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八幡浜Diving
ダイビングを初めて40余年になります。ダイビングに関することは何でも紹介します。人生において役に立つことも紹介したいと思います。
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2024年08月27日

若葉食用 種子は薬用に

 野原、空き地、路傍などに生えている大葉子。
オオバコ科オオバコ属の多年草で、取り分け野道や山道、農道など、人や家畜、野生動物などが行き交う道の両側に列をなして繁茂し易い。
これは、大葉子の種子に粘性がある為、人間や動物たちの衣服や脚にくっ付き易く、その歩行移動によって運ばれて増殖する性質が強いからだ。
その為、漢名では大葉子の事を「車の轍に沿って群生する」と言う意味で、「車前草」と呼ぶ。
一般的には雑草扱いだが、如何して如何して、この野草は見掛けによらぬ優れた有用植物なのである。
先ず食用としては、柔らかな若葉は和え物、お浸し、炒め物、天婦羅、粥などで味あうと結構美味しく頂ける。
但し、古くなると葉脈(葉の筋)が硬くなる。
薬用では、乾燥させた種子(車前子)を煎じた物は、咳き止めに効能がある。
干した全草(車前草)を茶にして飲むと、利尿や浮腫みの解消になる。
又、腫れ物やお溺に、生の葉を火で炙って患部に貼る民間療法も知られている。
そしてもう一つ、花の付いた茎を絡ませて引っ張り合う、草花相撲の「力士」にもなる。
 大海 淳  エッセイスト
                                愛媛新聞 野草と紡ぐ暮らしから
見た事のある様なない様な草?。

         

毛筆 左利きでも上手に

 「左利きでの毛筆は書き辛い」と愛媛大教育学部で書写書道を担当する東賢司教授。
小学校で学ぶ漢字の書体「楷書」は、毛筆を基礎とする。
例えば横画は「筆を左斜め45度に入れ、右横に運び、押さえて左上に取り上げる」動きで「右手で書くのに都合よくできている」。
先端が硬い鉛筆では書けても「止め、撥ね、払いと言った筆運びは左手では難しい」と指摘した。
実際、左手で書く児童に配慮した教科書が登場している。
東教授の授業を受け、大学院生の2人が左手での毛筆を実演してくれた。
2人とも右利きだ。
「工夫すれば意外と書ける」とにっこり。
松山市内の習字教室で30年子供らを指導している女性(60)は「結局は本人次第です。左利きも個性ではないでしょうか」。
                                    愛媛新聞 皆の特報班から
何方の手でも良し、本人の意思を尊重するのが最近の傾向らしい。
何方の手でも書けるのが一番いい。

党内逆風 新総裁にも教訓

 政策面の実績には強い自負を持つ首相を以てしても、選挙の顔の交代を望む自民党内の声には抗し切れなかった。
退陣の直接の引き金が党内の逆風だった事は、岸田政権を振り返る上で象徴的だ。
岸田派は、安倍、麻生・茂木派に次ぐ第4派閥だった。
故に、首相が政権基盤を強固なものにする為には、自派閥より大きな派閥への配慮が欠かせない。
自民党内にばかり目を向けていたと言う点で、岸田政権は本質的に「内向き志向」だった。
小泉元首相がそうだった様に、党内基盤が弱い首相は屡々、世論を重視し、高い支持率を維持して党内を従わせようとする。
世論の後押しなしで党内基盤を固めるには、実力者に配慮し続けなければならず、政策遂行にも制約を課せられるからだ。
だが岸田首相は、世論を最優先する必要はないと見切り、党内基盤の維持を優先した様に見える。
その挙げ句、世論に足を掬われる形で退陣に追い込まれた。
その点で今般の辞任劇は、世論ではなく、強い派閥との連携を優先し続けた政権運営の帰結にも映る。
派閥解消と候補乱立で、誰が選ばれても盤石な党内基盤は期待できそうにない。
岸田氏の不出馬は新総裁にも重要な教訓を残した。
 北海道学園大教授  山本 健太郎  1978年神戸市生まれ。 専門は政治学。 
 著書に「政界再編」など。
                                       愛媛新聞 寄稿から
自民党の実力者がいる限り、自民党も日本の政治も良くならない。
自民党事消滅させた方が良い。
何故なら、世論、政策が最優先だから。

ゼミ長メッセージ

 「遅刻したら、めっちゃ怒られた!」ってよく言われるんだけど、それが当然か如何かはさて置き、その人との関係においては反省だね。
私は、相手が待ち合わせに遅れても余り気にならないかな。
勿論一緒に居られる時間が減るので、それは残念。
でも怒りが湧いてくるのは別。
寧ろ待ち時間をどれだけ有意義に過ごせるかを試されていると思っているよ。
その為に、何時も本を持ち歩いているんだ。
とは言え、相手に寂しい思いをさせてしまうのは忍びない。
私自身はなるべく遅刻しない様に行動しているよ。
                           ジュニアえひめ新聞 ピントゼミナールから
高校の時は遅刻の常習者だった。
1週間の内1、2回しか予鈴に遅れなかった。
一番遅れて覚えているのは旅行でジェット機に乗り遅れそうになった20代の時。
空港内で「ANA 〇〇便ご利用の松田様、居られましたら急いで〇番登場口までお越しくださいませ。機は間もなく出発致します」とアナウンスされたのを覚えている。
それ以来反省しているが。

非現金決済39% 政府目標達成へ

 消費全体に占める現金を使わないキャッシュレス決済額の比率は2023年に39.3% と過去最高を更新した。
政府が目標とする25年までに4割の達成はほぼ確実な見通し。
現金コストの削減や人手不足対策、インバウンド(訪日客)増加などにより拡大基調が続きそうだが、世界の主要国に比べると依然低位だ。
経済産業省によると、23年のキャッシュレス決済の総額は126兆7千億円。
内訳はクレジットカードが83.5% (105兆7千億円)、QR コードが8.6% (10兆9千億円)、電子マネーが5.1% (6兆4千億円)、デビットカードが2.9% (3兆7千億円)だった。
中でも平均利用額が1500円程度の QR コード決済の伸びが顕著で、全体を牽引する。
利便性やセキュリティーの高さに加え、導入店舗は初期投資を抑えられる点から人気を集めている。
                                       愛媛新聞 記事から
現金の次はクレジットカードらしい。

スポーツの「公平性」とは

 パリ五輪のボクシング女子の性別を巡る議論が私たちに突き付けた課題とは----------。
先ず大前提としたいのが、両選手は国際オリンピック委員会( IOC )の条件を全てクリアし、正当に五輪に参加していたと言う事だ。
背景には、近年顕在化するトランスジェンダー差別と、それを政治利用する権力者や著名人の発信に加え、「強い女性」をバッシングするミソジニー(女性嫌悪)がある。
女性の性別を疑い、詮索する事は、或る種の「魔女狩り」と言える。
特に米国では、強くて発言力があり権力性を帯びる女性がターゲットになってきた。
詰まり「小さくて弱く、男性に従う」と言う古典的なジェンダー規範に反する人たちだ。
女子ボクシングへの無理解も要因の一つだろう。
又テストステロンについての知識不足もある。
同じルールで戦う事は前提として、身体的な特徴に顕著な差があると有意義な試合にならないボクシングなどでは、体重別の階級制が導入されてきた。
ここで注意したいのは、階級制は身体の同質性ではなく、類似性を担保するに過ぎないと言う事だ。
そして、殆どの競技は階級制すら導入していない。
それどころかバスケットボールやバレーボールの身長差や、男性間に存在する身体的な有利さは「素質」や「才能」として扱われてきた。
一方で、女性間では、テストステロン値の差が殊更に取り上げられ、「才能」ではなく、不公平だと非難されるのだ。
抑々「女性」とは多様な存在だ。
ホルモン値などで単純に決まるものではなく、社会の中で総合的に女性として生きているに過ぎない。
スポーツが男女と言う社会生活の根幹をなすカテゴリーを用いて競技者をグループ分けするのであれば、実際に社会で生活している性別が最も尊重されるべきであり、夫々の性別の中にある多様性も当然認められるべきだろう。
社会の中で女性として生きる人が、スポーツの時だけその資格を剥奪される状況などあってはいけないし、そんな力をスポーツは持つべきではない。
 関西大・井谷聡子准教授  1982年兵庫県生まれ。 
 専門は、スポーツとジェンダー・セクシュアリティー研究。 カナダ・トロント大博士課程修了。 
 著書に「<体育会系女子>のポリティクス」。 
                                      愛媛新聞 暮らしから
女性とは多様な存在らしい。