キスの味

今日で８月が終わる。
本当に暑い夏だった、平成２２年。
でも私は充実していたよ。
この暑い太陽エネルギーのおかげだと思う。

昨日、夕方スーパーで買い物をしていると、知人がいたので声をかけようと近づいたら、
一瞬、避けられた。
「こんちは！」
「アッ、なんだ、姉ちゃんかぁ。てっきり男子高校生がいちゃもんをつけに来たかと」
と笑いながら答えてくれた。

男子高校生！？

嘆いていいのか、喜んでいいのか。

確かに黒の短パンにブルーのTシャツ。
髪はショートで、色黒。
確かに男子高校生と間違われても不思議でない。

でもそれよりも、何十歳も年下に見られた？
喜んでいいこと？なんて思いながら帰途についた。

今朝、いつものように家族を連れて、近所の神社へお参り。
境内には昨日もいたおばあちゃんが先にお参りしていた。
「毎日、えらいですねぇ。まだ小さいのに感心ですわ。
昨日はお兄ちゃんと来ていましたよねぇ。」

お兄ちゃん！？

やはり、私は男だった！？

でも、人って一瞬の事で判断するから、
目撃情報も案外、違うことが多いのだろうなぁと思ったよ。

男か、若いのか、いずれにしても悩ましいキッスだねぇ。