直接、例のパンツについて聞いてしまいます。
「担当直入に聞きます。俺の部屋からパンツを持ち出したのは紗雪先輩ですか？」
「……そう。バレてしまったのなら仕方ないわね」
「え？ 本当に紗雪先輩が？」
「そうよ。私が慧輝君の部屋からパンツを盗んだ犯人よ」
「っ!?」
「しかも、今まさにそのパンツを穿いてるわ」
「え？」
そう言って紗雪先輩は自らのスカートをたくし上げました！
しかし、紗雪先輩が穿いていたのは、男物のトランクス。紗雪先輩はシンデレラのパンツを盗んだのではなく、慧輝のパンツを盗み、しかも学校で着用していたのでした！(変態)
＜慧輝が唯花の奴隷に！＞
慧輝は唯花の部屋に連れて行ってもらった時、例のシンデレラのパンツが無いか、隙を見て唯花の下着を漁っていました。
しかし、慧輝が下着を漁っている姿を唯花に撮影されてしまいました。この写真を使われてしまうと、慧輝は社会的に死んでしまいます。弱みを握られた彼は彼女に逆らうことができなくなってしまいました。
「そういえば唯花、前々から従順な奴隷が欲しいと思ってたんです」
「ね、慧輝先輩？ 唯花の奴隷になってくれますよね？」
「はい。俺は唯花ちゃんの奴隷になります」
＜奴隷解放！＞
唯花の言う事を従順に聞くようになった慧輝。唯花とデートしたり、彼女についたアイスを舐めとったり、ふろ場にクモがいたと言って飛び出してきた唯花の全裸を拝んだり。
そんな奴隷生活を送っていましたが、唯花の部屋の枕の下から慧輝のパンツが発掘されました。(紗雪先輩に続き2回目！)
「以前、慧輝先輩のお部屋にお邪魔した時のことです。先輩が部屋を開けた隙にえっちな本を見つけてやろうといろいろ物色していたんですけど」
「なにしてんの……」
「そしたら偶然それを発見しちゃいまして。男の人のパンツなんてなかなか見る機会のないものだし、絵本作家を目指すならいつかトランクスを描くこともあるかもしれないし、構造とか質感とかいろいろ気になっちゃって……無意識に鞄の中へ」
「普通に盗難事件だな」
慧輝は唯花のパンツを漁っていたところを見られただけなので未遂。しかし唯花はパンツを盗んでいたので実行犯！
この件で慧輝も唯花の弱みを握ることになり、彼は奴隷から解放されました!
＜真緒とデート、唯花のメイド服＞
南条真緒：「桐生！ アンタ、あたしの彼氏になりなさい！」
真緒は商業誌で少女漫画を描くことになり、その参考として慧輝とデートしました。
ゲームセンターで真緒が意外とゲームが得意だったり、水着を買っていたら紗雪先輩と唯花に見つかってしまったり。
慧輝は真緒の彼氏役として、一日取材に付き合いました。
別の日。
紗雪先輩に呼び出されて書道部に行くと、唯花がメイド服を着てお出迎えしてくれました。なりゆきで慧輝と唯花は手錠でつながれてしまい、しかもその手錠の鍵は紗雪先輩が家に忘れてきていました。
紗雪先輩が家に手錠の鍵を取りに行きますが、その間に唯花がトイレに行きたくなってしまい、しかし間に合いそうになかったので学校の窓から放尿させようとしました。唯花にパンツを脱がせて開脚させて窓に向かったものの、そこで慧輝は意識を喪失。
気が付くと部室で寝ていて、紗雪先輩はとっくに手錠を外していました。
＜シンデレラを発見！＞
慧輝、紗雪先輩、唯花、真緒、妹の瑞葉たちは一緒にプールに行きました。
そのプールでは鳳小春さん(翔馬のストーカー)がバイトをしていました。彼女はバイト初日なのにも関わらずイベントの運営を任されてしまい、そのイベントに誰も人が来なくて困っていました。
書道部の皆もイベント参加には乗り気でない中、紗雪先輩の発言によって事態は一変。
紗雪：「もう、皆わがままね。――じゃあ、こういうのはどうかしら？ イベントの優勝者には慧輝君に一度だけ、なんでも命令できちゃう絶対命令権を進呈するわ」
「えっ!? 俺!?」
「唯花、参加します！」
「あたしも参加しよっと」
「当然、私も参加するわ」
「兄さんが賞品になるなら、わたしも参加しようかな」
イベント内容は『この場に好きな男の子がいると思って、告白する』というもの。もちろん全員が慧輝を意識して愛の告白のセリフを紡いでいくのでした。
(優勝したのは瑞葉)
プールの帰り。
今回、妹の瑞葉には『プールに行く』ということを慧輝は伝えていませんでした。瑞葉の水着も慧輝が自前で用意しています。
慧輝は瑞葉が『シンデレラ』ではないかと疑っていて、シンデレラが例のパンツを自分で常に持ち歩いていると推測。
プールに誘うことで瑞葉に下着を着替えさせるのが狙いでした。綺麗好きの瑞葉なら、一度脱いだパンツ(夏なのでムレている)はまた穿きたくはないはず。そして瑞葉はプールの準備をしてきていません。
瑞葉がシンデレラで例のパンツを持っているなら、きっと穿くはずです。
慧輝の作戦は成功。
瑞葉のスカートをめくると、見間違えようのないシンデレラのパンツを穿いていました！
慧輝にラブレターを贈ったシンデレラは、妹の瑞葉でした。
瑞葉は慧輝が好きなこと、そして更に、自分たちが血のつながった兄妹ではないことを明かしました。
つまり慧輝と瑞葉は結婚もできます。(4巻へ続く)
『可愛ければ変態でも好きになってくれますか？』3巻ネタバレ
